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スズキ、インドでSUVのEVコンセプト「FUTURO-e」。クーペスタイルのシルエット公開

2020年1月21日(現地時間) 発表

SUVモデルのEVコンセプトカー「FUTURO-e」

 スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディアは1月21日(現地時間)、SUVモデルのEV(電気自動車)コンセプト「FUTURO-e」を2月に開催されるインドのモーターショー「オートエキスポ 2020」で初公開すると発表。そのシルエットを公開した。

 今回公開されたFUTURO-eは、次世代のモビリティソリューションに向けたデザインコンセプトと位置付けるモデルで、技術の詳細は現時点明らかにされていない。公開された写真を見るとクーペスタイルを採用したSUVであることを確認することができる。

 マルチ・スズキ・インディアでエンジニアリングのシニアエグゼクティブディレクターであるCV Raman氏は「FUTURO-eはインドの自動車市場に対するマルチ・スズキのビジョンを示したもの。FUTURO-EのデザインはSUVとクーペの融合で、インドのユーティリティビークルの基準を引き上げる」とコメントしている。

 これまでスズキは2017年11月17日に、トヨタ自動車と2020年ごろにインド市場向けにEVを投入するための協力関係構築に向けて検討を進めることで合意したことを発表している。

 当時のリリースでは、スズキとトヨタの協力関係において、インド市場向けにスズキが生産するEVにトヨタが技術的支援を行ない、その車両をトヨタへ供給することに加えて、充電ステーションの整備、販売網におけるサービス技術者の教育を含めた人材育成、使用済み電池の適切な処理体制の整備、インドにおけるEVの普及・定着に資するための活動について、総合的に検討を進めていくとしている。

 さらに、スズキではインドのグジャラート工場敷地内にリチウムイオン電池工場を建設して、リチウムイオン電池、モーター、その他主要部品をインドにおいて調達して、インドでEVを生産することを公表している。

スズキ・モーター・グジャラート(SMG) グジャラート工場