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トヨタコネクティッドとNTTデータ、モビリティサービス事業領域で業務提携

トヨタ自動車の情報プラットフォーム「MSPF」のソフトウエア開発力や運用体制を拡充

2020年4月7日 発表

トヨタコネクティッドとNTTデータの協業イメージ

 トヨタコネクティッドとNTTデータは4月7日、モビリティサービス事業領域において4月1日より業務提携を開始したと発表。両社の業務提携によって、トヨタ自動車がグローバルで展開するモビリティサービス・プラットフォーム「MSPF」の機能・サービス拡張、コネクティッドカー展開国の拡大に向けて、ソフトウエア開発力や運用体制の拡充を目指す。

 これまでに、トヨタコネクティッドではトヨタ自動車のMaaS戦略を支える情報プラットフォーム「MSPF」の開発と、コネクティッドカーより収集されるビッグデータのクラウドセンター運用業務を、日本・米国を中心に世界7地域で取り組んでいる。一方、NTTデータでは、世界50以上の国と地域において、デジタルを活用した新たな市場の創出、より質の高いサービスの提供に取り組んでいる。

 今回の業務提携によって両社は、双方が保有する強みを掛け合わせて、強固なMSPFの開発と拡大する車両ビッグデータへの対応力と活用力の強化ができると考えている。

 具体的には、トヨタコネクティッドによるコネクティッドカー向けサービス事業の経験や、国内外で展開するカーシェアなどのサービス開発・運用ノウハウと、NTTデータのグローバル規模でのITリソースや、クラウド・ビッグデータなどのテクノロジー活用ノウハウを掛け合わせるという。同時に、MSPFを始めとするモビリティサービス事業領域での協同開発と人財交流を通じてグローバルでの開発・運用力の強化と、高度化を図るとしている。

 中期的には、スマートシティ構想も視野に入れたMSPFのサービス力強化と、グローバル規模でのプラットフォーム事業の拡大を推進して、両社連携によるシナジー効果の最大化を目指すとしている。

 トヨタコネクティッド 代表取締役社長の友山茂樹氏は「本提携は、オープンかつ高いソフトウエア開発力を持つNTTデータ社と、弊社が担うコネクティッド戦略の展開を加速していくものです。今回の提携により、より高品質なモビリティサービスのグローバル提供体制を強化し、今後も豊かなモビリティ社会の創造に貢献していきます」とコメント。

 NTTデータ 代表取締役社長の本間洋氏は「モビリティに関する社会変革は、デジタル時代のまさに先進的な取り組みでありNTTデータとしてぜひ貢献したい領域です。トヨタグループのモビリティに関する経験・知識と、NTTデータグループのITに関する経験・知識を融合し、次世代の社会を支える仕組み・サービスを提供していきます」とコメントしている。