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BMW、3台限定の「8シリーズ グラン クーペ京都エディション」 “BMWと日本の名匠プロジェクト”第1弾モデル

漆塗り蒔絵螺鈿細工を施したインテリアトリム採用

2020年8月28日 発売

2150万円

8シリーズ グラン クーペ京都エディション

 ビー・エム・ダブリューは8月28日、限定車「8シリーズ グラン クーペ京都エディション」を発売した。正規ディーラーで2台、BMWオンライン・ストアで1台の計3台限定モデルとなる。価格は2150万円。右ハンドル仕様。8シリーズ グラン クーペ京都エディションは、8月26日からBMW GROUP TERRACE(千代田区丸の内)で、9月19日から京都で開催される予定の「KYOTOGRAPHIE 2020」でそれぞれ展示されるとのこと。

 今回導入された限定車は、BMWの日本法人が独自に「BMWと日本の名匠プロジェクト」と題し、日本が誇る匠の技とBMWの妥協のないクルマ造りの技術と哲学、BMW Individualに込めたドイツ・クラフトマンシップ技術との融合により、唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別限定車の第1弾モデル。

 ベースモデルは「M850i xDriveグラン クーペ」で、外観ではBMW Individual特別色のアズライト・ブラックを採用。アズライト(藍銅鉱)は日本の伝統絵画にも広く用いられた高貴な色で、その深みある藍の色合いにクロームのキドニーグリルやウィンドウモールディング、マルチスポークの20インチ アロイホイールの輝きとのコントラストによって、優雅で美しいスタイリングを一層引き立たせたという。

「M850i xDriveグラン クーペ」をベースとし、ボディカラーにBMW Individual特別色のアズライト・ブラックを採用

 室内では、BMW Mが誇る高品質レザーBMW Individualフル・レザー・メリノをアイボリー・ホワイトとタルトゥーフォーとのバイカラー仕様で採用し、さらに工場生産ラインオフ後に職人による手作業でステアリングコラムやフロントシート台座部分までレザーで覆う「BMW Individual Manufaktur(マニュファクチュール)」加工を施し、高い品質感と限定感を演出した。

 このドイツ クラフトマンシップの伝統を反映した内外装に組み合わされる日本の伝統工芸として、センターコンソール部分のインテリアトリムには京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏が手掛けた漆塗り蒔絵螺鈿細工が施された。煌びやかな蒔絵螺鈿細工は「駆けぬける歓び」をモチーフに今回の限定車だけに特別にデザインされ、特別感を演出。また、トリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キートレイも設定された。

 室内ではさらに老舗西陣織メーカーである加納幸と、同限定車のルーフライニングと同素材であるアルカンターラを使用した新しい取り組みを行なっており、アルカンターラを細い線状に裁断したものを上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んだ、斬新なデザインと質感のクッションが特別に装備されるという。

センターコンソール部分のインテリアトリムに、京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏が手掛けた漆塗り蒔絵螺鈿細工が施された。また、トリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キートレイが設定されるほか、アルカンターラを細い線状に裁断したものを上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んだクッションを特別装備