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【2025年 春版】国内メーカー別最新カーナビカタログ

2024年5月~2025年4月登場の最新市販カーナビを一堂に紹介

 近年は車両の知能化やコネクテッド対応などと連動して純正カーナビを標準装備する新車はますます増え、一方でスマートフォンなどに向けて配信されている各種ナビアプリは、運転中に限らず日常的に利用されて社会的に広く浸透している。

 しかし、市販カーナビも地図データなどを格納するストレージがフラッシュメモリーとなり、ディスプレイは感圧式から静電容量式のタッチパネルが増えてきたほか、車両のセンターコンソールにあるDINスペースに取り付けられる本体とディスプレイを分離して8V型を超える大画面化を果たした製品も登場するなどの進化を遂げてきている。さらにスマホとも「Apple CarPlay」や「Android Auto」に対応することで連携。スマホのアプリも利用できることを新たな魅力として採り入れ、商品性を高めている。

 本記事では進化を続けている市販カーナビのなかから、国内メーカー5社が2024年5月~2025年4月の1年間に発表した新製品について、リリース記事や発表会記事などのリンクと合わせてまとめて紹介する。

「Apple CarPlay」や「Android Auto」に対応してスマートフォンと連携。市販カーナビの新たな魅力となっている


メーカーインデックス(クリックすると各メーカーにジャンプします)

パイオニア】【パナソニック】【ケンウッド】【アルパイン】【デンソーテン


パイオニア

カロッツェリア“サイバーナビ”「AVIC-CQ912IV-DC」「AVIC-CW912IV-DC」「AVIC-CZ912IV」など8機種

“サイバーナビ”「AVIC-CQ912IV-DC」

製品形態:LS(ラージサイズ)、200mmワイド、2DIN

採用技術

“サイバーナビ”はパイオニアのカーエレクトロニクス事業ブランド“カロッツェリア”カーナビゲーションのフラグシップモデル。

 2024年10月に発売されたサイバーナビの2024年モデルは、同梱、もしくは別売のネットワークスティックを接続することで、車内にWi-Fiスポットを構築できるNTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応。オンライン接続による多彩なエンタテインメント機能を備えるほか、“歴代最高音質”を誇る音響性能が与えられている。

 ラインアップとしては9V型HD(1280×720ピクセル)画面を備えるLS(ラージサイズ)メインユニット、7V型HD画面を備える200mmワイドメインユニット、DINサイズ(横幅180mm)に対応する2Dメインユニットの3種類8機種を展開。それぞれ型番の末尾に「-DC」が付く製品は「docomo in Car Connect」向けのネットワークスティックが付属して、「docomo in Car Connect」を1年間無料で利用できる。

 サイバーナビの大きな特徴となっている「docomo in Car Connect」は、広いエリアで安定した通信が可能なNTTドコモの高速データ通信(LTE)を定額で制限なく利用できる装備。車内にWi-Fiスポットとしての接続先を提供し、スマホやタブレットで動画や音楽、ゲームなどを通信量を気にすることなく楽しめる。

 さらに本体画面でも「ストリーミングビデオ」機能によってYouTubeの動画をWebブラウザで直接再生できるほか、自宅などにある家庭用ブルーレイレコーダーにインターネット経由でアクセスできる「レコーダーアクセス」にも対応。レコーダーに保存された映像・録画コンテンツをストリーミング再生できるほか、遠方に出かけていても自宅エリアのTV番組やBS&CS放送を視聴できる。

音声入力でキーワード検索できる「フリーワード音声検索」に対応

 インターネット接続はエンタテインメント機能に加えてナビ機能にも活用。カーナビ本体のストレージに保存されているデータに加え、通信機能を使って最新情報にアクセスして、思いついたキーワードから目的地などを検索できる機能を搭載。思いついた言葉をマイクに向かって発声することで検索できる「フリーワード音声検索」、本体画面のタッチパネルからキーワードを入力して目的地や最新スポットを検索できる「フリーワード検索」を採用して快適なドライブをサポートする。

 このほか、ネットワークスティックやWi-Fiテザリングなどを利用して、最新の道路情報や施設データをダウンロードして地図情報を自動更新する「自動地図更新」機能を搭載。追加費用を支払うことなく最新データにバージョンアップできる期間が最大3年分(最大年6回配信、発売時~2027年10月31日)付帯している。

「フリーワード検索」では住所や電話番号に加え、施設名やエリア、自由なキーワードなどでも検索可能

“歴代最高音質”の実現では、パイオニアが培ってきた高音質を生み出す音質設計技術と知見を活かした設計思想「マスターサウンド・アーキテクチャ」に加え、限りなく正確なクロック波形を生成する「サウンドマスタークロック」をデジタル信号処理部に使用するほか、D/Aコンバーターの音質劣化を徹底的に抑えるハイエンドオーディオ機器向けの「高音質オペアンプ」を搭載。高音質パーツを惜しみなく採用することにより、圧倒的な臨場感と音源収録時の質感を再現可能とした。

 また、音響特性を0.5dB刻みで補正できる「31バンドイコライザー」、各スピーカーからリスニングポジションまでの距離を0.35cm単位で調整できる「タイムアライメント」などを使うことで、ユーザーの好みに応じた細かな調整も実現できるようになっている。

限りなく正確なクロック波形を生成する「サウンドマスタークロック」
D/Aコンバーターの音質劣化を徹底的に抑える「高音質オペアンプ」

 カーナビとしての基本性能では、洗練された高級感を演出しつつ、長年蓄積してきた膨大な渋滞予測データやリアルタイムの走行・交通情報を分析して、最適で実用的なルートを検索する「スーパールート検索」を搭載。さらにリアルタイムの渋滞・交通情報、目的地付近の情報などを画面表示と音声ガイドで通知する「ライブインフォ」、ドライブに有用な情報やAV情報を常時表示して操作できる「インフォガジェット」も採用している。

 このほか、本体デザインには車両コンソールとの一体感を演出する高品位な「フルフラットデザイン」が与えられ、付属品としてボリューム変更やナビ/AV画面の切り換えといった基本的な操作のほか、地図のスケール変更やソース切り換えにも対応する「スマートコマンダー」を標準装備している。

「AVIC-CQ912IV」
「AVIC-CL912IV」
「AVIC-CW912IV」
「AVIC-CZ912IV」

ラインアップ一覧

LS(ラージサイズ)メインユニットタイプ

商品名型番価格
9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-CQ912IV-DCオープン価格
9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-CQ912IVオープン価格
8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-CL912IV-DCオープン価格
8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-CL912IVオープン価格

200mmワイドメインユニットタイプ

商品名型番価格
7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-CW912IV-DCオープン価格
7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-CW912IVオープン価格

2Dメインユニットタイプ

商品名型番価格
7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-CZ912IV-DCオープン価格
7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-CZ912IVオープン価格

関連リンク

パイオニア株式会社
https://jpn.pioneer/ja/
製品情報(サイバーナビ)
https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/carnavi/cybernavi/
ニュースリリース
https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/index/2917/

カロッツェリア“楽ナビ”「AVIC-RQ721-DC」「AVIC-RF721」「AVIC-RZ121」など13機種

“楽ナビ”「AVIC-RQ721-DC」

製品形態:ラージサイズ、フローティング、200mmワイド、2D

採用技術

“楽ナビ”はパイオニアのカーエレクトロニクス事業ブランド“カロッツェリア”カーナビゲーションのベーシックモデル。

 2024年6月に発売された“楽ナビ”の2024年モデルは、同梱、もしくは別売のネットワークスティックを接続することで、車内にWi-Fiスポットを構築できるNTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、車内オンライン機能でさらなるドライブ時間の“楽しさ”と“快適さ”を実現する。

