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【ル・マン24時間 2019】公式テストで8号車「トヨタ TS050-HYBRID」がトップタイム

2番手タイムは7号車がマーク。決勝は6月15日~16日

2019年6月2日(現地時間)開催

ル・マンの公式テストが行なわれた

 FIA 世界耐久選手権(WEC)2018/2019シーズンの最終戦(第8戦)として、6月15~16日にル・マン24時間レースの決勝が行なわれる。それに先駆け、6月2日に公式テストが行なわれた。

 気温31℃(路面温度37℃)という暑さの中、午前に4時間、午後に4時間の計8時間のテスト走行が行なわれた。トップタイムを出したのは、2018年に悲願の総合優勝を果たしたTOYOTA GAZOO Racingの中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ/セバスチャン・ブエミ組の8号車 トヨタ TS050 HYBRID。3分19秒440のタイムをマークしてトップタイム。続いて、今年の優勝を狙う小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス組の7号車 トヨタ TS050 HYBRIDが3分20秒249で2番手のタイム。ノンハイブリッドLMP1のレベリオン・レーシングのニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ブルーノ・セナ組の1号車 レベリオン R13が3分21秒323の3番手タイムでトヨタの2台に続いた。

 トヨタ 8号車は、アロンソ選手が抜ける2019/2020シーズンにトヨタ入りが決定しているブレンドン・ハートレー選手も参加して、午前中の3周程度を走行した。過去にポルシェのLMP1でマーク・ウェーバー選手とともに活躍したハートレー選手は、今年のル・マンはトヨタのリザーブとして参戦する模様。

過去最多の62台が参戦する今年のル・マン
気温31℃の夕方のパドック
マーシャル
トップタイムを出した8号車 トヨタ TS050 HYBRID
ブレンドン・ハートレー選手の名前も入ったトヨタ 8号車
8号車をドライブする中嶋一貴選手
2番手タイムの7号車 トヨタ TS050 HYBRID
7号車
ユーノディエールのトヨタ2台
アンドレ・ロッテラー選手がドライブする1号車 レベリオン R13
アンドレ・ロッテラー選手とチームを組むブルーノ・セナ選手
3号車のドライバー、トーマス・ローラン選手
セッション終盤まで1号車を上まわるタイムを出していたレベリオン・レーシングの3号車
ピットの様子
3号車のトーマス・ローラン選手

 LMGTE-Amクラスには、昨年に続き石川資章選手が、自身のチーム MR Racingからフェラーリ 488 GTEで参戦。さらに2018-19年アジアン・ル・マン・シリーズGTクラスチャンピオンの木村武史選手が、ケイ・コッツォリーノ選手(日本籍)と自身のチームCARGUY Racingからフェラーリ 488 GTEで、また、昨年富士6時間に参戦した星野敏選手がDEMPSEY-PROTON RACINGからポルシェ 911 RSRで参戦する。

MR Racingの70号車 フェラーリ 488 GTE
MR Racingの石川資章選手
CARGUY Racingの57号車 フェラーリ 488 GTE
CARGUY Racingの木村武史選手とケイ・コッツォリーノ選手
DEMPSEY-PROTON RACINGから88号車 ポルシェ 911 RSR
DEMPSEY-PROTON RACINGの星野敏選手

  2016~2018年の60台を上まわり過去最多となる43チーム、62台がグリッドに並ぶ(LMP1=8台、LMP2=20台、LMGT Pro=17台、LMGTE Am=17台)。ピットレーン出口側はいっぱいの状態になって、ピットレーン入口側にユナイテッド・オートスポーツのピットが設置されていた。

ピットレーン入り口側に設置されたユナイテッド・オートスポーツのピット
ユーノディエール
67号車 Ford GT
総合44番手のタイムのBMW MB GTE
総合6番手のタイムのSMP RacingのBR Engineering BR1-AER 17号車
レベリオン・レーシング1号車に次ぐ総合4番手のタイムをマークしたSMP Racingの11号車 BR Engineering BR1-AER
66号車
目立つデザインのTeam Project 1 のポルシェ 911 RSR
TDS RacingのOreca 07-Gibson
LMGTE Proクラストップのコルベット・レーシング 63号車
LMP2クラス トップタイムをマークした ジャッキー・チェン DC Racingの38号車 Oreca 07-Gibson
LMP2クラス 2番手のタイムのアンソニー・デビッドソンのドラゴンスピードのOreca 07-Gibson 31号車
90号車
LMGTE Amクラストップのウェザーテックレーシングのフェラーリ 488 GTE
シンプルながら目立つデザインのポルシェGTチームのポルシェ 911 RSR
ピットアウトする各マシン
セッション後半、スピンするProton Competitionのポルシェ 911 RSR
セッション後半、Panis Barthez Competitionの Ligier JSP217-Gibson
参加台数の多さもあって、各所で接近するシーンも
マシンのバリエーションが多いのも見どころだ