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魅力をギュッと凝縮した“100%ピュア アウディ ”。8年ぶりにフルモデルチェンジした新型「A1」発表会

アウディで最も小さいプレミアムコンパクトハッチバック

2019年11月1日 開催

コンパクトハッチバック新型「A1 スポーツバック」の発表会を開催

 アウディ ジャパンは11月1日、8年ぶりにフルモデルチェンジして2代目に進化したコンパクトハッチバック「A1 スポーツバック」の発表会を開催した。同モデルは11月25日から販売を開始する。

 A1 スポーツバックのボディサイズは4040×1740×1435mm(全長×全幅×全高)。パワートレーンは2つで、最初に導入される「35 TFSI」モデルには、最高出力110kW(150PS)/5000-6000rpm、最大トルク250Nm/1500-3500rpmの直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ターボエンジンを搭載。気筒休止システムやシリンダーオンデマンド(COD)により効率のよさも追求されている。2020年の第2四半期に導入される「25 TFSI」には直列3気筒1.0リッターエンジンを搭載予定。トランスミッションは全車7速Sトロニックとなる。

 全10色となるボディカラーバリエーションも見もので、ルーフカラーはボディ同色か、ミストブラックメタリックのコントラストルーフ(オプション)が選択できるという。価格は「A1 スポーツバック 35 TFSI advanced」が365万円、「A1 スポーツバック 35 TFSI S line」が391万円。導入を記念した250台限定の「A1 スポーツバック 1st edition」(35 TFSI advancedがベース)が443万円となる。

発表会会場には色とりどりの新型A1が展示された
新型A1 スポーツバックのボディサイズは4040×1740×1435㎜(全長×全幅×全高)。初代モデルから全長が55mm長く、全高が10mm高くなり、ホイールベースも95mm延長された(写真はA1 スポーツバック 35 TFSI S line)
エクステリアでは「アウディ スポーツ・クワトロ」のオマージュとなる幅広のCピラー、ワイドトレッドと短いオーバーハングなどを採用
インテリアでは10.25インチのフル液晶ディスプレイ式のデジタルインストルメントクラスターを備えるほか、10.1インチのタッチスクリーンを備えた「MMIナビゲーションシステム」などを装備(写真はA1 スポーツバック 35 TFSI S line)

ホイールベース拡大で上位モデルに迫る

アウディ ジャパン株式会社 代表取締役社長のフィリップ・ノアック氏

 東京 南青山のオープンスペース付き会場「SHARE GREEN MINAMI AOYAMA」を舞台にした新型A1 スポーツバックの発表会。登壇したアウディ ジャパンのフィリップ・ノアック代表取締役社長は、「皆さんコンバンワ。今日は“この世の全てを楽しみ尽くせ”をコンセプトにした新型A1 スポーツバックの魅力を存分に楽しんでいただくイベントを用意しました」と挨拶を開始。

「A1 スポーツバックをひと言で表すと、アウディで最も小さいプレミアムコンパクトハッチバックモデルです。初代は2011年に導入され、世界で90万台、日本で3万台が販売されました。私たちにはとても大切なモデルです」と紹介するとともに、「8年ぶりにモデルチェンジした新型はスペースがとても広くなりました。1つ上のセグメントを楽しんでいたユーザーや、新しいお客さまにも十分楽しんでいただけるクルマにでき上がりました。全長およそ4mのコンパクトなボディですが、アウディの先進的で力強いデザイン、機敏な運動性能、先進機能など、ラインアップに共通する魅力をギュッと凝縮した“100%ピュア アウディ”というクルマです」とアピールした。

新型A1は“100%ピュア アウディ”

 また、「この8年間で変化してきた社会に対応して、A1ももちろん変わりました。価値観は多様化し、デジタル化も進みました。クルマも運転支援システムが進化し、快適性も洗練されました。外の世界とより繋がれるようにもなりました。そんなところがA1にも詰まっています。具体的にはデザインと高い品質、快適性の向上、デジタル化。エクステリアデザインについては、幅広く低い位置にあるシングルフレームグリルが特徴です。そしてボンネットを見ると分かるように、3つのスリットが設けられています。サイドにはワイドなCピラーが見て取れます。この3つはスポーティな見た目を演出するとともに、全てが1980年代の『アウディ スポーツクワトロ』へのオマージュとなっています」と特徴点について語る。

 そして会場でアウディ スポーツクワトロの映像が流れた後、「このムービーはエキサイティングですね。昔の素晴らしいクルマを見ると、いまだに鳥肌が立ちます」とノアック社長は語るとともに、「A1のヘッドライトはハイビーム、ロービーム、ポジショニングライト、ターンインジケーターなどすべてにLEDを採用しました。これも100%ピュア アウディの証拠です」と説明した。

 一方、インテリアについては「従来と比べてホイールベースが95mm長くなり、上位セグメントに迫る居住空間と快適性を実現できました。私はかなり長身なのですが、キャビンに入っても窮屈さがありません。トランクスペースも65L大きくなりました。また、デザインでは最もスポーティであることを目指しました。インストルメントパネルは運転席側に傾斜し、“コクピット”という言葉にふさわしいドライバー中心の空間を生み出しました。メータークラスターには上級モデル同様の10.25インチフル液晶ディスプレイ、センターコンソールにはオプションで10.1インチタッチスクリーン式ナビを用意しました。デジタル化については、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応できるアウディスマートフォンインターフェイス、ワイヤレスチャージング(オプション)を装備しました」と紹介した。

 安全面では「運転支援システムも上級モデル譲りで、レーダーセンサーでクルマや歩行者を検知して自動的にブレーキを作動する『アウディプレセンスフロント』を全車標準装備しています。このほか、アダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシストも装備。一方でアウディらしい走りも実現し、100%アウディのDNAを引き継いでいます」とした。

ノアック氏が示したプレゼンテーション資料

 そのほか発表会では、ポップスとジャズのエッセンスを融合したバンド「ものんくる」の演奏や、それに合わせでダイナミックなダンスを披露した「FISHBOY」「Miyu」「Saki」の3人組がパフォーマンスを繰り広げ、上質で賑やかなものとなった。

華やかな発表会が行なわれた