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アルツ磐梯スキー場で「ランドクルーザー プラド」の走破力を体験してきた

2月15日、16日は誰でも参加可能。リフト代わりの「PRADO LIFT」、モーグルなどを走れる「PRADO PARK」

星野リゾート アルツ磐梯スキー場で「ランドクルーザー プラド」の走破力を体験できる期間限定イベントを開催
2014年2月15日、16日開催

参加費無料

 トヨタマーケティングジャパンは2月14日、星野リゾート アルツ磐梯スキー場で雪上体験イベント「LAND CRUISER PRADO LIFT」を開催した。同日行われたイベントは報道陣向けに行われたもので、15日、16日に同じ内容のものを誰でも参加できる形で開催する。参加費は無料。

 星野リゾート アルツ磐梯スキー場は、磐越自動車道 磐梯河東IC(インターチェンジ)からおよそ15分の場所にあり、29ものコースを有する南東北エリアで最大規模のスキー場。スキー場のすぐ隣には冠雪した磐梯山やゲレンデが望める「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」もあり、ウインタースポーツを興ずるにはもってこいのスノーリゾートで今回のイベントは行われた。

磐越道 磐梯河東ICから15分程度の場所にある星野リゾート アルツ磐梯スキー場(福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68)。29ものコースを有する、南東北エリアで最大規模のスキー場だ
星野リゾート アルツ磐梯スキー場のインフォメーションセンターやレストランなどがあるリゾートセンターに展示されていたランドクルーザー プラド。写真はTX“Lパッケージ”(7人乗り)で、ボディーサイズは4760×1885×1850mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2790mm。直列4気筒DOHC 2.7リッターエンジンに4速ATの組み合わせ。最高出力は120kW(163PS)/5200rpm、最大トルクは246Nm(25.1kgm)/3800rpm
スキー・ボードやブーツといった道具のレンタルも行っている
託児所もあるので子供連れできても安心
リゾートセンターを出てすぐのところにイベントの特設ブースが設置してある

リフト代わりにランドクルーザー プラドがゲレンデを疾走

PRADO LIFTで使われるランドクルーザー プラドはリゾートセンター前から出発

 LAND CRUISER PRADO LIFTは、2013年9月にマイナーチェンジしたトヨタ自動車「ランドクルーザー プラド」の走行性能を体感してもらいたいとの主旨のもと行われるイベントで、リフトの代わりに参加者をゲレンデ中部まで運ぶ「PRADO LIFT」、特設コースに設けられたモーグル(雪のこぶ)やバンクといった障害物を乗り越えたり、約20度の斜面を駆け上がったりすることができる「PRADO PARK」の2つのアトラクションを設定している。

 PRADO LIFTは、星野リゾート アルツ磐梯スキー場のリゾートセンター前からランドクルーザー プラドに乗ることができ、約1.5km走ってゲレンデコースに連れて行ってくれるというもの。

 ランドクルーザー プラドは全グレードとも駆動方式はフルタイム4WDだが、このPRADO LIFTで使われるモデルは2台用意され、そのうちV型6気筒DOHC 4.0リッターエンジンを搭載する最上級グレード「TZ-G」の後席に座ることができた。TZ-Gは雪道でスリップを検知すると空転した車輪にブレーキをかけ、残りの車輪に駆動力を配分する「アクティブトラクションコントロール」などを標準装備しており、滑りやすい斜面をものともせず駆け上がっていくのを体感できた。

 PRADO LIFTを体感するにはスキーやスノーボードを脱いで乗車する必要があり、少々煩わしい部分があるかもしれないが、スキー場で本格4WDの性能を体感できるという機会は滅多にない。これは貴重な体験ができた。

リゾートセンター前で履いているスキーやスノーボードをクルマに載せて出発。約1.5km走りゲレンデコースに連れて行ってくれる
スキー場を疾走するランドクルーザー プラド。前後にチェーンを装着している。TZ-GはV型6気筒DOHC 4.0リッターエンジンに5速ATの組み合わせで、最高出力は203kW(276PS)/5600rpm、最大トルクは380Nm(38.8kgm)/4400rpmを発生

悪路での走行性能を体験

イベントに駆けつけたランドクルーザー プラドの責任者、トヨタ自動車 製品企画本部 ZJ チーフエンジニアの小鑓貞嘉氏。挨拶の場で「ランドクルーザーは世界でまだまだニーズがあり、その性能を必要としている人がいる。そうした性能をイベントで感じていただければと思う」とコメントしていた

 一方、PRADO PARKではTZ-Gグレードと直列4気筒DOHC 2.7リッターエンジンを搭載する「TX」の2台が用意され、いずれかのモデルで特設コース内の障害物をクリアしていくというもの。

 今回はTZ-Gに同乗できるとともに、インストラクターの方のレクチャーを受けながら実際に運転することができた(15日、16日は残念ながら同乗体験のみ)。例えば滑りやすい急斜面を下る際、4輪を独立制御してホイールスピンや車輪のロックを抑制し、極低速での一定速度走行が行える「クロールコントロール」機能を使ったのだが、この機能を使えばアクセルとブレーキを操作する必要がなく、ハンドルの操作だけに集中すればよい。

 このクロールコントロールは、センターコンソール下部に用意されるセンタークラスターモジュールスイッチを使い5段階から速度を選ぶことが可能になっており、簡単に速度調整をしながら怖い思いを一切せずに急斜面を下ることができた。筆者のような悪路走行初心者でもこんなに簡単に、しかも安心して走ることができたのには驚きだった。

PRADO PARKの特設コースは第4クワッドリフト(1910m)と第5ペアリフト(700m)の間に設けられる
悪路を難なく乗り越えていくランドクルーザー プラド。タイヤはグッドイヤーのSUV用スタッドレスタイヤ「WRANGLER IP/N(ラングラー アイピーエヌ)」を装着

 なお、このイベントは15日、16日とも10時~16時に行われる予定で、各日9時30分から参加受付を行い、申し込みをすれば無料で参加できる。4歳以上で身長が95cm以上であることが参加条件になっている。LAND CRUISER PRADO LIFTは今週末だけのイベントなので、ぜひ星野リゾート アルツ磐梯スキー場に足を運んでみてはいかがだろうか。

(編集部:小林 隆/Photo:中野英幸)