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村上開明堂、新型「カローラ」に霜を素早く取り除く「ヒーテッドウォッシャー」供給開始

2019年9月17日 発表

ヒーテッドウォッシャー使用イメージ

 村上開明堂は、9月17日に発表されたトヨタ自動車の新型「カローラ」に向けて、フロントウィンドウの霜を素早く取り除く「Heated Washer(ヒーテッドウォッシャー)」の供給を開始した。同製品は、世界初となる魔法瓶構造を用いた貯湯式でウォッシャー液を加熱・保温する。

 同社が開発したヒーテッドウォッシャーは、前日の走行時に温めたウォッシャー液を魔法瓶構造で保温することで、融霜に必要な温度を約12時間保つことが可能。保温されたウォッシャー液を使用するため、翌朝の運転開始時にフロントウィンドウの霜を素早く取り除くことができるという。

魔法瓶構造を用いた貯湯式のヒーテッドウォッシャー

 構造は、ウォッシャータンクとウォッシャーノズルの間に設置する装置となり、運転時には一定の温度までウォッシャー液を温め、設定した温度に達するとヒーター機能は自動的にOFFになる。使用した分のウォッシャー液はウォッシャータンクから随時供給され、走行時に再び加熱と保温が繰り返される。

ウォッシャー液を温め保温するヒーテッドウォッシャーの構造

 同社によると、寒い日の朝などにフロントウィンドウの霜を取り除く際、急いで霜を融かそうとお湯をフロントウィンドウにかけると再凍結の恐れがあるといい、ヒーテッドウォッシャーにより、霜取りの悩みを解決して安全に運転を開始するまでの時間を大幅に短縮でき、冬季の快適性を向上させるとしている。