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モネ・テクノロジーズとトヨタなど、ジブリの「ネコバス」をイメージしたEVを愛・地球博記念公園で2023年度内運行開始

2023年9月11日 発表

「APMネコバス」(試作車)のイメージ

短距離・低速型のEVである「APM」(Accessible People Mover)をベースにした「ネコバス」

 MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)は9月11日、トヨタ自動車が開発した短距離・低速型のEV(電気自動車)「APM」(Accessible People Mover)をベースにし、スタジオジブリの作品に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージした車両「APMネコバス」を、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で2023年度内に運行開始することについて、トヨタ、豊栄交通、スタジオジブリ、愛知県との5者による基本合意書を締結した。

 トヨタが開発した電動低速モビリティのAPMは、1列目が運転席、2列目が3人がけ、3列目が2人がけの定員6人の車両。ボディサイズは約3.9×約1.6×約2.0m(全長×全幅×全高)で、最高速は19km/h。

 5者は、愛・地球博記念公園内の移動をより楽しく、快適にするとともに、公園全体の魅力を向上させることを目指して、APMネコバスの運行に関する企画・検討を進めてきており、APMネコバスに乗って移動するという愛・地球博記念公園内でしかできない体験の実現に向けて、準備を本格化していくとのこと。

 各社の役割は、トヨタがAPMネコバスの車両の製作、賃貸、運行に伴う保守点検など、豊栄交通がAPMネコバスの運転業務、運行のサポートなどを、スタジオジブリがAPMネコバスの製作における意匠の提供および監修などを、愛知県が愛・地球博記念公園の環境調整、行政上の許認可手続きなどを行なう。

 MONETは、APMネコバスの運営の主体として、豊栄交通とともに運行していく予定で、運行開始の時期やルートなどの詳細は、決まり次第告知される。

「APMネコバス」(試作車)のイメージ