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角田裕毅選手がF2最終戦の予選でポールポジション F1スーパーライセンス獲得に挑む

2020年12月4日~6日 開催

角田裕毅選手 (c)Getty Images / Red Bull Content Pool

 12月4日~6日(現地時間)、バーレーン王国にてF2の最終戦となる第12戦サヒールが開催されている。F2は、予選、タイヤ交換の義務づけられたフューチャーレース(決勝レース1)、タイヤ交換の必要のないスプリントレース(決勝レース2)が行なわれ、それぞれ独自にポイントが与えられていく。

 予選ではポールポジションの選手に4ポイント、フューチャーレースでは1位から10位までの選手がポイントを得る(25、18、15、12、10、8、6、4、2、1)ことができ、スプリントレースでは1位から8位までの選手がポイントを得る(15、12、10、8、6、4、2、1)ことができる。さらに、両決勝レースの最速タイム記録者は2ポイントを得られるというシステムになっている。

F2最終戦の予選でポールポジション。4ポイント獲得し年間ランキング4位へ (c)Getty Images / Red Bull Content Pool

 このF2には日本から角田裕毅選手が参戦しており、最終戦直前の年間ランキングで5位につけている。角田選手は年間ランキング5位以内であればF1に必要なスーパーライセンス取得の可能性があり(ランキング4位以内であれば確実に取得)、日本人F1ドライバー誕生に期待がかかる。

 F2最終戦サヒールは、前戦のバーレーンと同じサーキットを使いながら、外周路を使うコースレイアウトに変更。コース長は5.412kmから3.543kmに短縮され、高速サーキットの趣となった。フューチャーレースは48周(170.064km)、スプリントレースは34周(120.462km)で争われることになる。

 12月4日に開催された予選では、1分2秒676で角田選手が見事ポールポジションを獲得。157ポイントの角田選手は4ポイントを追加し、159ポイントのシュワルツマン選手を抜いて年間ポイントランキングでは4位に上昇したことになる。

 5日には最大27ポイント(優勝25ポイント、最速ラップ2ポイント)獲得可能なフューチャーレースが行なわれ、6日には最大17ポイント(優勝15ポイント、最速ラップ2ポイント)獲得可能なスプリントレースが行なわれる。

 角田選手はそのフューチャーレースを一番有利な位置でスタートできる上、同じスタート位置を使用した前戦のバーレーンでは偶数列の路面グリップが低くスタートの蹴り出しが弱くなる傾向があった。予選2位は角田選手と年間ランキングを争うマゼンピン選手、予選3位は角田選手のチームメイトであるダルバラ選手と、興味深い順位となった。

 角田選手の走るフューチャーレースは、日本時間で12月5日21時10分からDAZNで配信(解説:小倉茂徳、実況:市川勝也)される。また、最後のレースとなるスプリントレースは12月6日21時20分から配信(解説:中野信治、実況:市川勝也)される。角田選手の戦いに注目していただきたい。

DAZN | F2 第12戦 バーレーン : レース1

https://www.dazn.com/ja-JP/home/18a4lcywol3bvsnfuhkgjwetw

DAZN | F2 第12戦 バーレーン : レース2

https://www.dazn.com/ja-JP/home/1xsz1g3zuzeyu4n2kb0lopyc4

(c)Getty Images / Red Bull Content Pool

【お詫びと訂正】記事初出時、一部ポールポジションポイントに誤りがありました。ポールポジションポイントは4ポイントになります。。