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スバルの技術を極めた、新型「レヴォーグ」。SGPボディやCB18エンジンのカットモデル展示
2020年8月20日 16:54
- 2020年8月20日 先行予約開始
- 2020年10月15日 発表予定
スバルが8月20日から先行予約を開始した新型ツーリングワゴン「レヴォーグ」。初代モデルである現行レヴォーグと同様、数々の新技術を盛り込んで10月15日に正式発表となる。すでに全国のディーラーでは商談が可能となっており、細かな各種オプションについても知ることができる。
ここでは、新型レヴォーグを構成する各種新投入部品・技術などを紹介していく。レヴォーグに投入された技術は多岐にわたり、スバルがこのクルマにかけた思いが伝わるものとなっている。
SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)
新型レヴォーグは、現行インプレッサから導入されたSGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)ボディの最新バージョンが与えられている。現行のレヴォーグは、SGPになる以前の旧世代の最終バージョン。WRXと共同開発されていたので、先代インプレッサの最終強化版となっており、各部にさまざまな補強がされていた。
SGPとなったことで、歩行者保護エアバッグ内蔵など最新の安全装備を標準装備。ボディとしてのねじり剛性も44%向上しているという。
ボディサイズは、4755×1795×1500mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2670mm。車両重量はグレードによって異なるものの、1550~1580kgとなっている。
現行レヴォーグに比べて、全長は+65mm、全幅は+15mm、全高は±0mm。駐車場などに配慮して全幅は1800mm未満の1795mmに抑えたという。ホイールベースも+20mmと伸びており、全体的に少し大きくなっているが、全長5m以下、全幅1.8m以下という日本に配慮したサイズになる。
新開発 水平対向4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ“DIT”「CB18」エンジン
新型レヴォーグが搭載するエンジンは、新開発の水平対向4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ“DIT”「CB18」。最高出力130kW(177PS)/5200-5600rpm、最大トルク300Nm(30.6kgfm)/1600-3600rpmを発生。排気量は1795ccで、ボア×ストロークは80.6×88.0mmとなる。
従来の1.6リッターエンジン「FB16」や、2.0リッターエンジン「FA20」とは型番が異なっており、全面的に新設計のエンジンとなる。薄型のクランクウェブなどを採用することで、エンジン全長を約40mm短縮。リーン燃焼技術を採用し、燃費も16.6km/L(従来のFB16は、16.0km/L)と向上している。
全長短縮で生まれた余裕は、衝突安全性能の向上に振り向けられており、エンジンの軽量化にも寄与している。
2ピニオン電動パワーステアリング
スバル初の採用となる2ピニオン電動パワーステアリング。通常のパワーステアリングは1ピニオンタイプが多いが、ステアリングホイールからの入力とアシストモーター入力の2ピニオンとすることで、なめらか、ダイレクトを実現。応答遅れのないステアリングフィールを実現しているという。
電子制御ダンパー
スバル初採用の電子制御ダンパー。STI Sportsに搭載される協調制御システム「ドライブモードセレクト」は、電子制御ダンパー、エンジン特性、4WD特性、アイサイト、エアコンなどが一括制御される