 ラインアップとしては9V型HD画面、または8V型HD画面を備えるラージサイズタイプ、車体に固定する本体部分はDINサイズながらディスプレイを分割構造の9V型HD画面としたフローティングタイプ、7V型HD画面を備える200mmワイドタイプ、DINサイズに対応する2Dタイプの4種類13機種を展開。それぞれ型番の末尾に「-DC」が付く製品は「docomo in Car Connect」向けのネットワークスティックが付属して、「docomo in Car Connect」を1年間無料で利用できる。

 楽ナビでも2023年モデルから「docomo in Car Connect」に対応し、車内オンライン機能によってドライブ時間のさらなる“楽しさ”と“快適さ”を実現。2024年モデルからはエンジン始動後や走行後の停車時のWi-Fiスポット機能利用時間が拡大して、前モデルではエンジン始動後の最大30分間、走行後の最大60分間だった利用時間がそれぞれ最大2時間となり、よりストレスフリーにオンラインコンテンツを楽しめるようになった。

 また、通信を使って簡単に最新地図に更新できる「自動地図更新」に対応。「スマートループ渋滞情報」をはじめ、「お出かけ検索(オンライン)」「ガススタ価格情報」「駐車場満空情報」など、ドライブに役立つ最新情報もインターネット接続によって利用可能となる。

フローティングタイプの「AVIC-RF721-DC」
フローティングタイプのディスプレイは上下・左右・前後・角度と幅広い可動範囲を持つ

 機能面ではドライブ中の使用頻度が高い各種機能をスムーズで直感的に操作できるユーザーインターフェース「Doメニュー」を採用。カーナビ検索や好みのAVソースといった好みの機能を4つまで画面下段に登録できる「ショートカットキー」も用意され、使い勝手が高められている。

 ジャンルに関するキーワードや住所、電話番号のほか、思いついた言葉を入力するだけで最新スポットを検索できる「お出かけ検索(オンライン)」はフリック入力に対応。1文字入力するごとに変換候補を表示して、よりスピーディな文字入力が可能となっている。

「ダイレクト周辺検索」では、ドライブ中に立ち寄る機会が多い「駐車場」「ガソリンスタンド」「コンビニエンスストア」をワンタッチで簡単に検索可能。ガソリンスタンドの検索時にオンライン接続されていれば、最新のガソリン価格情報も確認できる。

フリック入力に対応した「お出かけ検索(オンライン)」。1文字入力するごとに変換候補を表示する

 ディスプレイには視野角が広いIPS方式と黒色の再現性に優れるNormally Black方式を採用する高解像度HDパネルを採用。高透過率の静電容量方式タッチパネルには高輝度LEDバックライトを搭載し、1677万色の色調表現で地図表示やメニュー画面をドット単位でチューニング。ロゴマークや信号機マーク、地図記号などを細部まで表示して、高品位で見やすい描写を実現している。

 外部接続ではHD解像度に対応するHDMI入出力端子を備え、スマホのミラーリング接続などさまざまなHDMI機器との接続により、多彩なコンテンツを高精細なHD表示で楽しめる。また、HDMI入力付きのリアモニターと連動させることで、同乗者全員で臨場感あふれる迫力の映像が楽しめるようになる。

 基本となるナビゲーション機能では、パイオニアが長年に渡って蓄積してきた膨大な渋滞予測データやリアルタイムの走行・交通情報を分析し、ドライバーに最適な情報を提供する「スマートループ渋滞情報」に対応。ルート案内では右左折が必要な交差点までの残り信号数をカウントダウンしていく「信号機カウント交差点案内」も採用している。また、“楽ナビ史上最速”の検索を実現した「ルート探索」機能では、6ルート探索結果の画面で、目的地までのルート情報に加えて所要時間、走行距離、高速道路料金も表示。内容を比較しながら好みのルートを選択できるようにしている。

右左折が必要な交差点までの残り信号数をカウントダウンしていく「信号機カウント交差点案内」
6ルート探索結果では所要時間、走行距離、高速道路料金も表示

 このほか、製品デザインでは車内のコンソールに溶け込み先進性を感じさせる「フルフラットデザイン」を採用。本体操作キー部分に異なるドットをあしらうことで、デザイン性と直感的な操作性を両立させた。また、回路レイアウトを見直すとともに厳選した高音質パーツを投入して“楽ナビ史上最高”の高音質を実現。ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生にも対応している。

DVD/CDドライブやSDカードスロットを備える「AVIC-RL721」(ラージサイズタイプ)
光学ディスクドライブ非搭載でUSB端子を備える「AVIC-RL521」(ラージサイズタイプ)
フローティングタイプの「AVIC-RF721」
200mmワイドタイプの「AVIC-RW721」
「AVIC-RZ521」(2Dタイプ)はTV、Bluetooth、USB、HDMIに対応
「AVIC-RZ121」(2Dタイプ)の再生メディアはBluetoothとUSBのみ

ラインアップ一覧

ネットワークスティック同梱モデル(「docomo in Car Connect」1年間無償使用権同梱)

商品名型番希望小売価格
9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-RQ721-DC(ラージサイズタイプ)オープン価格
9V型HD/TV/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-RF721-DC(フローティングタイプ)オープン価格
8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション ネットワークスティックセットAVIC-RL721-DC(ラージサイズタイプ)オープン価格

スタンダードモデル(ネットワークスティック別売)

商品名型番希望小売価格
9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RQ721(ラージサイズタイプ)オープン価格
9V型HD/TV/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RF721(フローティングタイプ)オープン価格
8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RL721(ラージサイズタイプ)オープン価格
7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RW721(200mmワイドタイプ)オープン価格
AVIC-RZ721(2Dタイプ)オープン価格
8V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RL521(ラージサイズタイプ)オープン価格
7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RW521(200mmワイドタイプ)オープン価格
AVIC-RZ521(2Dタイプ)オープン価格
7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-RW121(200mmワイドタイプ)オープン価格
AVIC-RZ121(2Dタイプ)オープン価格

関連リンク

パイオニア株式会社
https://jpn.pioneer/ja/
製品情報(楽ナビ)
https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/carnavi/rakunavi/
ニュースリリース
https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/index/2884/

パナソニック

“ストラーダ”「CN-F1X10C1D」「CN-F1D9C1D」

“ストラーダ”「CN-F1X10C1D」

製品形態:フローティング大画面

採用技術

 パナソニックの据え置きカーナビブランド“ストラーダ”のFシリーズは“DYNABIG”をコンセプトにしたフローティング構造の大画面モデル。

 車両のDINスペースに設置可能な本体と別体式の「DYNABIGスイングディスプレイ」を組み合わせることで大画面ディスプレイを実現。10V型有機ELディスプレイでHD解像度の「CN-F1X10C1D」、9V型液晶ディスプレイでHD解像度の「CN-F1D9C1D」の2機種をラインアップする。

 2024年11月に発売されたFシリーズの2024年モデルは、スマホのテザリング機能やモバイルWi-Fiルーターによるインターネット接続に対応。近年では動画配信サービス市場が拡大を続け、動画や音楽などの視聴スタイルもオンライン化が進んでいる半面、ディスクメディア市場が縮小傾向になっているユーザーの生活スタイルの変化を受け、従来モデルまで搭載してきた光学ドライブを削除した。

 この一方で、新たにインターネット接続で「YouTube」「Prime Video」「TVer」「U-NEXT」「TELASA」「SPOOX」「NBA-Rakuten」という7種類の動画配信サービスをWebブラウザーで簡単に視聴できる「ネット動画」機能を搭載。自宅などのレコーダーに保存されている録画番組をリモート視聴可能な「レコーダーリンク」機能と合わせ、多彩な動画コンテンツを迫力のある大画面で楽しめるようにした。また、「Apple CarPlay」「Android Auto」のワイヤレス接続にも対応し、豊富なスマホアプリと連携して楽しむこともできる。

