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スバルの技術を極めた、新型「レヴォーグ」。SGPボディやCB18エンジンのカットモデル展示

2020年8月20日 先行予約開始

2020年10月15日 発表予定

SGPボディとなった新型レヴォーグ

 スバルが8月20日から先行予約を開始した新型ツーリングワゴン「レヴォーグ」。初代モデルである現行レヴォーグと同様、数々の新技術を盛り込んで10月15日に正式発表となる。すでに全国のディーラーでは商談が可能となっており、細かな各種オプションについても知ることができる。

 ここでは、新型レヴォーグを構成する各種新投入部品・技術などを紹介していく。レヴォーグに投入された技術は多岐にわたり、スバルがこのクルマにかけた思いが伝わるものとなっている。

SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)

 新型レヴォーグは、現行インプレッサから導入されたSGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)ボディの最新バージョンが与えられている。現行のレヴォーグは、SGPになる以前の旧世代の最終バージョン。WRXと共同開発されていたので、先代インプレッサの最終強化版となっており、各部にさまざまな補強がされていた。

 SGPとなったことで、歩行者保護エアバッグ内蔵など最新の安全装備を標準装備。ボディとしてのねじり剛性も44%向上しているという。

 ボディサイズは、4755×1795×1500mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2670mm。車両重量はグレードによって異なるものの、1550~1580kgとなっている。

 現行レヴォーグに比べて、全長は+65mm、全幅は+15mm、全高は±0mm。駐車場などに配慮して全幅は1800mm未満の1795mmに抑えたという。ホイールベースも+20mmと伸びており、全体的に少し大きくなっているが、全長5m以下、全幅1.8m以下という日本に配慮したサイズになる。

フルインナーフレーム構造を採用したボディ。ねじり剛性も44%向上
ボンネットとフロントフェンダーはアルミ材。フロントまわりの軽量化に配慮
フロントドア内の衝突対応部材
Bピラー部。ホットプレス材が用いられている
SGPらしく、前後を結ぶ桁が左右各2列走る。部材の構造には接着剤を用いる部分もあり、インプレッサよりも採用域を拡大している
フロントサスペンションまわり。SGPになったことでシャシー構造がすっきりした
リア開口部も拡大。リアゲート開口幅1055mm(+30mm)など拡大しつつ、四隅の強度を増している

新開発 水平対向4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ“DIT”「CB18」エンジン

新型レヴォーグが搭載するエンジンは、新開発の水平対向4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ“DIT”「CB18」

 新型レヴォーグが搭載するエンジンは、新開発の水平対向4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ“DIT”「CB18」。最高出力130kW(177PS)/5200-5600rpm、最大トルク300Nm(30.6kgfm)/1600-3600rpmを発生。排気量は1795ccで、ボア×ストロークは80.6×88.0mmとなる。

 従来の1.6リッターエンジン「FB16」や、2.0リッターエンジン「FA20」とは型番が異なっており、全面的に新設計のエンジンとなる。薄型のクランクウェブなどを採用することで、エンジン全長を約40mm短縮。リーン燃焼技術を採用し、燃費も16.6km/L(従来のFB16は、16.0km/L)と向上している。

 全長短縮で生まれた余裕は、衝突安全性能の向上に振り向けられており、エンジンの軽量化にも寄与している。

CB18前面
CB18斜め前方
左前方から
右前方から
右側面。水平対向4気筒、そしてCB18の全長の短さが分かる
後方。丸いのはトランスミッション締結部
後方。クランクケースが中央で2分割されている
前方上方。ボクサーエンジンという名のとおり、左右へピストンが配置される
燃焼室
CB18のピストンやクランク
FB16のピストンやクランク。CB18と比べると全長が長いのが分かる

2ピニオン電動パワーステアリング

ピニオン電動パワーステアリング

 スバル初の採用となる2ピニオン電動パワーステアリング。通常のパワーステアリングは1ピニオンタイプが多いが、ステアリングホイールからの入力とアシストモーター入力の2ピニオンとすることで、なめらか、ダイレクトを実現。応答遅れのないステアリングフィールを実現しているという。

電子制御ダンパー

電子制御ダンパー

 スバル初採用の電子制御ダンパー。STI Sportsに搭載される協調制御システム「ドライブモードセレクト」は、電子制御ダンパー、エンジン特性、4WD特性、アイサイト、エアコンなどが一括制御される

アイサイト

新型レヴォーグに搭載されるアイサイトのユニット。この新型レヴォーグから2.3Mピクセルのイメージセンサーが採用され、心臓部はザイリンクス製のFPGAとなった

 アイサイトのユニットも、新型レヴォーグではハードウェア変更が行なわれた。アイサイトの目となるカメラは、オン・セミコンダクター製の2.3Mイメージセンサー「AR0231」で、ステレオのため2基装備。基線長350mmで配置する。処理する項目が増えたこともあり、心臓部はザイリンクス製のFPGA「Zynq UltraScale+」に。アクティブファンが装備された。ユニットの製造は、ヴィオニア(Veoneer)が担当する。

ヒートシンク状のデザインが施された新世代アイサイトユニット
カメラ部
オン・セミコンダクター製の2.3Mイメージセンサー「AR0231」