ニュース

山火事の影響で、WRC最終戦「ラリー・オーストラリア」がキャンセル

2019年11月12日 発表

 WRC(FIA世界ラリー選手権)第14戦「ラリー・オーストラリア」の大会主催者は11月12日(現地時間)、オーストラリアのニューサウスウェールズ州北部における深刻な山火事の影響により、11月14日~17日(現地時間)に開催を予定していた同大会のキャンセルを発表した。

 イベント会長のAndrew Papadopoulos氏は、競技者や大会に関与している1000人以上の人々の安全を考慮して、キャンセルが唯一の選択であるとコメントしている。

 WRC 第13戦終了時点のマニュファクチャラーズランキングでは、1位は380ポイント獲得のヒュンダイ(HYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAM)、2位は362ポイント獲得のトヨタ(TOYOTA GAZOO RACING WRT)となっており、ラリー・オーストラリアでタイトルが決定する予定であった。

 なお、2019年シーズンのドライバー選手権については、ヤリスWRC 8号車のオィット・タナック選手のチャンピオン獲得が決定している。

コ・ドライバーズチャンピオンを獲得したマルティン・ヤルヴェオヤ選手(左)、GAZOO Racing Company President 友山茂樹氏(中央)、ドライバーズチャンピオンを獲得したオィット・タナック選手(右)