 カーナビ機能でもインターネット接続を活用。最長3年間の無料地図更新をオンラインアップデートで行なう「ワンタッチ地図更新」機能を採用して、最新地図データを手軽に利用できるようにした。

 また、エリア情報とジャンル名やキーワードを入力して、最新スポットや駐車場などを検索する「オンライン名称検索」を備え、最新スポットの位置情報や概要を確認できるほか、概要内に表示される二次元コードをスマホで読み取ることで、グルメ検索では「楽天ぐるなび」、ホテル検索では「楽天トラベル」、駐車場検索では「三井のリパーク」「名鉄協商パーキング」といったWebサイトで対象スポットの詳細情報を確認したり、予約などが行なえるようにしてユーザーの利便性を高めている。

スマホのテザリング機能によって動画配信サービスを簡単に視聴できる「ネット動画」機能を搭載
「オンライン名称検索」ではフリーワードによる最新スポット検索や「楽天ぐるなび」のレストラン情報などとも連携

 カーナビ機能の基本性能では、高性能CPUの搭載によるスピーディな起動と高速レスポンスを実現。静電容量方式のタッチパネルを操作する指の動きに素早く反応し、快適な操作が可能となっているほか、「標準」「有料優先」「一般優先」「eco」「距離優先」の5ルートを瞬時に同時探索する「5ルートスピード検索」も採用している。

 また、交通情報システム「VICS WIDE」を活用する「スイテルート案内」により、リアルタイムの渋滞情報をルート案内に反映して渋滞回避ルートの提案も可能。高度化光ビーコン対応のETC 2.0車載器「CY-ET2505VD」(別売)との連携にも対応して、より詳細な交通情報や「TSPS(信号情報活用運転支援システム)」の活用によってスムーズで快適な走行をアシストする。

 このほか、一時停止や制限速度を知らせる「安全・安心運転サポート」機能、全国の市街地を100%カバーした詳細地図「全国どこでも市街地図」を搭載して、初めて訪れた土地でも安心して運転できるようにする。

 CN-F1X10C1Dで採用する10V型有機ELディスプレイは映像の基礎となる黒色を黒浮きなく再現し、色彩豊かな映像表示を実現。高画質な映像コンテンツを存分に楽しめるようにした。また、広視野角で低反射なディスプレイは外光下でも視認性に優れ、地図が見やすく運転中の疲労を軽減してくれる。

ナビ画面のイメージ

 サウンド面ではデジタルアンプを新たに搭載した「新ストラーダサウンドエンジン」をCN-F1X10C1Dで採用。サンプリング周波数192kHzに対応するデジタルアンプは従来のアナログアンプと比べてSN比やセパレーション性能が大幅に向上。ノイズの少ないクリアな音質を実現したほか、エネルギー効率を高めた省エネ設計となっている。また、「ストラーダ専用カスタムコンデンサ」も刷新を図り、低音の迫力が増して立体感や広がりを体感できるよう改良が施された。

 ディスプレイ後方の本体前面には新たに15W 3A対応のUSB Type-Cコネクターを設定。接続したスマホなどを急速充電し、「Apple CarPlay」「Android Auto」の有線接続にも対応する。さらにHDMI入出力端子を装備しており、スマホなどのHDMI対応機器と接続して動画配信サービスの映像をナビ画面や後席モニターに表示して楽しむことも可能となっている。

イコライザーには車内の走行騒音に連動して最適補正を行なう「騒音適応」モードも設定

ラインアップ一覧

品番搭載ディスプレイ希望小売価格
CN-F1X10C1D10V型有機EL/HDオープン価格
CN-F1D9C1D9V型液晶/HDオープン価格

関連リンク

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
https://automotive.panasonic.com/
製品情報(ストラーダ)
https://panasonic.jp/car/lineup/#strada
ニュースリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/jn240912-3

“ストラーダ”「CN-CA01WD」「CN-CA01D」「CN-CE01WD」「CN-CE01D」

“ストラーダ”「CN-CA01WD」

製品形態:200mmワイド、180mm

採用技術

“ストラーダ”のCA/CEシリーズはHD画質の7V型ワイド画面を備えるスタンダードモデル。カー用品店向けの200mmワイド「CN-CA01WD」と180mm「CN-CA01D」のほか、特定販路向けの200mmワイド「CN-CE01WD」と180mm「CN-CE01D」の4機種をラインアップしている。

 CA/CEシリーズでも、2024年10月に発売された2024年モデルからスマホのテザリング機能やモバイルWi-Fiルーターによるインターネット接続に対応。Fシリーズ同様に従来モデルまで搭載してきた光学ドライブを削除して、インターネット接続で「YouTube」「Prime Video」「TVer」「U-NEXT」「TELASA」「SPOOX」「NBA-Rakuten」など7種類の動画配信サービスを視聴できる「ネット動画」機能、自宅などのレコーダーに保存されている録画番組をリモート視聴可能な「レコーダーリンク」機能を新搭載した。

 また、「Apple CarPlay」「Android Auto」のワイヤレス接続は発売当初は対応が間に合っていなかったが、現在では購入後のオンラインバージョンアップを適用することで利用可能となっており、スマホで日ごろ利用しているアプリをCA/CEシリーズと連携させて楽しむことができるようになった。

 さらに最新スポットやグルメ情報について、内蔵データに加えてインターネットを活用して探せる「オンライン名称検索」にも対応。「オンライン名称検索」ではエリア情報とジャンル名やキーワードを入力することで、新たに誕生した新スポットや駐車場などの情報を見つけることができるほか、「楽天ぐるなび」「楽天トラベル」「三井のリパーク」「名鉄協商パーキング」といったWebサービスと連携して最新情報の検索が可能となり、ユーザーの利便性をさらに向上させた。

 このほか、HDMI入力端子も新たに搭載して、HDMI対応機器と接続することで動画配信サービスなどをナビ画面にHD画質で表示可能。スマホのミラーリングにも対応して多彩なコンテンツが視聴できるようになり、エンターテインメント性を高めている。

カー用品店向けの180mmモデル「CN-CA01D」

 カー用品店向けの「CN-CA01WD」と「CN-CA01D」は利用開始から2029年7月31日までの最長3年間、インターネット接続を利用する無料地図更新サービス「ワンタッチ地図更新」にも対応。地図データの更新が行なわれるとWi-Fi接続時にナビ画面にポップアップ表示で通知して、簡単なタッチ操作でアップデートできるようにすることで、いつでも最新地図データを利用可能とした。

 ナビゲーション機能については、高性能CPUの搭載でスピーディな起動と高速レスポンスを実現。指の動きに素早く反応する快適な操作を可能にしたほか、素早く5ルートを同時に探索してスムーズにルート案内が開始できるようにしている。

 さらに、一時停止や制限速度を知らせる「安全・安心運転サポート」機能や、全国の市街地を100%カバーした詳細地図「全国どこでも市街地図」を搭載。高度化光ビーコン対応のETC 2.0車載器「CY-ET2505VD」(別売)と連携することで、詳細な交通情報や「TSPS(信号情報活用運転支援システム)」の活用でスムーズで快適な走行をサポートする。

 搭載する7V型ワイド画面には広視野角でコントラスト比の高いHD液晶を採用。地図や映像を高画質で表示可能となり、HD画質表示に対応した繊細でリアルな描写の「HD美次元マップ」を開発して、平面地図での視認性を高め、立体表示でも実物に迫るリアルな表現を実現している。

特定販路向けの200mmワイドモデル「CN-CE01WD」
特定販路向けの180mmモデル「CN-CE01D」

ラインアップ一覧

カー用品店向け

品番パネルサイズ希望小売価格
CN-CA01WD200mmワイドオープン価格
CN-CA01D180mmオープン価格

特定販路向け

品番パネルサイズ希望小売価格
CN-CE01WD200mmワイドオープン価格
CN-CE01D180mmオープン価格

関連リンク

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
https://automotive.panasonic.com/
製品情報(ストラーダ)
https://panasonic.jp/car/lineup/#strada
ニュースリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/jn240912-4

