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【ル・マン24時間 2019】公開車検開催。決勝レースは6月15日(現地時間)スタート
2019年6月11日 20:09
- 2019年6月9日(現地時間)開催
6月9日(現地時間)、87回目を迎えるル・マン24時間レースの公開車検が実施された。この後、6月12日~13日に予選、6月15日~16日に決勝レースが行なわれる。
今大会は2018-2019年スーパーシーズンと名付けられたFIA 世界耐久選手権(WEC)の最終戦に位置付けられ、出走台数は昨年から2台増えて62台となった。このため急遽ピットが増設され、その位置はなんと1番ピットの手前。これまでの車両入り口に設けられ、これはTOYOTA GAZOO Racingのピットよりもピット入り口側ということになる。
最終戦を迎えるWECではあるが、すでにチームタイトルは前戦のスパ・フランコルシャン6時間レースでTOYOTA GAZOO Racingが獲得しているため、あとはドライバーズタイトルを誰が獲るのかに注目が集まる。
LM P1クラスについて、そのTOYOTA GAZOO Racingのマシンは昨年よりも10kg重量が増えているが、それ以外は変更があるようには見えない。また、バイコレス・レーシング・チームはエンジンを日産からギブソンに変更し、レべリオン・レーシングはローダウンフォース仕様と銘打ってハイマウントのヘッドライトカバーを採用した。そのほかのマシンはカラーリングを含めて大きな違いはなさそうである。
昨年同様、20台のエントリーがあったLM P2クラスも同じシーズンなのでほとんどの車両は昨年と同仕様である。
LM GTE Proクラスに関しては、このレースをもって撤退を決めたフォードが今までと一転して各車異なるカラーリングで参加してきた。同じく撤退を決めたBMWは、わずか1年という短さでこのプログラムを終了することとなった。この大激戦区のLM GTE Proクラスは17台の出走が認められた。今年はなぜかカラーリングが変更されたマシンが多く、こちらは見ていて新鮮味がある。なお内訳は、ポルシェ4台、フォード4台、フェラーリ3台、コルベットとアストンマーティン、BMWがそれぞれ2台である。
そのほかワークス撤退を決めたフォードGTは、初めてLM GTE Amクラスにエントリー。アストンマーティンは変わらずAMR(アストンマーティン・レーシング)のワークスとは違いヴァンテージのままである。この3台を除けば、ポルシェ 911 RSRの6台、日本から参戦の2台を含めたフェラーリ 488 GTEが8台の参加である。