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キント、前期型「ヤリスクロス」の内装を後期型仕様にアップグレードできる新サービス「内装加飾パッケージ交換」開始

2025年4月9日 発表
G・Xグレード:7万2600円
Zグレード:8万3600円
キントファクトリーのアップグレードサービス「内装加飾パッケージ交換」がスタートした

 販売済みのトヨタ車、レクサス車、GR車の一部対象モデルに「アップグレード」や「リフォーム」といったメニュー「アップグレードセレクション」を提供するKINTO FACTORY(キントファクトリー)は4月9日、新たに「ヤリスクロス」をラインアップに追加。

 その第1弾として、前期型(2020年8月~2022年7月生産分)の内装を、後期型(2024年1月~)と同等デザインにアップグレードできるサービス「内装加飾パッケージ交換」を開始した。価格はGおよびXグレードが7万2600円で、Zグレードが8万3600円、いずれも保証・工賃込み。

トヨタ自動車の「ヤリスクロス」画像は後期型
ヤリスクロスのアップグレード対象部位

 キントファクトリーでは、定期的に無作為に選出したオーナーに対してアンケートを行ない、現状の愛車に対する評価や困りごとのヒアリングを実施。今回のヤリスクロスに関しては、デザイン、質感、見栄えに関しておおむね満足している評価があるものの、内装インテリアについては、「高級感がない」「プラスチック感が強い」「質感を上げてほしい」「内装のカラーバリエーションが欲しい」といった声があり、今回のメニューを企画。

内装加飾パッケージ交換によって外されたパーツ(フロントドアトリム表皮は片側のみ)
擦れて白っぽくなってしまったアップグレード前のフロントドアトリム表皮
細かいキズが見えるアップグレード前のコンソールガーニッシュ

 特にドアトリム表皮は、乗降する際によく触れる部位であるだけに、傷みの浸食が早く、擦れて白っぽくなってしまうパターンが散見。そこで後期型の「ドアトリムピンモール」「フロントドアトリム表皮」「インナーガーニッシュ」「フィニッシュパネル(Zグレードのみ)」「コンソールガーニッシュ」「センターオープントレイ」「ステアリングオーナメント」をまとめて後期型のパーツに交換することで、新たな内装カラーバリエーションとして用意すると同時に、交換することで愛車が新車のようにきれいになり、さらなる愛着が持てることを狙った。

アップグレード前の内装
アップグレード後の内装
アップグレード前のドアトリムピンモール
アップグレード後のドアトリムピンモール
アップグレード前のフロントドアトリム表皮&インナーガーニッシュ
アップグレード後のフロントドアトリム表皮&インナーガーニッシュ

 フロントドアトリム表皮カラーをブラックにするとともに、ドアトリムピンモールおよびインナーガーニッシュをガンメタリック塗装に変更。加えて、フロントドアトリム表皮の素材を手触りのよいエアヌバック素材に変更することで、より上質な室内空間へと前期型ヤリスクロスが進化する。

アップグレード前のフィニッシュパネル(Zグレードのみ)
アップグレード後のフィニッシュパネル(Zグレードのみ)
アップグレード前のコンソールガーニッシュ
アップグレード後のコンソールガーニッシュ

 また、フィニッシュパネルからステアリングオーナメントにいたるまで、コクピット部をブラック、ガンメタリック、ピアノブラックに統一することで、より都会的な印象へと変化させるだけでなく、センターオープントレイの質感がピアノブラックになることで、光の反射を増やし華やかな室内空間を実現させている。

アップグレード前のセンターオープントレイ
アップグレード後のセンターオープントレイ
アップグレード前のステアリングオーナメント
アップグレード後のステアリングオーナメント

車種・施工店舗の拡大も進行中

 このキントファクトリーのサービス「アップグレードセレクション」は、「ユーザーのカーライフに幸せを提供」を目指して2023年にスタート。“欲しかった”を“手の届く価格で”をコンセプトに商品を開発。車種により設定は異なるがラインアップは、環境・安全、快適・便利、ドレスアップ、走り向上と多岐にわたる。2023年のスタート当初は、約10車種&約30アイテムだったが、2025年4月時点では約34車種&約100アイテムと3倍までに増加。

 当面の課題としては、サービス取扱店の不足が挙げられるという。2023年に7都道府県(6社)でサービスがスタートし、2025年4月時点で26都道府県(38社)にまで拡大しているものの、メカニックの人手不足により日常の車検や点検作業に追われ、新たなサービスを導入できない店舗も地域によってはあるとしている。ただ、このサービスはネットから24時間いつでも注文できることもあり、導入した店舗では好評という。

 2025年4月から石川県が追加され、北海道、宮城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、富山、山梨、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、鳥取、岡山、広島、福岡、佐賀、長崎、大分の全26都道府県にまで拡大。

 施工までの流れは、「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」からメニューを申し込むと、希望した販売店より電話もしくはメールにて入庫日の調整について連絡がくるので、設定した日時に該当店舗へ車両を持ち込めばOK。作業時間の短いメニューであれば即日完了して、そのまま乗って帰ることも可能となっている。

前期型ヤリスクロスの内装のヤレが気になっているオーナーさんは、新たなメニューを検討してみてはいかがだろう