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スーパーフォーミュラ開幕戦にグリーン電力導入 JRP、東電EP、JNEがパートナーシップ締結

2022年4月6日 発表

グリーン電力証書に用いられる Green Power マーク

 スーパーフォーミュラ(全日本スーパーフォーミュラ選手権)を開催する日本レースプロモーション(JRP)は4月6日、東京電力エナジーパートナー(東電EP)と東電EP子会社の日本自然エネルギー(JNE)の2社と、4月1日付でパートナーシップを締結したと発表した。

 3社のパートナーシップは、2022年以降のスーパーフォーミュラのレース開催におけるサーキットの使用電力のカーボンニュートラル化に向けたもので、東電EPとJNE(以下、東電グループ)が提供するグリーン電力証書システムを活用することで、大会期間中のサーキットの使用電力相当のグリーン電力化を支援する。

 まずは、4月9日~10日に開幕戦を迎える富士スピードウェイにおける大会2日間の使用電力に相当する約1万2000kWhのグリーン電力証書を発行することにより、CO2排出量約5300kgのCO2を削減する。

グリーン電力証書発行までのスキーム図

 JRPでは2021年10月25日に、2022年以降のサステナブルなモータースポーツ業界づくりを目的としたプロジェクト「SUPER FORMULA NEXT50(以下 SF NEXT50)」を通じ、「モビリティにおけるカーボンニュートラルの実現」を推進することを発表。今回のグリーン電力の導入は車両以外の面でもカーボンニュートラルの実現に向けてできる取り組みの1つとなる。

 今後、そのほかの大会においても、段階的に各サーキットにおけるグリーン電力化の支援をJRP・東電グループ一体となって取り組んでいく。また、東電グループでは、グリーン電力証書システムのほかにもカーボンニュートラルに関するサポートを実施して、引き続き各サーキット独自のカーボンニュートラルに向けた取り組みと連携することにより、モータースポーツ業界全体でその輪を広げていくとしている。

SUPER FORMULA NEXT50のパートナーシップで目指す姿