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新型「レヴォーグ」、JAL ボーイング 787への積み込みデモ

2020年10月15日 発表

JAL ボーイング 787に積み込まれる新型「レヴォーグ」

 10月15日、スバルのツーリングワゴン新型「レヴォーグ」の発表会が成田国際空港のJAL(日本航空)Aハンガーで行なわれた。JALの協力で開催されたのは、JALやANA(全日本空輸)が運航するボーイング 787型機の中央翼をスバルが製造していることと、ニュルブルクリンク24時間レースへ参戦車の輸送などをJALが請け負っているため。2020年はコロナ禍のため参戦はしていないが、2019年のクラス優勝時はJALのボーイング 787型機で輸送が行なわれた。

 スバルは、その積み込みデモを新型レヴォーグで実施。JALが開発した専用輸送器材に新型レヴォーグを搭載し、ハイリフトローダーで持ち上げた。

新型「レヴォーグ」をJALのボーイング 787に積み込みデモ 新型「レヴォーグ」発表会
トーイングトラクターで運ばれる新型レヴォーグ
自動車専用輸送サービス - JALCARGO国際貨物

https://www.jal.co.jp/jalcargo/inter/service/j_solutions_wheel.html

 JALは現在輸送専用のカーゴ機は運用していないが、ULD(Unit Load Devices)となる専用輸送器材に自動車を載せることで、旅客便で自動車を輸送することを可能としている。もちろんコスト的に船便よりも高価となるが、すぐにクルマを送りたい場合などに使われているという。具体的にはギリギリまで開発を行ないたいレース車両や、海外ショーでの発表車などになる。

新型レヴォーグの下部に見えるのがULDとなる専用機材。タイヤなどもがっちり固定され、揺れ対策などが行なわれている
ハイリフトローダーに積載
ハイリフトローダーでぐっと持ち上げる

 このボーイング 787型機の場合、最大積載台数は2台。ULDの代表格であるLD-3コンテナと同等に扱うことができ、飛行時の揺れなどに対応できているとのことだ。