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【鈴鹿10時間 2019】末松則子 鈴鹿市長、公道パレード実現への熱い思いを語る

2019年8月22日 開催

赤いレーシングスーツでレーシングカーによる公道パレードに参加した末松則子 鈴鹿市長。パレードの実現についての思いを語ってくれた

 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で8月23日~25日に開催される「BHオークションSMBC鈴鹿10時間耐久レース」(以下、SUZUKA 10H)。そのSUZUKA 10H開催に先立ち、レーシングカーによる公道パレード「~交通安全を世界へ~レーシングカーパレード」が22日に開催された。

 この公道パレード開催に対し熱い思いを語ってくれたのが、末松則子 鈴鹿市長。末松市長は、ル・マン24時間レースやスパなど海外の耐久レースではドライバーズパレードが実施されており、それに比肩するイベントを鈴鹿市でも開催したかったという。公道を封鎖して約40台のレーシングマシンがパレードをするというためには関係各所の調整が大変だったと語り、このパレードに関しても8年ほど模索し続けてきたという。

末松 鈴鹿市長は白いオープンカーに乗って登場

 3月17日に開通した「新名神高速道路」の開通記念イベント(2月開催)にはF1マシンを走らせることができ、レーシングカーによる大規模公道パレードに関しても「それができるのは鈴鹿市しかないと思っており、この公道パレードは必要不可欠と思っています。今回、本当にうれしいです(笑)」と、今回無事にパレードを終えることができた喜びを語った。また、このようなレースに関した公道パレードは今後サーキットを持つ多くの自治体にも広がっていけばうれしいと語り、「これを機に、サーキット持っている地域と連携をしながら活動をしていきたい」とも語ってくれた。

 また、末松市長は運転がとても好きという。「もともと私すごく運転が好きなので、プライベートでは運転しています。(次回のパレードは)自分で(運転を)したいです。次の夢はそれ」「さっき(GTAの)坂東さんに『来年はご自分で運転されたら』といっていただいた」とにこやかに語ってくれた。

パレードに参加した鈴木英敬 三重県知事(左)と、株式会社GTアソシエイション 坂東正明代表

 末松市長の強い思いや関係者の努力もあって開催されたレーシングカーによる公道パレード。公道をレーシングカーが走るのは、日本においてはこれまでなかなか難しいかったが、鈴鹿市による大規模公道パレードの成功がいろいろなことを変えていくのかもしれない。