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フォルクスワーゲン、7シーターSUVのEV「ID.6 CROZZ」「ID.6 X」公開

2021年4月19日~20日:プレスデー

4月21日~23日:トレードデー

4月24日~28日:一般公開日

ID.シリーズ3番目のモデルとなる7シーターSUV「ID.6 CROZZ」(左)と「ID.6 X」(右)を公開

中国向けのID.シリーズ3番目のモデル

 独フォルクスワーゲンは4月19日(現地時間)、中国 上海で開催中の2021年上海モーターショー(第19回上海国際自動車工業展覧会)において、EV(電気自動車)のID.シリーズ3番目のモデルとなる7シーターSUV「ID.6 CROZZ」「ID.6 X」を公開した。両モデルとも中国市場でのみ販売され、生産は上汽フォルクスワーゲンの安亭(Anting)工場と佛山(Foshang)工場で行なわれる。

 ID.ファミリーはMEBプラットフォームと呼ばれるEV向けの開発プラットフォームを用いたEVシリーズで、欧州ではハッチバック然とした「ID.3」、SUVスタイルの「ID.4」を展開。今回発表されたID.6はこれらに続くEVで、スペース、機能、デザイン、ユーザーエクスペリエンスの観点から、中国の顧客ニーズに合わせて開発されたモデルとなる。

 車内のフロア下に設置されるバッテリー容量は58kWhと77kWhから選択でき、航続距離は436km~588km(China NEDC)とした。4MOTIONバージョンでは最高出力225kW(305PS)を実現しており、0-100km/h加速は6.6秒とアナウンスされている。

 全長は同じSUVスタイルのID.4から300mm長い4880mmとしており、これによって3列目シートのスペースを確保。ホイールは19インチ~21インチから選択でき、オプションで大型のパノラマガラスルーフも用意される。

 また、車内では「HelloID」と話しかけることで起動するタッチスクリーン付きの12インチディスプレイが備わるほか、ID.6で用意される運転支援システム「Travel Assist(トラベル アシスト)」のソフトウェアとハードウェアは購入後のアップデートを可能にしているという。