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ドリキン土屋氏が「怖い」と思うほどのレースシーン。映画「フォードvsフェラーリ」スペシャルイベント
土屋圭市氏とトレンディエンジェルが登場。映画は2020年1月10日全国ロードショー
2019年12月10日 00:00
- 2020年1月10日 公開
2020年1月10日に全国公開される映画「フォードvsフェラーリ」のスペシャルイベントが、12月9日にTOHOシネマズ新宿で行なわれた。
フォードvsフェラーリは、1960年~1965年までル・マン24時間レースを6連覇していたフェラーリに、フォード・モーターが立ち向かった挑戦の実話を元に、ジェームズ・マンゴールド監督が映画化。ストーリーは、マット・デイモン演じるカーデザイナーのキャロル・シェルビーと、クリスチャン・ベイル演じるレーサーのケン・マイルズを中心に、フォードが「GT40」を造り、1966年にル・マン24時間レースが開催されるサルト・サーキットで熱いレースを繰り広げる様子を“互いを必要とする2人の友情”を交えつつ描いている。
今回開催されたスペシャルイベントでは、実際にル・マン24時間レースに参戦し、1995年にはクラス優勝した経験を持つ“ドリフト・キング”こと土屋圭市氏に加え、“シェルビーとマイルズに負けないコンビの絆を持っている”というお笑い芸人 トレンディエンジェルのたかしさんと斎藤司さんも登場。フォードvsフェラーリの魅力を語った。
映画について土屋氏は「クルマ好きの方はもちろんですが、クルマにあまり興味のないような映画好きの方が観ても、政治的な部分でフェラーリがフォードを騙すような駆け引きの部分など、楽しめる部分がたくさんあります。1960年代という伝説としてでしか知らない時代のフォードを観てもらいたいと思います」と、誰でも楽しめる映画であると紹介。
また、レースシーンについては「怖かったです。1960年代の“棺桶みたいなクルマ”が6kmのストレートを340km/hで走っているという怖さがありました。僕らはストレートが1番怖いんですよ。タイヤがバーストしたり、リアウィングが取れたり、何かあったら(クルマが)舞い上がって絶対に死ぬという。だから、観ていて“うわっ、こえぇ(怖い)この映画”というのがまずありました」と、元レーサーとしての視点で観ても怖いと感じると話した。
免許証を持っていないというたかしさんは、「これをきっかけに明日から教習所に通おうと思う」と話して会場の笑いを誘いつつ、「免許証を持っていない僕でも楽しいと思いました。観終わった後に実話だということを聞いてびっくりしました」と、感想を語った。
芸人になる前はクルマ関係の仕事をしていたほどクルマ好きだという斎藤さんは、「ケンカしながらも一緒に闘っていくような男の友情も見られるので、そこに注目してほしい」と、映画で描かれるシェルビーとマイルズの友情を紹介。「人間ドラマやクルマだけでなく、歴史の勉強にもなるし、カッコイイシーンなどもありますので、そういったところが楽しいと思います」と、クルマ好きの人以外にもぜひ映画を観てほしいと語った。
イベントの最後には、レーシングゲーム内のサルトサーキットで土屋氏と斎藤さんが対戦。サッシャ氏が実況を行なった。「7年間、サルトサーキットを走っていた」と自信を見せる土屋さんはフェラーリのマシンを操作。フォード車を操作する斎藤さんは「ここで土屋さんに勝ったらM-1以外の栄光を手に入れられる」と負けじと自信を見せた。
対戦は土屋氏がロケットスタートを決めて先行。ストレートでは両車350km/hを超えるような熱い戦いが繰り広げられ、終盤のフォードシケインで斎藤さんが土屋氏を捉え、そのままゴール。勝者の斎藤さんにはカップの贈呈とレースクイーンからのキスが送られた。
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