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DS、電動化モデル「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」日本導入決定

7月29日に詳細発表予定

2020年6月24日 発表

「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」

 DS Automobiles(Groupe PSA Japan)は6月24日、コンパクトラグジュアリーSUV「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」(DS 3 クロスバック E-TENSE)を日本導入すると発表した。

 DS 3 CROSSBACK E-TENSEは2019年10月にワールドプレミアされたピュアEVモデル。ライドフィールと静粛性、効率性で高い評価を得ているICE(内燃機関)版DS 3 CROSSBACKに採用されるプラットフォーム「CMP」の電動化プラットフォーム「eCMP」に、2019年度フォーミュラEチャンピオンシップで勝利を飾ったDSオートモビルの電動化テクノロジー「E-TENSE」を融合させ、50kWhのバッテリーと100kWの電気モーターを効率的に搭載。居住空間やトランクスペースを損なわずに都会的なコンパクトさを保ちつつ、フル5シーターでクラス最大級となる約350Lのトランクスペースを確保している。欧州仕様車のWLTP航続距離は320km。

フォーミュラEの電動化テクノロジー「E-TENSE」を活用

 DS 3 CROSSBACK E-TENSEには、続距離の最大化を図るECOとNORMALのほか、パワーとトルクを最大化するSPORTの3つのドライブモードを用意。さらにこれらのモードとは別に、フォーミュラEからインスパイアされたNORMALとBRAKEの2つのエネルギー回生システムが実装され、シフトレバーを操作することで好みに応じて随時選択可能となる。NORMALでは、アクセルを戻した時の内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーションし、人の感覚に寄り添ったなじみのある自然な減速感を実現。BRAKEは最大減速度約1.3m/sとなり、ワンペダルドライブに近い運転を可能としている。

2019年10月にワールドプレミアされたDS 3 CROSSBACK E-TENSE。50kWhのバッテリーと100kWの電気モーターを搭載しつつ、トランクスペースは約350Lを確保。3つのドライブモード、2つのエネルギー回生システムを採用し、欧州仕様車のWLTP航続距離は320kmを誇る

 装備面では、インパネの7インチのタッチスクリーンの下に、タッチコントロールとセンターエアアウトレットをひし形に配置。スクリーンには主要なコントロールパネルが表示され、車両セッティングなどが行なえる。また、バッテリーのヒートポンプ、タイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リアパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュフィッティングドアハンドルなどを標準装備としている。

DS 3 CROSSBACK E-TENSEの内装

 さらに、DS MATRIX LED VISIONヘッドライトなどの最新世代のイノベーションが搭載されているほか、キーホルダーがクルマから1.5m以内に近づくと、フラッシュフィッティングドアハンドルがボディから自動的にせり出すプロキシミティ キーレスエントリー&スタートも装備。Grand Chicでは、ヘッドアップディスプレイとレザーシート、レザーをあしらったダッシュパネルが装着される。

 DS 3 CROSSBACK E-TENSEならではのアクセントとして、サテンクロームのDSウィング、アンスラサイトグレーのグリルに加え、各部にE-TENSEのマークを配置。よりシンプルで彫刻的な美しさを際立てるエキゾーストエンドのないリアバンパーや、18インチのKYOTOアルミホイール、新色のE-TENSE専用ボディカラー「パールクリスタル」が、エレガンスさをさらに強調している。

18インチのKYOTOアルミホイールを装着
E-TENSEを示すエンブレム
給電ポート

 なお、日本仕様の詳細、グレード展開、航続距離、充電方法、充電時間、スペック、価格、発売日時および発売方法などは7月29日に発表される予定。