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ポルシェ×タグ・ホイヤー、半世紀を超える友好関係からついに公式パートナーシップを締結 記念モデルも発表
中長期的なパートナーシップを結びイベントやサービスなど新たな体験の提供を予定
2021年2月6日 11:30
- 2021年2月5日 発表
ポルシェジャパンとスイスの高級時計ブランドのタグ・ホイヤーの日本支社（LVMHウォッチ・ジュエリージャパン）は2月5日、同日発表されたポルシェAGとタグ・ホイヤーによる新たな戦略的パートナーシップ締結に関して、オンライン発表会を行なった。
ポルシェAGとタグ・ホイヤーは、この契約を祝して新製品「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー クロノグラフ ポルシェスペシャルエディション」を発表。「レッド」「ブラック」「グレー」のポルシェのテーマカラーが配され、ケースはステンレススチール製で、メーターベゼルはブラックセラミックを採用。また、パワーリザーブは80時間を誇り、価格はハンドステッチのブラックカーフスキンストラップが63万円（税別）、ステンレススティール製ブレスレットが65万円（税別）となる。
オンライン発表会には、タグ・ホイヤージャパン ジェネラルマネージャーの向井透氏と、ポルシェ ジャパン 執行役員 マーケティング部長 前田謙一郎氏が登場。
向井氏は、ポルシェとタグ・ホイヤーは数十年に渡り友好関係を続けているが、その始まりは両ブランドに存在する「カレラ」であると紹介。タグ・ホイヤーでは1963年にレーシングドライバーがレース中でも時間を見やすいようにと『ホイヤー カレラ クロノグラフ』を生み出し、この時計とポルシェの「カレラ」が結びつき、半世紀以上経った今、公式のブランドパートナーシップとなったと説明。
前田氏は、「カレラ」という単語はスペイン語で「競争」を意味していて、911にカレラが使われたのは1950年代の公道レースの名称に由来していると紹介。ポルシェは当時クラス優勝し、カレラという名前が与えられたという。それから長い年月をかけて、ついにパートナーシップを結びました。また、ポルシェとタグ・ホイヤーには「豊かな歴史」「革新性」「最新のテクノロジー」「優れたデザイン」など多くの共通点がありベストパートナーであると確信している。そして次のステージへ進めたことがとても楽しみであると明かした。
すでに、ポルシェとタグ・ホイヤーは、2019年にフォーミュラeチームを結成し、モータースポーツ活動を共に始めているが、さらに2021年からポルシェのワンメイクレース「ポルシェ カレラカップ」にもタグ・ホイヤーはスポンサードをするという。
また発表会の途中には、スイスにあるタグ・ホイヤー本社で2月4日（現地時間）に行なわれたイベントの動画を公開。イベントにはタグ・ホイヤーCEOであるフレデリック・アルノー氏と、ポルシェAGのセールス/マーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラーテン氏が登場し、両社が結びつくことによるシナジー効果の大きさが語られた。
今回の契約にあたりポルシェAGのセールス/マーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラーテン氏は「当ブランドとタグ・ホイヤーとの強力な友好関係は数十年間続いていますが、今回戦略的パートナーシップという枠組みで次なる段階へと進むことができたのは非常に喜ばしいことです。両社においてお客様から最も愛されているものを統合します。それは、真のヘリテージ、スリリングなスポーツイベント、人生における他にはない体験、そして夢の実現です。 私たちは素晴らしいことが起きる唯一無二の瞬間を生み出すために、共に尽力し前を向いて一緒に歩んでいくのです」と述べた。
また、タグ・ホイヤーCEOであるフレデリック・アルノー氏は「タグ・ホイヤーとポルシェは、歴史と価値観を共有していますが、それ以上に重要なのは、その姿勢を共有しているということです。私たちはポルシェのように、常に高性能を追求しているディスラプション（破壊者）であります。これによりタグ・ホイヤーとポルシェは、数十年にわたる親密な出会いを経て、ついに正式に提携し、両者に情熱を注ぐ顧客とファンのために、比類のない体験と製品を生み出します」とコメントした。
さらに、ハリウッド俳優でレーシングドライバーでもあるパトリック・デンプシー氏がコロナ禍によりビデオメッセージで登場。デンプシー氏は「ポルシェとタグ・ホイヤーのパートナーシップをとても楽しみにしていた。両社のアンバサダーを務めてきたので、この日をずっと待っていた。とにかくすごい時計で、早くこれを付けて外に出たいと全身で歓喜を表現した。