ケンウッド

彩速ナビ“TYPE M”「MDV-M911HDF」「MDV-M911HDL」

彩速ナビ“TYPE M”「MDV-M911HDF」

製品形態:9V型フローティング、9V型インダッシュ

採用技術

“彩速ナビ”はケンウッドのAVナビゲーションシステムのブランドで、“TYPE M”は“彩速ナビ”の最上位シリーズに位置付けられた製品。それぞれ9V型の高精細HDパネルを搭載して、9V型フローティングモデルの「MDV-M911HDF」、9V型インダッシュモデルの「MDV-M911HDL」の2機種をラインアップしている。

 2024年10月に発売された“TYPE M”2024年モデルでは、新たに「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応。有線、またはワイヤレスで接続してスマホのアプリをディスプレイに一覧表示できるようになり、iPhoneのSiriやGoogleアシスタントを使った音声操作にも対応。音声操作だけでのテキストメッセージ送信、ハンズフリー通話の発信/着信、お気に入りの曲の再生、最新ニュースや天気の確認などを可能とした。

 また、音声操作の起動自体をステアリングから手を離さず音声によるボイストリガーだけで行なう「ボイストリガーのON/OFF設定」も搭載。デフォルトではOFF設定になっているボイストリガーをONに切り替えると、車内で“彩速ナビ”に向かって「ハイ彩速」と声をかけることで音声操作が起動。ボイストリガーがOFF状態のときにはステアリングリモコンなどのボタン操作で音声操作を起動できる。

 さらにホーム画面に表示されるアイコンとHOMEキーをタッチすることで、“彩速ナビ”のナビゲーション画面と接続したスマホの「Apple CarPlay」「Android Auto」をワンタッチ切り替え。状況に応じて使い分けできるようにした。

2024年モデルから「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応
ワンタッチ操作で“彩速ナビ”とスマホの表示内容を切り替え可能

 そのほか、ユーザーインターフェースとして「オーガニックGUI PLUS」を新搭載。ナビ情報、またはInfo画面にAV画面をオーバーレイする2画面表示では、サイズ設定を「小(2.9インチ)」「中(3.9インチ)」「大(5.0インチ)」「特大(6.5インチ)」の4パターンから選択できるようになった。画面の大半にAV画面を表示する特大サイズでは、ドライバーが必要とするナビゲーション情報などを必要最小限確保しつつ、映像ソースなどをより大画面で楽しめるようにしている。

 基本性能としては、フリックやピンチといった操作に対応する静電容量式タッチパネルを使う高精細HDパネルは、緻密で立体的、かつ滑らかな高精細映像を実現することに加え、上下左右170度のワイドな視野角を確保。

 また、ワイヤレスミラーリングに対応し、Android対応スマホに保存されたハイビジョン映像をWi-Fi接続によって大画面で楽しめるほか、スマホやビデオカメラなどを接続してさまざまなソースのHD動画を“彩速ナビ”の画面で手軽に楽しめるHDMI入力、リアモニターに映像を転送するHDMI出力なども備え、エンターテインメント性を強化している。

 このほか、別売する3A急速充電対応のUSBケーブル「KNA-24USB」の最大供給電流をDC5V/3Aに向上させ、タブレットの急速充電も可能にした。

 サウンド面では高音質フォーマット「MQA(Master Quality Authenticated)」に対応していることに加え、ハイレゾ音源の再生に対応する高音質テクノロジーを搭載。周波数レベルや周波数帯域を細かく調整し、車室内を最適な音響特性に整える「プロモードEQ」を採用するほか、最適なリスニング環境や好みのサウンドに変更できる各種サウンド調整機能も備える。

9V型インダッシュモデルの「MDV-M911HDL」

ラインアップ一覧

品名型番希望小売価格
ワイヤレス「Apple CarPlay」「Android Auto」/地デジ/Bluetooth/DVD対応AVナビゲーションシステムMDV-M911HDF(9V型フローティングモデル)オープン価格
MDV-M911HDL(9V型インダッシュモデル)オープン価格

関連リンク

ケンウッド
https://www.kenwood.com/jp/
製品情報(彩速ナビ)
https://www.kenwood.com/jp/car/car-navi/
ニュースリリース
https://www.kenwood.com/jp/press/2024/1008-02/

彩速ナビ“TYPE S”「MDV-S811HDF」「MDV-S811HDL」「MDV-S711HDW」「MDV-S711HD」

彩速ナビ“TYPE S”の2024年モデルは4機種をラインアップ

製品形態:8V型フローティング、8V型インダッシュ、7V型200mmワイド、7V型180mm

採用技術

“TYPE S”はケンウッドのAVナビゲーションシステム“彩速ナビ”のハイコストパフォーマンスシリーズ。8V型フローティングモデルの「MDV-S811HDF」、8V型インダッシュモデルの「MDV-S811HDL」、7V型200mmワイドモデルの「MDV-S711HDW」、7V型180mmモデルの「MDV-S711HD」の4機種をラインアップしている。

 2024年5月に発表された2024年モデルでは、“TYPE S”シリーズで初めて高精細・広視野角のHDパネルを搭載し、緻密でワイドな視野角のHD映像を実現。従来モデルでは8V型モデルのみで採用されていた静電容量式タッチパネルを全モデルに拡大し、フリックやピンチなどによるスムーズな操作が可能となった。さらに、新ユーザーインターフェース「オーガニックGUI PLUS」を搭載して、ナビ情報とAV画面の2画面表示でAV画面を特大サイズで表示可能とした。

 また、8V型フローティングモデルではケンウッド独自の機構技術を採用。走行中の振動によるディスプレイの不快なブレを大幅に低減したフローティング機構を採用し、従来からあるDINサイズのセンターコンソールに取り付け可能とした。直観的で操作しやすいフラットな静電タッチキーも採用して、フルフラットでスマートなフローティングスタイルを実現している。

 8V型インダッシュモデルは、トヨタ自動車の9インチ開口車専用エスカッション「KIT8-18T」や車種別専用取り付けキットを使用することで、さまざまな車種に幅広く取り付けが可能。7V型200mmワイドモデルは200mmコンソールに対応。画面右側に各種操作キーを備え、シンプルさと使いやすさを両立した。

8V型フローティングモデルの「MDV-S811HDF」
8V型インダッシュモデルの「MDV-S811HDL」

 新採用の「オーガニックGUI PLUS」では、画面表示でナビ情報、またはInfo画面とAV画面を重ねて同時表示する2画面表示を実現。8V型モデルでは最大で5.7インチの特大AV画面表示が可能となり、7V型モデルでも特大AV画面は5.0インチ表示となる。

 また、ステアリングから手を離さず声だけで操作できる「音声操作」の起動を、音声とボタン操作のどちらで行なうか選択できる「ボイストリガーのON/OFF設定」を搭載。ボイストリガー(音声による音声操作起動)をONにした場合、“彩速ナビ”に「ハイ彩速」と呼びかけることで音声操作が起動。ボイストリガーをOFFにした場合は音声の影響を受けることなく、ステアリングリモコン(システムメニューの「ステアリングリモコン学習」で起動ボタンの割り当てが必要)などのボタン操作で音声操作を起動できる。

 そのほか、対応USBケーブルの最大供給電流をDC5V/3Aに強化。3A急速充電対応のUSBケーブル「KNA-24USB」(別売)を使ってタブレットの急速充電も可能にしたほか、USBデバイスに収録した音楽や動画を再生できるよう、多彩なメディアや音楽・動画ファイルに対応している。

