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【鈴鹿10時間 2019】折り返し5時間経過。25号車 Audi R8 LMS GT3 Evoがトップを快走
日本勢は35号車KCMGが4位、ハッキネン選手の11号車スマカメ号は20位
2019年8月25日 16:17
- 2019年8月25日 決勝開催
三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて、2019 第48回サマーエンデュランス「BH オークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース」(以下SUZUKA 10H)が8月23日~25日の3日間において開催されている。8月25日10時過ぎにスタートしたレースは、15時過ぎにスタートから5時間を経過し、レースは折り返しを迎えた。
レースは予選2位からスタートした25号車 Audi R8 LMS GT3 Evo(Audi Sport Team WRT、ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルヴィッシュ組)がトップを快走しており、2位以下に30~40秒の差をつけてトップを快走している。2位は2位はピットインのタイミングが異なる912号車 Porsche 911 GT3 R(Absolute Racing、デニス・オルセン/マット・キャンベル/ダーク・ヴェルナー組)。
3位はポールからスタートした42号車 BMW M6 GT3(BMW Team Schnitzer、アウグスト・ファーファス/マーティン・トムチュク/ニコラス・イェロリー組)。
日本勢のトップは35号車 NISSAN GT-R NISMO GT3(KCMG、千代勝正/ジョシュア・バードン/松田次生組)が4位、00号車 Mercedes-AMG GT3(Mercedes-AMG Team Goodsmile、谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉組)が8位を走行している。
注目の11号車 McLaren 720S GT3(PLANEX SMACAM RACING、ミカ・ハッキネン/久保田克昭/石浦宏明組)は、久保田選手の走行時にタイヤバリアに接触するなどヒヤッとするシーンはあったものの、順調に走行を続けており、5時間経過時点で20位を走行している。
25号車 Audi R8 LMS GT3 Evoがトップを快走、2位以下に30秒以上の差をつける
レースは中盤になり荒れ気味になっている。レースがスタートしてからBMWが1-2体制でリードを続けてきたが、そのフォーメーションが崩れたのは2位を走っていた34号車 BMW M6 GT3(Walkenhorst Motorsport、クリスチャン・クログネス/ニッキー・キャッツバーグ/ミッケル・ジェンセン組)が他車と接触しダメージを受け、そのままピットに入ってしまいリタイヤになってしまった。
そうしたBMW勢のトラブルを尻目にトップに立ったのが25号車 Audi R8 LMS GT3 Evo(Audi Sport Team WRT、ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルヴィッシュ組)だ。戦前から優勝候補の筆頭にあげられていた25号車は、スタートからずっと3位を走っていたが、暑くなるにつれてやや失速気味のBMW勢を逆転しトップを奪うと、そのままトップに谷地、2位以下に30-40秒の差をつけてトップを走っている。
2位はピットインのタイミングが異なる912号車 Porsche 911 GT3 R(Absolute Racing、デニス・オルセン/マット・キャンベル/ダーク・ヴェルナー組)が2位で、ポールからスタートした42号車 BMW M6 GT3(BMW Team Schnitzer、アウグスト・ファーファス/マーティン・トムチュク/ニコラス・イェロリー組)が3位。4位は35号車 NISSAN GT-R NISMO GT3(KCMG、千代勝正/ジョシュア・バードン/松田次生組)で、35号車は日本勢のトップとなっている。
ホンダ勢は16位~19位前後、ハッキネン選手のスマカメ号はアクシデントを乗り越えて20位を走行中
ホンダのNSX GT3勢は18号車 Honda NSX GT3 Evo(TEAM UPGARAGE、小林崇志/松浦孝亮/牧野任祐組)が16位、034号車 Honda NSX GT3 Evo(Modulo Drago CORSE、道上龍/大津弘樹/中嶋大祐組)が17位、30号車 Honda NSX GT3 Evo(Honda Team Motul、マルコ・ボナノミ/武藤英紀/ベルトラン・バゲット組)が19位となっている。いずれも淡々と走るレースになっているが、上位勢にトラブルなどが発生するのに合わせて徐々に順位を上げている。
注目の11号車 McLaren 720S GT3(PLANEX SMACAM RACING、ミカ・ハッキネン/久保田克昭/石浦宏明組)は、ミカ/ハッキネン選手が2度目の走行中。11号車は久保田選手がドライブ中に、ヘアピンでリアからタイヤバリアに接触するアクシデントに見回れたが、特に大きなトラブルはなく再び走り出すことができ、その後無事に走行している。そしてその後石浦選手に替わってから一度マシントラブルで1コーナーで停車したものの、再び走り出すことができた。現在はハッキネン選手の2度目のスティントになっており、20位でさらなる上位を目指すことになる。