ニューヨークショー 2019

【ニューヨークショー 2019】メルセデス・ベンツ、“SUVのSクラス”新型「GLS」世界初公開

初のV8+48Vマイルドハイブリッド

2019年4月17日(現地時間) 公開

ニューヨーク国際オートショー 2019で新型「GLS」を世界初公開

 メルセデス・ベンツは4月17日(現地時間)、新型「GLS」を米ニューヨーク国際オートショー 2019(会期:プレスデー4月17日~18日、一般公開日4月19日~28日)で世界初公開した。

 メルセデス・ベンツとしてもっとも大きく豪華なSUVという新型GLSは、従来モデルと比べ全長で77mm、全幅で22mm、ホイールベースで60mm延長。その延長されたホイールベースによって、特に2列目の席の空間が拡大したという。

 電動調整可能な3列のシートは、いずれも快適なスペースを確保。2列目シートは前後スライドが可能なうえ、電動で大きく前進して格納されるため、3列目の乗り降りにも貢献する。さらにボタン1つで2列目、3列目のシートをフラットに格納可能。これによって最大2400Lのスペースを確保できる。また、従来からある7人乗りに加え、2列目に豪華な独立した2席を用意した6人乗りモデルも初登場する。

 新型GLSは最新の2つの大型ディスプレイを持つMBUXインフォテイメントシステムを装備。メーターパネルとメディアディスプレイは、大型で高解像度なスクリーンによって簡単に情報を判読でき、さらに運転席からGLSの持つ快適性能をすぺてコントロールできるという。オプションのMBUXインテリアアシスタントでは、動きを認識することで直感的な操作が可能。ジェスチャーによる操作や、運転席と助手席の手を区別することで、たとえばどの席でマッサージ機能を作動させるかといった判断ができる。

より長く、ワイドになったGLS
2つの12.3インチ大型ディスプレイを持つ新しいMBUXインフォテイメントシステムを装備
すべての席でゆとりのある3列シートは、電動でスライド、格納が可能。ボタン1つで2列目、3列目を格納することができる

メルセデス・ベンツ初となるV8+48Vマイルドハイブリッド

 GLS 580 4MATICには、メルセデス・ベンツ初となるV8エンジン+48Vマイルドハイブリッドのパワートレインを搭載。360kW(489HP)の出力と700Nmのトルクに加え、EQブーストによって16kW/22HPの出力と250Nmのトルクを利用できる。インテリジェントスタータージェネレーター(IGS)はEQブーストやエネルギー回生といったハイブリッドの機能を持ちながら、燃料の節約も可能にする。

 また、同じく48Vマイルドハイブリッドと直6エンジンを組み合わせたGLS 450 4MATICもラインアップ。こちらは270kW(367HP)と500Nmのトルク、さらにEQブーストによって16kW/22HPの出力と250Nmのトルクが加わる。

 そのほか、ヨーロッパやロシア向けに2種類のディーゼルモデルも用意。いずれも直列6気筒のOM656型エンジンを搭載。GLS 350 d 4MATICは、210kW(286HP)の出力と600Nmのトルクを発生。GLS 400 d 4MATICは243kW(330HP)および700Nmのトルクを発生する。どちらのバージョンでも、すでにユーロ6d規格(RDE/Real Driving Emissions Step 2)に準拠している。

 トランスミッションには、すべてのモデルで9G-TRONICオートマチックトランスミッションを搭載。1:9という幅広いギヤレシオにより、高いエネルギー効率と乗り心地を実現する。また、電子制御式マルチプレートクラッチ付きのトランスファーケースも同様に標準装備。これにより、アクスル間で0~100%の駆動トルク(オンデマンドトルク)の可変伝達が可能になる。

 このほか、オプションとして48Vの電圧で作動するE-ACTIVE BODY CONTROLサスペンションを用意。これは各車輪のばね力と減衰力を個別に制御できる、市場で唯一のシステムだという。これにより、悪路ではタイヤごとの接地圧を変化させることで牽引力を向上させたり、ステレオカメラが装備されている場合は、カメラが路面を連続的にスキャンすることで快適性を向上させたりすることも可能としている。

悪路やワインディングでもすぐれた走りを実現するE-ACTIVE BODY CONTROLサスペンション

編集部:椿山和雄