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ホンダ、カーボンニュートラル燃料使用の「シビック TYPE R CNF-R」 スーパー耐久 第2戦「富士SUPER TEC 24時間レース」から参戦

2023年4月17日 発表

スーパー耐久 第2戦「富士SUPER TEC 24時間レース」から参戦するシビック TYPE R CNF-R

 HRC(ホンダ・レーシング)は4月17日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookの第2戦「富士SUPER TEC 24時間レース」からカーボンニュートラル燃料を使用した「シビック TYPE R CNF-R(シーエヌエフアール)」で参戦すると発表した。チーム名は「Team HRC」で、ドライバーは武藤英紀選手/伊沢拓也選手/大津弘樹選手/TBA。

 シビック TYPE R CNF-Rは、「シビック TYPE R」をベースにスーパー耐久シリーズ ST-Qクラス(スーパー耐久機構が認めた、他のクラスに該当しない開発車両が参戦できるクラス)参戦のために製作されたマシン。HRCは「カーボンニュートラルの実現」をモータースポーツにおいて取り組むべき命題の1つと位置付けており、シビック TYPE R CNF-Rでカーボンニュートラル燃料を使用してレースに臨み、カーボンニュートラル燃料に適合する市販車ベースのレース用エンジン開発を行なっていく。また、この参戦活動を通じて参加型モータースポーツ向けのレースベース車両やパーツの研究開発も行なっていくという。

 今回の発表について、HRC 代表取締役社長の渡辺康治氏は「このたび、このような新生HRCならではの活動について発表できることをうれしく思います。HRCはスーパー耐久シリーズへの参戦を通じて、多くのお客さまにレースを楽しんでいただくためのレースベース車両やレース用パーツの開発を行なうとともに、日本のレースシーンを盛り上げていきます。また、HRCが目指すモータースポーツ活動を通じたカーボンニュートラルの実現や、将来のHRCブランドの商品化に繋げていきたいと考えています」と述べている。

シビック TYPE R CNF-R