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トヨタ、新型「GRヤリス」へのモリゾウの想いを動画で公開

豊田社長「トヨタが自らの手で作るスポーツカーが欲しい」

2020年6月2日 発表

先行予約限定モデルの特別仕様車「RZ“High-performance・First Edition”」と特別仕様車「RZ“First Edition”」には「モリゾウサイン」が入ったウインドシールドガラスが特別装備される。(写真はRZ“First Edition”のモリゾウサイン)

 トヨタ自動車は6月2日、新型「GRヤリス」の全ラインアップの発表に合わせて、「新型車GRヤリスへのモリゾウの想い」「“First Edition”試乗インプレッション」「TGR専用工場“GR FACTORY”」と題した3本の動画を公開した。

 新型車GRヤリスについては、現在、日本と欧州で約6000台の先行予約があるという。先行予約限定モデルの特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”と特別仕様車 RZ“First Edition”には、“モリゾウ”ことトヨタ自動車社長 豊田章男氏による「モリゾウサイン」が入ったウインドシールドガラスが特別装備されるなど、同氏の想いが込められたモデルとなっている。

新型車GRヤリスへのモリゾウの想い

新型車GRヤリスへのモリゾウの想い

「新型車GRヤリスへのモリゾウの想い」では、マスタードライバーであるモリゾウことトヨタ自動車社長 豊田章男氏の、GR YARIS誕生・開発に込めた想いが語られる。

“First Edition”試乗インプレッション

“First Edition”試乗インプレッション

「“First Edition”試乗インプレッション」では、豊田社長が「トヨタのスポーツカーを取り戻したい。ずっとそう思い続けてきました。トヨタが自らの手で作るスポーツカーが欲しい。レースに勝つために、そこで出すクルマのために普段のお客さまに乗っていただくクルマはどうあるべきか、まったく逆転の発想で作り出したクルマ。世界で勝つためにトヨタが1から作ってきたスポーツカーです」とGRヤリスを紹介して、開発ドライバーの石浦宏明選手、大嶋和也選手、脇阪寿一選手による試乗インプレッションや、First Editionの特別仕様・限定オプションを紹介している。

TGR専用工場“GR FACTORY”

【GR YARIS】TGR 専用工場「GR FACTORY」

「TGR専用工場“GR FACTORY”」では、TOYOTA GAZOO Racing専用工場として、レーシングカーと同じような高剛性・高精度を実現できるGRモデルのために新設した工場「GR FACTORY」について紹介する。

 公開された映像の中で、豊田社長は「GRヤリスは市販車をモータースポーツの世界に持っていくのではなく、モータースポーツ用に開発したクルマを市販化するという逆転の発想で開発した最初のクルマです。その開発に終わりはなく、クルマとの会話を楽しみ、お客さまと一緒に育てていきたいと思います」とのメッセージを述べている。

東京オートサロン2020に展示された先行予約限定モデルの特別仕様車「RZ“High-performance・First Edition”」