ニュース

ソニー「VISION-S」が開発のため東京に到着。年度内に公道走行目指す

敷地内を走行する動画を公開

2020年7月27日 発表

VISION-S | Arrived in Tokyo for development(1分24秒)

 ソニーは7月27日、同社が製作したEV(電気自動車)のコンセプトモデル「VISION-S Prototype(ビジョン エス プロトタイプ)」の動画を公開した。動画では敷地内を実際に走行する様子が映されている。

 VISION-S プロトタイプは1月に米国で開催された「CES 2020」にて初公開された試作モデル。今後東京において、センシングやオーディオ技術の更なる深化をするため東京へ搬送したという。また、試作車両は今年度中の公道走行を目指して開発を進めるとしている。

CES2020で公開されたVISION-S

 VISION-Sはソニーのイメージング・センシング技術をはじめ、AI(人工知能)や通信、そしてクラウド技術も活用した車載ソフトウェアの制御により、機能が継続的にアップデートされ進化し続けるという。

 車内外の人や物体を検知・認識し、高度な運転支援を実現するために、ソニーの車載向けCMOSイメージセンサーやToF(Time of Flight)センサーなど数種類のセンサーを合計33個配置している。また、没入感のある立体的な音場を実現する音楽体験「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」を、各シートに内蔵されたスピーカーで提供。フロントシート前方にはパノラミックスクリーンを搭載し、直観的操作でさまざまなエンターテインメントコンテンツを楽しめる工夫が施される。

VISION-Sが東京に到着した様子が映し出される