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メルセデス・ベンツ、最上級SUV「GLS」。3列シートのラグジュアリーSUV

アクティブサスペンション「E-ACTIVE BODY CONTROL」を日本初搭載

2020年3月23日 発売

GLS 400 d 4MATIC:1263万円

GLS 580 4MATIC スポーツ:1669万円

GLS 580 4MATIC スポーツ

 メルセデス・ベンツ日本は3月23日、最上級SUV「GLS」を発売した。価格は「GLS 400 d 4MATIC」が1263万円、「GLS 580 4MATIC スポーツ」が1669万円。なお、納車はGLS 400 d 4MATICが同日より、GLS 580 4MATIC スポーツは6月以降を予定している。

 GLSは、大人7名がゆったりと乗車できるボディサイズを持つ3列シートSUV。メルセデス・ベンツのSUVを表す「GL」に、車格を表す「S」が付くモデル名のとおり、メルセデス・ベンツの最上級SUVとして位置付けられるモデル。3世代目となる新型GLSでは、内外装デザインを一新して最新技術と装備を搭載。さらなるラグジュアリーを追求して生まれ変わったとしている。

GLS 400 d 4MATIC

 モデルラインアップは、直列6気筒ディーゼルターボエンジン搭載のGLS 400 d 4MATIC、V型8気筒ガソリンターボエンジンとの組み合わせでは日本初導入となる「ISG」を搭載したGLS 580 4MATIC スポーツを用意する。

 GLS 400 d 4MATICには、最高出力243kW(330PS)、最大トルク700Nmを発生する直列6気筒 3.0リッターターボディーゼルエンジン「OM656」型を搭載。

GLS 580 4MATIC スポーツ

 GLS 580 4MATIC スポーツは、最高出力360kW(489PS)、最大トルク700Nmを発生する新型V型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボエンジン「M176」型を搭載して、最高出力16kW(22PS)、最大トルク250Nmを発生するモーター「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」をエンジンとトランスミッションの間に配置する48V電気システムを組み合わせる。

 GLS 580 4MATIC スポーツでは、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電して、その電力を利用してエンジンが低回転時には動力補助が行なわれる。また、スターターが従来より高出力なモーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートやアイドリングストップからの再スタートの快適性を向上させた。

新型V型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボエンジン「M176」型

 全モデルでトランスミッションは9速AT「9G-TRONIC」、駆動方式は新開発の4WDシステム「4MATIC」を採用。前後100:0%~0:100%という連続可変のトルク配分を行なうことで、オンロードとオフロードの性能を高いレベルで両立させた。また、オフロード走行用のローレンジギヤを備える「Off-Road エンジニアリングパッケージ」も両モデルにオプション設定している。

新型GLSのインテリア

 インテリアでは、室内スペースの拡大によるゆとりのある空間設計を採用。GLS 580 4MATIC スポーツには、48V電気システムを動力に使用したアクティブサスペンション「E-ACTIVE BODY CONTROL」を日本初搭載して、道路の凹凸やコーナリング状態に合わせて快適な乗り心地を作り出すという。

アクティブサスペンション「E-ACTIVE BODY CONTROL」を日本初搭載

 そのほかにも、「Aクラス」から導入したインフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や最新の安全運転支援システムを備えた。