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トヨタ「スターレット」、アフリカで販売開始 豊田通商とスズキが協業

スズキがOEM供給するインド製小型乗用車

2020年9月1日 発表

豊田通商がスズキよりOEM供給を受けてアフリカで販売する「スターレット」

 豊田通商は9月1日、トヨタブランドの「スターレット」をアフリカ市場で販売開始すると発表した。スターレットはスズキよりOEM供給を受けたインド製小型乗用車で、9月中旬から南アフリカでの販売を皮切りに、順次アフリカ47カ国へ販売を広げていくとしている。

 豊田通商では、2019年1月にトヨタ自動車からアフリカでの営業業務の全面移管を受けており、今回のスズキからのOEM供給は2019年3月のトヨタとスズキ間の合意に基づくもの。

 アフリカで販売されるスターレットは、ボディサイズが3995×1745×1470mm(全長×全幅×全高)で乗車定員は5名。最高出力68kW/6000rpm、最大トルク130Nm/4200rpmを発生する1.4リッターエンジンを搭載。トランスミッションは4速ATと5速MTを用意する。

 同社は、近い将来アフリカで中間所得層が拡大することを見据えて、アフリカ全土のトヨタブランドの販売チャネルを生かした小型車の販売とアフターサービスの強化を図っていくとしており、今回のスターレットの販売のみならず、今後もスズキと連携して幅広いユーザーのニーズに応えるため、SUVやセダンなど各種ボデータイプの小型車ラインアップを拡充する予定。