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トヨタ、中型SUVの新型EVを初公開へ EV用プラットフォーム「e-TNGA」採用
今後数か月で詳細発表
2020年12月8日 10:33
- 2020年12月7日(現地時間) 発表
トヨタ自動車は12月7日(現地時間)、欧州市場に投入するトヨタブランドの新型EVを初公開すると発表した。公開されるのは、トヨタがバッテリーEVで展開する新プラットフォーム「e-TNGA」を採用した中型SUVで、詳細は今後数か月で発表予定としている。
すでに、e-TNGAを採用する最初のモデルは開発と生産の準備が整っているとし、製造は日本のトヨタZEV工場で行なわれるとしている。
トヨタがEV用に展開するe-TNGAは、さまざまなタイプのモデルに適応できるプラットフォームとして開発。基本的なアーキテクチャをもとに、車両の幅、長さ、ホイールベース、高さを変えることができ、前輪、後輪、4輪駆動を設定することもできるとしている。
また、車種や使用用途に合わせて、さまざまなバッテリーや電気モーターの容量で設計することができるとし、こうしたアプローチを採用することにより、さまざまな製品バリエーションの開発時間を短縮して、個々のモデルを並行して開発することができるとしている。
トヨタ自動車でEV開発を担当する豊島浩二氏は「今後数か月以内にまったく新しい中型SUVを初公開することにより、トヨタはバッテリーEVによる次なる展開を示します。e-TNGAテクノロジーの多様性と柔軟性により、バッテリー駆動であるだけでなく、運転がエキサイティングで見た目も美しい車両を設計作成することができます」とコメントしている。