レクサス、電動車向け4輪制御技術「Direct4」発表 新コンセプトカーを公開へ

レクサスの電動化技術によって実現する新しいコンセプトカーを公開

　レクサス（トヨタ自動車）は12月7日（現地時間）、次世代の電動車両に向けた4輪制御技術「Direct4」を発表。同技術の発表と合わせて、レクサスの電動化技術を示す新しいコンセプトカーを、2021年第1四半期に発表することを明らかにした。

　Direct4の正式名称はDirect4 Wheel Drive Force Controlで、次世代のバッテリーEV（電気自動車）やHV（ハイブリッド車）用に設計された4輪制御技術。同システムは、新しいモーターシステム「e-axle」を組み合わせて、4輪すべての駆動力を制御しようとするもの。

　レクサスが公開した動画では、フロントにハイブリッドシステム、リアに「e-axle」を組み合わせたHVモデルのテスト車両、前後に2つの「e-axle」を搭載するツインモーターを採用したEVモデルのテスト車両の走行動画を公開。

　HVモデルのテスト車両では、ハイブリッドシステムによる前輪駆動走行に加えて、リアに配置した「e-axle」によって駆動力配分で前後50：50、前後20：80で走行する様子を公開、駆動力配分の変化でクルマの性格が大きく変わることを紹介している。

「e-axle」