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ポルシェ、「パナメーラ」改良型を日本導入。「ターボS」は2882万円

日本仕様はアダプティブクルーズコントロールなどを含む「パークアシスト」標準装備

2020年8月27日 予約受注開始

1249万円~2882万円

「パナメーラ」改良型を日本導入(写真はパナメーラ ターボS スポーツツーリスモ)

 ポルシェジャパンは8月27日、8月26日(現地時間)に世界初公開された4ドアサルーン「パナメーラ」の改良モデルの予約受注を開始した。ステアリング位置は全グレード右のみの設定で、価格は1249万円~2882万円。

 車両の概要については別記事でも紹介しているが、新型パナメーラでは最高出力463kW(630PS)/820Nmを発生する新フラグシップモデル「パナメーラ ターボS」を展開するとともに、プラグインハイブリッドの「パナメーラ 4S E-ハイブリッド」を追加。同モデルのシステム出力は412kW(560PS)/750Nmに達するとともに、従来のハイブリッドモデルと比較して電気のみによる航続距離は最大で30%拡大した。

パナメーラ ターボS
パナメーラ ターボS スポーツツーリスモ
パナメーラ 4S E-ハイブリッド
パナメーラ 4S E-ハイブリッド スポーツツーリスモ

 また、「パナメーラ GTS」のV型8気筒ツインターボエンジンは出力の発生に特に焦点を当てて最適化され、最高出力は先代モデルから15kW(20PS)アップした353kW(480PS)、最大トルクは620Nmを発生。左右非対称のリアサイレンサーを装備した新しい標準装備のスポーツエキゾーストシステムにより、伝統的なV8サウンドの特性は以前にも増して顕著になったという。

「パナメーラ」「パナメーラ 4」にはV型6気筒2.9リッターツインターボエンジンが搭載され、こちらは従来から変わらず最高出力は243kW(330PS)、最大トルクは450Nmとアナウンスされている。

パナメーラ GTS スポーツツーリスモ

 一方、新型パナメーラの外観では、従来はオプションだったスポーツデザイン フロントエンドがファクトリーで装着されることになり、印象的なエアインテークグリル、大型のサイドの冷却用開口部、シングルバーのフロントライトモジュールが備わる。

 パナメーラ ターボSのフロントエンドは刷新され、大型のサイドエアインテークとボディカラー同色の新開発のエレメントが特徴で、このエレメントが水平につながることで車両をいっそうワイドに見せるとともに、デュアルターボ フロントライトのライトモジュールは従来よりも大幅に離して配置されることになった。変更が加えられたリアのライトストリップは、輪郭が調整されたラゲッジコンパートメントリッド上をシームレスに走り、左右の新開発のLEDテールライトクラスターを流れるように連続して結びつけた。

 GTSモデルでは、濃色のエクスクルーシブデザイン テールライトクラスターが標準装備されたほか、ホイールのラインアップには3種類の新しい20および21インチホイールが追加され、合計10種類のデザインが用意される。

新型パナメーラの各種ラインアップ

 そのほか、PCM(ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム)には改良されたオンラインボイスコントロールである「ボイス パイロット」、Apple CarPlayなど新しいデジタル機能やサービスが追加され、そのほかにも多くのコネクトサービスが組み込まれたという。また、新型パナメーラには「ナイトビジョンアシスト」や「PDLSプラス」を含む「LEDマトリックスヘッドライト」、ヘッドアップディスプレイなどがオプション設定されている。日本仕様では他マーケットにおいてはオプションとなるレーンキーピングアシスト、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、サラウンドビューを含む「パークアシスト」が標準装備されるとしている。

価格

パナメーラ(8速PDK):1249万円
パナメーラ 4(8速PDK):1299万円
パナメーラ 4 エグゼクティブ(8速PDK):1419万円
パナメーラ 4 スポーツツーリスモ(8速PDK):1346万円
パナメーラ 4S E-ハイブリッド(8速PDK):1877万円
パナメーラ GTS(8速PDK):1949万円
パナメーラ GTS スポーツツーリスモ(8速PDK):1988万円
パナメーラ ターボS(8速PDK):2882万円