日野自動車で新型コロナウイルス感染確認。自工会 豊田会長「考えうる限りの対策を講じ、感染拡大防止に取り組む」

日野自動車 従業員2名が新型コロナウイルスに感染したことを受け、自工会 豊田章男会長がコメントを発表

　日野自動車は3月16日、3月14日付けで日野本社に勤務している従業員2名が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。

　この結果を受け、所轄保健所と連携を取って感染者の行動履歴と従業員の濃厚接触者を特定し、「濃厚接触者の14日間の在宅勤務もしくは自宅待機」「濃厚接触者の健康観察（検温と体調等）と経過報告」「当該従業員の勤務していたフロアの一時閉鎖、消毒」の対処を取ったという。

　現在、全従業員の毎日の健康状態チェック、手洗い・うがい、消毒、マスク着用や咳エチケットの徹底、時差通勤や在宅勤務の推進、会議や出張の制限など、感染拡大の抑止に向けた対策を行なっているとのこと。

　また、日野が自工会（日本自動車工業会）会員会社であることから、豊田章男会長からコメントが発表された。コメントは以下のとおり。

この度、日本自動車工業会 会員会社である日野自動車株式会社において、日野本社に勤務する2 名の従業員が、新型コロナウイルスへの感染検査の結果、「陽性」であることが確認されました。

日野自動車から発表の通り、所轄の保健所と連携の上、濃厚接触者の特定と在宅勤務や自宅待機、当該従業員の勤務していたフロアの一時閉鎖と消毒等、感染拡大抑止に向けた対応を進めております。

本件については自動車業界全体に関わる話として受け止め、引き続き会員各社においても従業員への注意喚起と健康状態の確認を一層細やかに進めてまいります。今後も状況が変わる場合には、都度、速やかに情報を開示していくと共に、考えうる限りの対策を講じ、感染拡大防止に取り組んでまいります。