スタンレー電気と三菱電機、車載用ランプシステム事業で業務提携

　スタンレー電気と三菱電機は12月25日、車載用ランプシステム事業の共同取り組み（開発・設計・製造・販売）に関する業務提携契約の締結について合意したと発表した。

　業務提携の内容は主に3つあり、車載用ランプシステム事業の共同取り組みでは、光源、光学やランプ本体はスタンレー電気を担当とし、灯火・配光制御ユニットは三菱電機が担当。

　次世代ランプ制御システムの共同開発では、光源、光学やランプ本体はスタンレー電気を担当とし、灯火・配光制御、車輛制御連携は三菱電機を担当とする。

　さらに、三菱電機独自の光学技術DPM（Direct Projection Module：独自のダイレクトプロジェクション方式により小型化と光利用効率向上を両立させた光学モジュール）の車載アプリケーション量産開発に関する共同開発に取り組む。

　近年、ADASへの対応、自動運転社会の実現に向けて、車載用ランプにはさまざまな機能を高次元で融合したシステムが求められている。両社は業務提携を通じて、スタンレー電気の強みである「光学設計技術」や「車載用ランプ製造技術」などと、三菱電機の強みである「先進制御システム技術」とを融合させて、従来よりもさらに高い安全性と機能性を有する車載用ランプシステムの実現を目指すとしている。