7V型200mmワイドモデルの「MDV-S711HDW」
7V型180mmモデルの「MDV-S711HD」

 4モデル共通の主な特徴としては、ケンウッド独自の高速描画技術「ジェットレスポンスエンジンIII」の搭載による高速レスポンスを実現。また、膨大な量の情報を格納しながら高速レスポンスを可能とするデータ圧縮技術「S3フォーマット」も採用している。

 傾斜のある路面でも高精度で測位して正しい自車位置を維持する「6軸慣性センサー」や、GPSに加えてGNSSの「Galileo」「BeiDou」、準天頂衛星の「みちびき」に対応。クルマの傾きと全国の傾斜データをマッチングさせる「高測3Dジャイロ」なども活用し、高精度で使いやすいナビゲーション機能を実現している。

 また、安心・安全運転をサポートする機能として、「駐車場があるコンビニ」といった条件指定でジャンル検索できる「POIジャンル付帯設備検索」、一時停止情報がある交差点をアイコン表示と音声で知らせる「一時停止表示」、「有料優先」「道幅優先」「渋滞回避」などさまざまな条件ごとに5段階の優先度を設定してルート検索に反映できる「マイルートアジャスター」、全国の都市高速と交差する道路を透かして表現する「高架下透過表示」、全国の主要充電スポットを表示する「EV充電スポット表示」なども搭載されている。

 このほか、デジタルルームミラー型ドライブレコーダー“ミラレコ”「DRV-EMN5700」(別売)、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」(別売)との連携、HDMI入力端子の装備によるスマホなどの接続といった拡張性も備えている。

ラインアップ一覧

品名型番希望小売価格
地上デジタルTVチューナー/Bluetooth内蔵 DVD/USB/SD AVナビゲーションシステムMDV-S811HDF(8V型フローティングモデル)オープン価格
MDV-S811HDL(8V型インダッシュモデル)オープン価格
MDV-S711HDW(7V型200mmワイドモデル)オープン価格
MDV-S711HD(7V型180mm)オープン価格

関連リンク

ケンウッド
https://www.kenwood.com/jp/
製品情報(彩速ナビ)
https://www.kenwood.com/jp/car/car-navi/
ニュースリリース
https://www.kenwood.com/jp/press/2025/0204-01/

彩速ナビ“TYPE L”「MDR-L612W」「MDR-L612」

彩速ナビ“TYPE L”の「MDR-L612W」(左)と「MDR-L612」(右)

製品形態:7V型200mmワイド、7V型180mm

採用技術

“TYPE L”はケンウッドのAVナビゲーションシステム“彩速ナビ”のスタンダードシリーズ。7V型200mmワイドモデル「MDR-L612W」と7V型180mmモデル「MDR-L612」の2機種をラインアップしている。

 2025年2月に発売された“TYPE L”2025年モデルでは、“彩速ナビ”の上位シリーズ“TYPE M”“TYPE S”で好評を得ている地上デジタル放送やHDMI入力、音声操作、ハイレゾ音源再生などに新たに対応。とくに音声操作機能については“TYPE M”などの採用技術をさらに進化させて搭載。ステアリングから手を離すことなく、“彩速ナビ”に「ハイ彩速」と呼びかけて対応機能を利用できる音声操作では、“TYPE L”から新たに地図の2画面表示や地図表示の「3D」「2D」「北固定」切り替えにも対応し、「ハイ彩速」「テレビ」と発話するだけでTV画面への切り替えも可能になった。

 また、音声操作の起動を声とボタン操作のどちらで行なうか設定切り替えできる「ボイストリガーのON/OFF設定」も採用。声を使った音声操作起動の「ボイストリガー」をONにした場合、「ハイ彩速」と声をかけると音声操作が起動。ボイストリガーをOFFにした場合は“彩速ナビ”が音声の影響を受けることなく、ステアリングリモコンなどのボタン操作で音声操作を起動できる。

7V型200mmワイドモデル「MDR-L612W」
7V型180mmモデル「MDR-L612」

 そのほか、地上デジタル放送対応ではクリアな映像が視聴できる「広感度地デジチューナー」を搭載。さらにハイレゾ音源フォーマット「FLAC」「WAV」への対応と独自の高音質化技術「K2テクノロジー」などの搭載により、臨場感あふれるハイレゾサウンドを実現する。

 拡張性ではHDMI入力端子を新たに装備して、スマホなどに保存されている映像を“彩速ナビ”の7V型ワイドVGA画面で楽しむことも可能となり、新たにDC5V/3Aに対応する別売のUSBケーブル「KNA-24USB」にも対応。3A急速充電を使ってタブレットなどの急速充電も可能にしている。

 ナビゲーション機能の基本性能では、独自の高速描画技術「ジェットレスポンスエンジンIII」を搭載して高速レスポンスを実現し、膨大な情報を高速レスポンスで処理できるデータ圧縮技術「S3フォーマット」も採用。

 自車位置の測位では独自アルゴリズムによるGPS情報の信頼度判定によって電波が届きにくい場所でも自車位置のズレを軽減できるほか、GPSに加えてGNSSの「Galileo」「BeiDou」、準天頂衛星の「みちびき」に対応している。

ラインアップ一覧

品名型番希望小売価格
地上デジタルTVチューナー/Bluetooth内蔵 HDMI入力/USB/SD AVナビゲーションシステムMDR-L612W(7V型200mmワイドモデル)オープン価格
MDR-L612(7V型180mmモデル)オープン価格

関連リンク

ケンウッド
https://www.kenwood.com/jp/
製品情報(彩速ナビ)
https://www.kenwood.com/jp/car/car-navi/
ニュースリリース
https://www.kenwood.com/jp/press/2024/0509-01/

アルパイン

“ビッグX”スズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」専用10型カーナビ「EX10NX2-JI-64」「EX10NX2S-JI-64」、三菱自動車「デリカミニ」専用10型カーナビ「EX10NX2-DM-30-AM」「EX10NX2S-DM-30-AM」

「ジムニー/ジムニーシエラ」専用10型カーナビ「EX10NX2-JI-64」

製品形態:フルメディアモデル、シンプルモデル

採用技術

 アルパインのカーナビゲーション“ビッグX”シリーズは、車種専用の取付キットなどを使って大画面ディスプレイを装着可能にする製品。

 10型WXGAディスプレイを備える“ビッグX”2025年モデルでは最新年度の地図データを格納していることに加え、新たに傾斜計機能を追加。また、DVD/CD/SDメモリーカードに対応するドライブとスロットを省いた「シンプルモデル」が新たに登場して、スズキの「ジムニー/ジムニーシエラ」、三菱自動車工業の「デリカミニ」に対応する計4機種をラインアップしている。

 それぞれ対応車種のアイコンを採用するオリジナルデザインの傾斜計では、前後のピッチングと左右のローリング角度、加速度をリアルタイム表示するほか、傾斜角のピークホールド表示として最大値を一定時間保持。傾斜角には警告の設定も可能で、警告角度に到達した場合に警告音を鳴らすことができる。設定は10度~45度の範囲で5度刻みに選択可能。また、地図画面との2画面表示にも対応している。

 なお、いち早く登場した「フルメディアモデル」ではプログラムアップデートによって傾斜計機能の追加が可能。購入時のバージョン情報でカーナビメニューの地図データが「全国地図2023年度」と表示される製品が対象となる。

「シンプルモデル」の登場でさらに重要度が高くなるスマホ対応では「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。スマホで日ごろから使っている音楽サービスや各種アプリ、ハンズフリー通話、メッセージの送受信などの機能が“ビッグX”の10型WXGAディスプレイで利用可能となる。また、「Apple CarPlay」はワイヤレス接続にも対応しており、iPhoneなどを接続したままイグニッションをOFFにすると、次にイグニッションをONにしたときに自動接続を実施。乗降ごとの接続が不要となり、より快適にスマホ連携が利用できる。

