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ボルボ、新型BEV「C40 Recharge」オンラインイベント まずは月額11万円のサブスクをスタート

2021年11月18日 発表

 ボルボ・カー・ジャパンは11月18日、ボルボの日本初導入となるBEV専用モデル「C40 Recharge」を発表した。価格は719万円で、同社ではC40 Rechargeの発表に合わせて、まずは100台限定の特別価格、月額11万円(最長36か月)のサブスクリプションキャンペーンの抽選受付を同日より開始する。

 サブスクリプションの月額費用11万円は、頭金不要で、各種税金、自賠責保険、リサイクル料金、登録諸費用、任意保険料、サービスプログラム、付帯補償料などが含まれる。

 同日公開されたオンライン発表イベントに登壇した、同社代表取締役社長のマーティン・パーソン氏は「若い人たちにこの電気自動車を運転することに魅力を感じていただきたいのです。特に若い人たちには高額な保険料が負担となると考え、料金に含めました」とその狙いを話した。

 なお、今後販売するボルボのBEVは、グローバルですべてオンライン販売となり、日本国内においても同様にオンラインのみで販売される。今後、2022年1月に開設予定の公式オンラインサイトを通じて、サブスクリプション以外のファイナンスプログラムでのオンライン販売開始予定としている。

日本では2025年に販売の35%をBEVに、年間約9000台の販売を目指す

 発表イベントに登壇したパーソン氏からは、ボルボ・カーズの電動化戦略が説明され、グローバルでは今後数年間でさらにいくつかのBEV(バッテリ電気自動車)モデルを展開し、2025年までにグローバルで販売するボルボ車の50%をBEVで構成することを目指す。そして、2030年には販売するすべてのクルマをBEVにすることを計画しており、さらに2040年にはクライメートニュートラルな企業になるという目標を示した。

 また、日本国内の販売戦略についても説明があり、これから4年後の2025年には販売の35%、およそ年間9000台のBEVを日本で販売、日本におけるプレミアム電気自動車販売のリーダーとなる目標が掲げられた。

 ボルボ初のBEV専用モデルとなるC40 Rechargeについては、パーソン氏は「C40 Rechargeは、クライメート・ニュートラルの実現に向けたボルボ・カーズのコミットメントの表れ」と強調。オンライン販売のみとなる新しい取り組みも行なわれるなど、「C40 Rechargeは、全く新しい販売の仕方でボルボオーナーに新たな価値を提供することに挑戦します」との意気込みを話した。

ボルボのコアバリューは「安全」。「サスティナビリティ」への取り組みで、地球の「安全」につながる

 日本導入されるC40 Recharge Twinは、2基の電気モーターを搭載して最高出力300kW/最大トルク660Nmを発生する4WDモデル。総電力量78kWhのリチウムイオンバッテリを搭載し、航続距離は約485km(WLTCモード)を予定している。

 C40 Rechargeの特長については、俳優の小野翔平さんら若者世代を集めたメンバーとのトークセッションの中で語られた。その中で、C40 Rechargeはボルボとして初めて完全なレザーフリーインテリアを実現したことや、インテリアに使用されたカーペット素材は100%リサイクル素材を使用したことなど、サスティナビリティに取り組んだクルマであることが紹介された。

 パーソン氏は、ボルボのコアバリューは「安全」にあり、新たに「サスティナビリティ」にも取り組むことで、地球の「安全」につながると説明。ボルボはサスティナビリティを広い視点で捉えているブランドであることを強調した。

 発表イベントの最後に、パーソン氏は「ボルボの思想は『Freedom to move』、お客さまひとりひとりに最適で、サスティナブルで、そして安全な方法で移動できる自由をご提案したという願い、ボルボはC40からモビリティの未来に向けて、加速します」と締めくくった。