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2020年の「鈴鹿10H」開催中止。公道パレードなど「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」も中止に

欧州・アジアなど世界各国のチームが多数参戦していることを鑑みた結果

2020年5月22日 発表

2020年の「鈴鹿10H」が中止に。写真は2019 第48回サマーエンデュランス「BH オークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース」で優勝した25号車 Audi R8 LMS GT3 Evo(Audi Sport Team WRT、ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルヴィッシュ組)

 モビリティランドは5月22日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で8月20日~23日に開催を予定していた「2020 第49回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10H)』」の開催を中止すると発表した。

 国内外における新型コロナウイルスに関する対策の状況などを踏まえ慎重に検討を重ねたが、欧州・アジアなど世界各国のチームが多数参戦していることや、IGTC(インターコンチネンタルGTチャレンジ)としても開催される本レースの特性を鑑み、開催中止を判断したとのこと。

 なお、本大会の中止に伴い、8月20日に開催を予定していた本大会出場マシンによる公道パレードをはじめとする「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」も中止となる。

2019年に初開催されたレーシングカーパレードも中止に

 モビリティランド 代表取締役社長 田中薫氏は「BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レースについて、開催を目指して準備を進めておりましたが、欧州をはじめ世界各国からの参戦が多いなか、各国での大規模イベントの開催禁止や渡航規制の延長が見込まれる状況を受け、中止の判断をいたしました」。「鈴鹿市主催のもと、昨年初開催となり歴史的な第一歩を踏み出したSUZUKA 10H出場マシンによる公道パレードも中止となります。ご来場を楽しみにされていたファンの皆さま、関係者の皆さまにおかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」とコメントしている。