 スマホ連携ではスマホアプリ「BIG X CONNECT」(ビッグ X コネクト)にも対応。「楽天ぐるなび」「イベントバンク」との連携によってドライブ先や立ち寄りスポットを検索し、“ビッグX”に転送してルート設定の目的地や経由地に設定できるほか、「BIG X CONNECT」を通じて地図更新のデータをスマホに事前ダウンロードして、クルマに乗ってから“ビッグX”とスマホを接続して手軽に地図更新できる「OTA地図更新」に対応している。

 このほか「Amazon Alexa」にも対応。音声認識による対話形式でのスポット検索も可能となっており、検索した目的地を“ビッグX”のルート案内で目的地として設定できる連携機能も備える。また、「Amazon Alexa」を通じて自宅などに設置したスマートスピーカーなどの対応製品に呼びかけたり、自宅にいる家族と会話したりすることも可能。さらに対話形式での音楽アプリ操作、ニュースの聞き取り、天気の確認なども行なえる。

「EX10NX2-JI-64」を装着したジムニーシエラのインテリアイメージ
対応車種のアイコンを採用するオリジナルデザインの傾斜計を表示可能
電源ON後の起動時に専用オープニングが画面表示される

 搭載車種のインテリアイメージに合わせた外装デザインが行なわれているほか、搭載ソフトでも“ビッグX”の歴代モデルと同じく車種専用チューニングを実施。起動時にディスプレイ上に浮かびあがる車両フロントビューとサウンド演出による専用オープニングが用意され、車種ごとに異なるバックビューカメラのガイド線にも対応。さらにアルパインのサウンドマイスターが推奨する車種ごとの音響特性に合わせた最適サウンドチューニングなどを用意して、対応する車種ごとのチューニングによる快適なドライブが楽しめるようにした。

 また、デリカミニ専用の「EX10NX2-DM-30-AM」と「EX10NX2S-DM-30-AM」では車両の純正装備である「マルチアラウンドモニター」に対応し、10型WXGAディスプレイに映像を表示。ビュー切り替えも純正スイッチでの操作が可能となっている。

 ナビゲーションの基本性能では、走行中でも声で主要なナビ操作が行なえる「ボイスタッチ」を搭載。「地図の拡大・縮小」「2画面表示切り替え」などの画面操作をはじめ、コンビニやファミレス、ショッピングモールといった立ち寄り先を探す「周辺スポット検索」、オーディオのソース変更や地上デジタル放送のチャンネル変更などの主要操作を声だけで行なうことが可能。トリガーとなる言葉を不要としてレスポンスを高め、走行中でもステアリングから手を放すことなく操作できるようにして安全運転に貢献する。

 また、“人が案内してくれるような分かりやすさ”が好評の「カウントダウンガイダンス」も引き続き搭載。「300m先」といった案内に加えて「3つめの信号を右」や、道路に面したランドマークなど目の前の光景に対応したルート案内も実現。信号機以外にも曲がり角を「3つめの角」「2つめの角」というカウントダウンで案内して、交差点をうっかり通過してしまうことを防ぐ。

 ルート検索では「有料道路」「広い道路」「渋滞回避」など優先度を事前に10段階調整して、ユーザーの好みに合わせた検索項目を用意する「ルートチューニング」に対応。「推奨」「一般」といった6ルート検索の項目に並べて選べるようにしている。

 自車位置測位では緯度・経度に加えて高度も計測する「6軸ジャイロセンサー」を搭載。高速道路上や高架下、立体駐車場といった誤認しがちな場所でも高精度に自車位置を測位する。また、準天頂衛星の「みちびき」、GNSSの「GLONASS」「Galileo」など複数の衛星受信に対応し、高精度な自車位置測位を実現する。

「デリカミニ」専用10型カーナビ「EX10NX2-DM-30-AM」
デリカミニのインテリアに合わせたデザインを採用する
デリカミニ専用の「EX10NX2-DM-30-AM」と「EX10NX2S-DM-30-AM」は「マルチアラウンドモニター」に対応

 音響性能ではFLAC、ALAC、WAVといったハイレゾ音源の再生に対応するほか、独自開発の「フルデジタル・パワーアンプ」や低音ノイズを低減する「LEDバイアス電源回路」、高音質を実現する高級オーディオパーツなどを採用してユニットとしての高音質設計を実施。さらに前後席4チャンネル独立の「パラメトリック・イコライザー」なども備えてハイクオリティなサウンドを実現し、フロント/リア/サブウーファー用プリアウトも装備して、拡張性も高めている。

 このほか、後席モニターの「リアビジョン」(別売)とのリンク機能を備え、前席・後席で異なるメディアを再生できる「ダブルゾーン」に対応。「ボイスタッチ」でも操作可能となっており、家族や仲間との楽しいドライブをサポートする。

 拡張性ではHDMIの入出力端子を使って映像/動画のストリーミングサービスに対応。HDMI端子はHDMI CEC機能を備え、対応デバイスの主要なリモコン機能を“ビッグX”の画面で操作できる。

 さらにジムニー/ジムニーシエラでは専用装備として、ジムニー/ジムニーシエラのインテリアと調和する専用アンバーLEDライティングの「USB/HDMI接続ユニット」を同梱。センターコンソールの低い位置にビルトインされ、USB/HDMI接続の使い勝手を高める。

ジムニー/ジムニーシエラでは専用アンバーLEDライティングの「USB/HDMI接続ユニット」を同梱する

ラインアップ一覧

スズキ・ジムニー/ジムニーシエラ専用「ビッグX」

製品名品番希望小売価格
ジムニー/ジムニーシエラ専用10型カーナビ 10型WXGA液晶/DVD・CD/地上デジタル放送/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/Apple CarPlay/Android Auto/Amazon Alexa LEDビルトインUSB/HDMI接続ユニット付属EX10NX2-JI-64オープン価格
ジムニー/ジムニーシエラ専用10型カーナビ・シンプルモデル 10型WXGA液晶/地上デジタル放送/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/Apple CarPlay/Android Auto/Amazon Alexa LEDビルトインUSB/HDMI接続ユニット付属EX10NX2S-JI-64オープン価格

三菱自動車・デリカミニ専用「ビッグX」

製品名品番希望小売価格
デリカミニ専用10型カーナビ 10型WXGA液晶/DVD・CD/地上デジタル放送/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/Apple CarPlay/Android Auto/Amazon Alexa LEDビルトインUSB/HDMI接続ユニット付属EX10NX2-DM-30-AMオープン価格
デリカミニ専用10型カーナビ・シンプルモデル 10型WXGA液晶/地上デジタル放送/FM・AM チューナー/Bluetooth/HDMI/Apple CarPlay/Android Auto/Amazon AlexaEX10NX2S-DM-30-AMオープン価格

関連リンク

アルパイン
https://www.alpine.co.jp/
製品情報(カーナビ)
https://www.alpine.co.jp/products/navi
ニュースリリース(ジムニー/ジムニーシエラ専用新製品)
https://www.alpine.co.jp/whatsnew/20240528-03
ニュースリリース(シンプルモデルも追加した2025年ビッグXシリーズ)
https://www.alpine.co.jp/whatsnew/20241030-06
ニュースリリース(デリカミニ専用10型大画面カーナビ ビッグX)
https://www.alpine.co.jp/whatsnew/20231102-02

“パーフェクトフィットビッグX11”トヨタ「ハイエース スーパーGL」専用11型大画面ナビ「PF11NX2S-HI200SGL-PM」、ホンダ「WR-V」専用11型大画面ナビ「PF11NX2S-WRV-5-NR」、日産「キャラバン(26系)」専用11型大画面ナビ「PF11NX2S-CV-26-AM」

