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【鈴鹿10時間 2019】鈴木英敬 三重県知事、「モータースポーツは、乗る、見る、支える、この3つの楽しみ方がある」

2019年8月22日 開催

オープンカー同乗でパレードに参加した鈴木英敬 三重県知事

 三重県鈴鹿市で8月22日、鈴鹿市が主催したイベント「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」の一環として、レーシングカーが公道走行する「~交通安全を世界へ~レーシングカーパレード」が開催された。

 このパレードは鈴鹿サーキットで開催される「2019 第48回サマーエンデュランス『BHオークションSMBC鈴鹿10時間耐久レース』(SUZUKA 10H)」(8月23日~25日開催)に先立って、鈴鹿市民や同大会来場者にモータースポーツの迫力を体験してもらおうと企画されたもの。

パレードで走行するマシン

 パレードでは鈴鹿サーキットからイオンモール鈴鹿までの往復約6.6㎞が封鎖され、ミカ・ハッキネン選手、鈴木英敬 三重県知事、末松則子 鈴鹿市長らも参加して行なわれた。

赤いレーシングスーツ姿で登場した末松則子 鈴鹿市長

 2018年にも同パレードの開催が計画されていたが、台風の接近により中止となっており、今回初めて開催が実現した。イベント会場で行なわれたセレモニーでは、イベントを主催した鈴鹿市の末松市長が赤いレーシングスーツ姿で登場。「日本で最大級、そして日本全国でもこれだけのパレードは鈴鹿市だからこそできたものだと思っております。皆さまにもそう思っていただいていると思いますので、ぜひこれからもこうしたイベントを続けながら、新たなモータースポーツの街、モータースポーツの聖地としての第一歩を踏み出していきたいと思っております」とあいさつした。

セレモニーであいさつの言葉を述べる鈴木英敬 三重県知事

 末松市長に続いて、鈴木知事もあいさつ。アストンマーティンのクラシックカーでパレードに参加した鈴木知事は「私も1934年製、85年前のアストンマーティンに乗せていただいて、ここまで3.3km公道を走ってきました。オープンカーで手を振りまして、4月の選挙以来かなと思いながら手を振ってやってきたわけでありますけれども」と、来場者の笑いを誘った。

 パレードに参加した感想について、鈴木知事は「すごい爽快感と音の響き。乗ることで、モータースポーツ、クルマのよさを改めて感じました。つまりモータースポーツは、乗る、見る、支える、この3つの楽しみ方があることです。乗る人も楽しい、そして見る人も楽しい、このイベントを支える人たちも楽しい。乗る、見る、支える、この皆さんがいてはじめて成功につながるわけであります」などと、SUZUKA 10Hの成功を願うコメントを述べた。

 そして、あいさつの締めくくりに鈴木知事は「賞金総額1億円をかけて36チームが頑張るわけですが、そこに来ていただいたお客さん、あるいはスタッフの皆さん、ドライバーの皆さん、ぜひSUZUKA 10Hが終わった後は三重県中を観光していただいて、1円でも多く(お金を)落としていただくことを心から祈念したい」と、三重県をアピールしていた。

イベント会場で行なわれたセレモニー
鈴鹿モータースポーツフェスティバルの会場となっているイオンモール鈴鹿 第2駐車場内特設イベント会場
ミカ・ハッキネン選手らが登場するトークショーも行なわれた