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【鈴鹿10時間 2019】真夏の10時間耐久がスタート。ポール獲得の42号車BMWがトップを快走
ハッキネン組の11号車スマカメ号は19位まで順位を上げる
2019年8月25日 12:10
- 2019年8月23日~25日 開催
三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて、2019 第48回サマーエンデュランス「BH オークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース」(以下SUZUKA 10H)が8月23日~8月25日の3日間において開催されている。8月24日に行なわれた予選(別記事参照)では、42号車 BMW M6 GT3(BMW Team Schnitzer、アウグスト・ファーファス/マーティン・トムチュク/ニコラス・イェロリー組)がトップを獲得し、10時にスタートが切られたレースをポールポジションからスタートした。
レースはポールからスタートした42号車 BMW M6 GT3がレースを支配しており、1時間が経過して全車がルーティンのピットストップを終えた後もBMWがトップを走っている。注目されたミカ・ハッキネン選手は、レースがスタートして1時間後に登場し、全車ピットストップを終えた中でスタート時の25位から19位まで順位を上げている。
10時にスタートを迎えたレース、暑くなりそうな中、BMW勢がレースを支配している
10時間の長丁場になるSUZUKA 10Hだが、スタートを迎えた10時の鈴鹿サーキットはCircuit Live Weatherのデータによれば気温29度、路面温度40度となっており、日差しが強くなっており、今後温度は上がっていく方向になりそうだ。午前中から午後にかけて温度が上がっていき、夕方から夜にかけて徐々に下がっていくことになりそうだ。このため、そうした変わる気温、路面温度にタイヤをどう合わせこんでいくかが差を分けるレースになりそうだ。
10時3分にグリーンフラッグになったレースは、ポールからスタートした42号車 BMW M6 GT3(BMW Team Schnitzer、アウグスト・ファーファス/マーティン・トムチュク/ニコラス・イェロリー組)がトップを維持したまま1コーナーに飛び込んでいく。そして3位からスタートした34号車 BMW M6 GT3(Walkenhorst Motorsport、クリスチャン・クログネス/ニッキー・キャッツバーグ/ミッケル・ジェンセン組)が1コーナーで、2位からスタートした25号車 Audi R8 LMS GT3 Evo(Audi Sport Team WRT、ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルヴィッシュ組)をオーバーテイクして2位に上がった。これにより、BMW勢がスタートから1-2体制を構築して、序盤のレースを支配することになった。
レースはそのまま2台のBMW、そして1台のアウディがレースを支配する形になっており、途中フルコースイエローなどが出たこともあったが、それ以外はレースには大きな波乱もなく多くの車両が淡々とレースが進んでいる。4位は107号車 Bentley Continental GT3(Bentley Team M-Sport、ジョーダン・ペッパー/スティーブン・ケイン/ジュール・グーノン組)、5位は00号車 Mercedes-AMG GT3(Mercedes-AMG Team Goodsmile、谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉組)になっており、00号車はメルセデス勢の中でトップを走っている。
スタートして50分が過ぎると、徐々に上位勢もルーティンのピットインが開始された。3位を走っていた25号車 Audi R8 LMS GT3 Evo、5位を走っていた00号車 Mercedes-AMG GT3も1時間を迎える前にピットインして、先にルーティンのピットインをした。その後トップの42号車 BMW M6 GT3、2位の34号車 BMW M6 GT3もピットに入りることになった。
1時間が経過し、全車ルーティーンのピットストップが終わった段階では1位が42号車 BMW M6 GT3、2位が34号車 BMW M6 GT3、3位が25号車 Audi R8 LMS GT3 Evo、そして4位にはピットストップの間にベントレーを抜いてきた00号車 Mercedes-AMG GT3、5位が107号車 Bentley Continental GT3となっている。
スタートから1時間でミカ・ハッキネン選手がコースに登場、GT300勢と熱いバトル中
予選25位からスタートした11号車 McLaren 720S GT3(PLANEX SMACAM RACING、ミカ・ハッキネン/久保田克昭/石浦宏明組)は、石浦宏明選手のドライブでスタート。徐々に順位を上げて行っており、全走車をオーバーテイクして順位を上げている。1時間を過ぎたあたりでピットに入り、石浦選手からミカ・ハッキネン選手にドライバー後退して、2001年のF1日本GP以来の日本での、そして鈴鹿サーキットでのレースに走り出している。
全車ルーティーンが終わると、ハッキネン選手が乗る11号車は19位に順位を上げており、前が18号車 Honda NSX GT3 Evo(TEAM UPGARAGE、小林崇志/松浦孝亮/牧野任祐組)、後ろが21号車 Audi R8 LMS GT3(Audi Team Hitotsuyama、リチャード・ライアン/富田竜一郎/アレッシオ・ピカリエロ組)となっており、SUPER GT/GT300勢 vs ハッキネン選手という構図になっている。