本田技研工業「WR-V」専用の“パーフェクトフィットビッグX11”「PF11NX2S-WRV-5-NR」

製品形態:車種専用11型大画面

採用技術

“パーフェクトフィットビッグX11”はWXGA表示に対応する11型の大画面ディスプレイを備えつつ、車種専用に開発した「パーフェクトフィット」取り付けキットを用意することで、純正装着品さながらの一体感ある美しい装着を実現する製品。

 2025年モデルはDVD/CD/SDメモリーカードに対応するドライブとスロットを省いた「シンプルモデル」をベースとして、トヨタ自動車の「ハイエース スーパーGL」、本田技研工業の「WR-V」、日産自動車の「キャラバン(26系)」に対応する計4機種をラインアップしている。

“パーフェクトフィットビッグX11”でも“ビッグX”の歴代モデル同様、製品の起動時に各車のフロントビューと車名ロゴが浮かびあがり、専用サウンドが流れる専用オープニング演出を行なうほか、アルパインのサウンドマイスターが車種ごとの音響特性を分析して音質チューニングを行ない、車内環境に合わせて仕上げた「車種専用サウンドチューニング」も搭載している。

 さらにハイエースとWR-V向けの製品では、“ビッグX”2025年モデルでも採用されているオリジナルデザインの傾斜計を表示可能。前後のピッチングと左右のローリング角度、加速度をリアルタイム表示し、傾斜角のピークホールド表示として最大値を一定時間保持。傾斜角には警告の設定も可能で、警告角度に到達した場合に警告音を鳴らすことができる。設定は10度~45度の範囲で5度刻みに選択可能で、地図画面との2画面表示にも対応している。

 ハイエースとキャラバンではインパネシフトのATセレクターとディスプレイのクリアランスをしっかり確保して、操作しやすい取り付けを実現。ハイエースの「パノラミックビューモニター」対応車向け製品となる「PF11NX2S-HI200SGL-PM」では、取り付け時に必要な「パノラミックビュー変換キット」が付属。キャラバン向けの「PF11NX2S-CV-26-AM」は純正装備の「インテリジェントアラウンドビューモニター」に対応している。

 このほか、各車で採用する純正ステアリングスイッチでの操作にも対応し、製品それぞれに付属する「専用ビルトインUSB/HDMIユニット」は、WR-Vとキャラバン向けでインテリアイメージと調和するブルーLED照明を備えている。

トヨタ自動車「ハイエース スーパーGL」専用“パーフェクトフィットビッグX11”「PF11NX2S-HI200SGL-PM」
前後のピッチングと左右のローリング角度、加速度をリアルタイム表示できるオリジナルデザインの傾斜計機能を搭載

 スマホ連携機能としては「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。スマホの音楽サービスや各種アプリ、ハンズフリー通話、メッセージの送受信などの機能を“ビッグX11”のディスプレイに表示して利用できる。「Apple CarPlay」はワイヤレス接続にも対応して、iPhoneなどを接続したままイグニッションをOFFにすると、次にイグニッションをONにしたときに自動接続。乗降ごとの接続が不要となり、より快適にスマホ連携が利用できる。

 また、スマホアプリの「BIG X CONNECT」にも対応。「楽天ぐるなび」「イベントバンク」と連携してドライブ先や立ち寄りスポットを検索し、“ビッグX11”に転送して目的地や経由地に設定できるほか、地図の更新データを事前ダウンロードして、クルマに乗ってからスマホと“ビッグX11”を接続して手軽に地図更新できる「OTA地図更新」に対応する。

 本体機能では走行中でも音声入力で主要なナビ操作が行なえる「ボイスタッチ」を搭載。「地図の拡大・縮小」「2画面表示切り替え」などの画面操作から、コンビニやファミレス、ショッピングモールといった立ち寄り先を探す「周辺スポット検索」、オーディオのソース変更や地上デジタル放送のチャンネル変更などを声だけで操作。トリガーとなる言葉を不要としてレスポンスを高め、走行中でもステアリングから手を放さず操作できるようにして安全運転に貢献する。

 さらに「Amazon Alexa」にも対応して、音声認識によるスポット検索で提示されたスポットを“ビッグX11”のルート案内で目的地に設定できる連携機能も備える。また、「Amazon Alexa」を通じて自宅などに設置したスマートスピーカーなどの対応製品に呼びかけたり、自宅にいる家族と会話することも可能。さらに対話形式での音楽アプリ操作、ニュースの聞き取り、天気の確認なども行なえる。

各車のフロントビューと車名ロゴが浮かびあがり、専用サウンドが流れる専用オープニング演出を用意
一体感ある取り付けを実現する「パーフェクトフィット」取り付けキットが付属する

 ナビゲーションの基本性能では、「300m先」といった案内に加えて「3つめの信号を右」や、道路に面したランドマークなど目の前の光景に対応したルート案内も実現する「カウントダウンガイダンス」を搭載。信号機以外にも曲がり角を「3つめの角」「2つめの角」とカウントダウン案内して、対象の交差点をうっかり通過してしまうことを防ぐ。

 また、ルート検索では「有料道路」「広い道路」「渋滞回避」など項目ごとの優先度を事前に10段階調整して、ユーザーの好みに合わせた検索項目を用意する「ルートチューニング」に対応。「推奨」「一般」といった6ルート検索の検索結果に並べて選べるようにしている。

 自車位置測位では緯度・経度に加えて高度も計測する「6軸ジャイロセンサー」を搭載。高速道路上や高架下、立体駐車場といった誤認しがちな場所でも高精度の自車位置測位を実現する。また、準天頂衛星の「みちびき」、GNSSの「GLONASS」「Galileo」など複数の衛星受信に対応し、自車位置の測位精度を高めている。

日産自動車「キャラバン(26系)」専用11型大画面ナビ「PF11NX2S-CV-26-AM」
インパネシフトのATセレクターとディスプレイのクリアランスをしっかり確保

ラインアップ一覧

トヨタ・ハイエース専用「パーフェクトフィットビッグX11」

製品名品番希望小売価格
ハイエース スーパーGL専用 11型カーナビ・パノラミックビュー対応 11型WXGA液晶/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/AppleCarPlay/AndroidAuto/Amazon AlexaPF11NX2S-HI200SGL-PMオープン価格
ハイエース スーパーGL専用 11型カーナビ・ナビレディ対応 11型WXGA液晶/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/AppleCarPlay/AndroidAuto/Amazon AlexaPF11NX2S-HI200SGL-NRオープン価格

ホンダ・WR-V専用「パーフェクトフィットビッグX11」

製品名品番希望小売価格
WR-V専用 11型カーナビ:シンプルモデル 11型WXGA液晶/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/Apple CarPlay/Android Auto/Amazon AlexaPF11NX2S-WRV-5-NRオープン価格

日産・キャラバン専用「パーフェクトフィットビッグX11」

製品名品番希望小売価格
キャラバン専用 11型カーナビ:シンプルモデル 11型WXGA液晶/FM・AMチューナー/Bluetooth/HDMI/Apple CarPlay/Android Auto/Amazon AlexaPF11NX2S-CV-26-AMオープン価格

関連リンク

アルパイン
https://www.alpine.co.jp/
製品情報(カーナビ)
https://www.alpine.co.jp/products/navi
ニュースリリース(トヨタ・ハイエース専用新製品)
https://www.alpine.co.jp/whatsnew/20240528-02
ニュースリリース(ホンダ・WR-V専用新製品)
https://www.alpine.co.jp/whatsnew/20240806-02
ニュースリリース(日産・キャラバン専用新製品)
https://www.alpine.co.jp/whatsnew/20241030-07

デンソーテン

イクリプス AVN“HSシリーズ”「AVN-HS02F」

イクリプス“HSシリーズ”「AVN-HS02F」

製品形態:10.1型大画面フローティング

採用技術

“HSシリーズ”はデンソーテンの車載用AV機器ブランド“イクリプス”のカーナビ&カーAV一体型製品であるAVNシリーズの大画面フローティングモデル。

 2024年12月に発売されたAVN HSシリーズの2025年モデルでは、1280×720ピクセルの高精細HD解像度の10.1型大画面ディスプレイを搭載。高精細ディスプレイによって地図アイコンや文字などがクッキリと分かりやすく、映像コンテンツも見やすく鮮明に表示するとともに、フローティング構造の採用で約400車種に取り付け可能となる。ラインアップは「AVN-HS02F」1機種だけを用意。

 10.1型の高精細HDディスプレイでは地図の視認性向上を実施。画面サイズの大型化や高画質化に合わせて地図の描画を調整して、アンチエイリアス対応によって地図のルート線や目的地直線などを滑らかに描画。地図データの細街路まで色味を調整し、より鮮明で見やすい表示としている。また、地図記号や企業ロゴなども大きく高精細なマークとして表示することで、地図の視認性を高めている。

 フローティングディスプレイは取り付け後も左右-15度~15度の首振り、-20度~60度の前後角度、上下スライドなどの位置調整が可能。ドライバーが操作しやすい角度のほか、日差しの反射で画面が見えにくくなっているようなシーンで見やすい角度に手動調整できる。

フローティング構造の採用により、これまでの7型画面(左)と比較して圧倒的に大きい10.1型大画面ディスプレイ(右)を実現
10.1型の高精細HDディスプレイに合わせて地図の視認性を向上
画面を見やすく扱いやすい位置に調整可能

 AV機能ではiPhoneとケーブル接続して各種音楽アプリや地図アプリなどを利用可能とする「Apple CarPlay」に対応。10.1型大画面ディスプレイで対応アプリを操作できるほか、iPhoneの音声コントロール機能「Siri」を使い、通話や目的地設定などを音声操作できる。また、HDMI端子による入出力にも対応。スマホやタブレット、ゲーム機などのHDMI対応機器と接続して、YouTubeの映像やゲームなどさまざまなコンテンツを画面表示できる。

 このほかにも、スマホなどをワイヤレス接続して音楽を楽しめるBluetoothオーディオ機能、高精細HD画質で地上波番組を視聴できる地上デジタル放送に対応し、さらにCD、DVD、SDメモリーカードなどのメディアに保存されたコンテンツも再生可能。また、ナビゲーションの地図表示と映像コンテンツの2画面表示では、映像サイズを2パターンから好みに応じて選択できる。

「Apple CarPlay」に対応。「Siri」を使って通話や目的地設定などを音声操作できる
HDMI端子による入出力で動画やゲームなどさまざまなコンテンツを画面表示

 ナビゲーションの基本性能では、収録する住所データを2023年モデルの約4192万件から約490万件増の4679万件に大幅拡充。静岡県浜松市の行政区再編の反映、北陸新幹線延伸(金沢-敦賀区間)を収録した2024年秋版最新地図を搭載している。

 このほか、「有料優先」「有料回避(一般優先)」「時間優先」「幹線優先(高速道路や国道など走行しやすい道)」など6種類のルートを提示して希望に沿ったルートを選択できる「6ルート探索」、案内交差点の直前で音声とコーション音で対象交差点を知らせる「ジャスト案内」、目的地へのルートをより分かりやすくする「方面看板表示」などを採用。

 自車位置測位では速度センサーとジャイロを組み合わせて利用する「3Dハイブリッドセンサー」を搭載し、日本のほぼ真上を通過する準天頂衛星「みちびき」に対応。高架下やビル街、山間部といったGPSの信号を受信しにくい場所でも安定した測位を実現する。

条件別の6種類からルートを選択できる「6ルート探索」
目的地へのルートをより分かりやすくする「方面看板表示」

ラインアップ一覧

商品名型名希望小売価格
メモリーナビゲーション内蔵DVD/Bluetooth/地上デジタルTV/10.1型HDモニター/Apple CarPlay対応AVシステムAVN-HS02Fオープン価格

関連リンク

デンソーテン
https://www.denso-ten.com/jp/
製品情報(イクリプス)
https://www.denso-ten.com/jp/eclipse/
ニュースリリース
https://www.denso-ten.com/jp/release/2024/10/20241011.html

イクリプス AVN“LSシリーズ”「AVN-LS04W」「AVN-LS04」

イクリプス“LSシリーズ”「AVN-LS04W」

製品形態:フルセグ7型モデル

採用技術

 デンソーテンの“イクリプス”AVNラインアップに2020年からエントリーモデルとして加わった“LSシリーズ”。

 2024年7月に発売された2024年モデルはいずれも7型WVGAディスプレイとフルセグチューナーを搭載し、200mmワイドコンソールに対応する「AVN-LS04W」、DINサイズに対応する「AVN-LS04」の2機種をラインアップする。

“LSシリーズ”2024年モデルでは、東北中央自動車道の村山IC(インターチェンジ)、村山名取IC、新庄真室川ICといった主要な高速・有料道路の新情報を収録する2023年度秋版の最新地図を搭載。また、音声とコーション音で右左折などの対象となる交差点を知らせる「ジャスト案内」や「方面看板表示」などルート案内をより分かりやすくする機能を地図案内に追加した。

 このほかにエンターテインメント面では、地デジチューナーで「中継局サーチ」に加えて「系列局サーチ」の機能を新たに搭載して、受信エリアをまたいだときでも系列局で放送されていれば番組を継続視聴可能とした。また、スマホなどのBluetooth対応機器を登録して自動接続し、ハンズフリー通話に加えてストレージに保存されている音楽データの再生にも対応している。

Bluetooth接続でスマホに保存された音楽などを再生可能

 基本性能では独立したコアを4基内蔵する「クアッドコアCPU」を搭載。表示画面の切り替えのほか、動画を再生しながらナビゲーション機能を操作するといった負荷が高まるようなシーンでもスムーズな処理を可能とする。また、スマホでなじみのあるフリックやピンチといった操作にも対応している。

 地図画面ではアンチエイリアスに対応して、ルート線や目的地方向を示す直線を滑らかに描写。見やすさを向上させている。

 ディスプレイには光透過率が高く画質に優れ、高耐久の「静電容量式タッチパネル」を採用。光沢パネルによって色鮮やかな画面表示を行ない、引き締まった黒によって画質のメリハリ感を高めた。

高負荷処理にも対応する「クアッドコアCPU」を搭載

 ナビゲーション機能では、「有料優先」「有料回避(一般優先)」「時間優先」「幹線優先(高速道路や国道など走行しやすい道)」などを考慮した6種類から好みに合わせて案内するルートを選択できる「6ルート検索」を用意。また、有料道路などの乗降で利用したいICを指定できる「乗降IC(インターチェンジ)指定」、都市高速道路の入口に近付くと3Dイラストの拡大図も使う2画面表示で分かりやすく案内する「都市高速入口拡大図」、間違えやすい分岐や出口を音声付きでていねいに案内する「高速分岐図」といった機能も備えている。

 そのほかにも、FM多重放送を活用する「VICS WIDE」に対応して、案内開始後の渋滞情報を参照してより適切なルートが見つかった場合に「ルート、距離、所要時間」の増減を表示しながら新旧ルートの案内切り替えを提案する「渋滞考慮オートリルート」や、大雨、大雪、高潮、火山噴火といった気象情報や特別警報の表示に対応。

 自車位置測位では速度センサーとジャイロを組み合わせて利用する「3Dハイブリッドセンサー」を搭載し、日本のほぼ真上を通過する準天頂衛星「みちびき」に対応。高架下やビル街、山間部といったGPSの信号を受信しにくい場所でも安定した測位を実現する。

DINサイズに対応する「AVN-LS04」

ラインアップ一覧

商品名型名希望小売価格
メモリーナビゲーション内蔵DVD/Bluetooth/地上デジタルTV/7型WVGA AVシステムAVN-LS04Wオープン価格
AVN-LS04オープン価格