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「人とくるまのテクノロジー展2025横浜」開幕 過去最大617社が出展 世界初17製品、日本初27製品など最新技術が集結
2025年5月21日 12:01
- 2025年5月21日~23日 開催
- 入場無料(事前来場登録制)
JSAE(自動車技術会)が5月21日~23日の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催する「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」が開幕した。リアル開催が32回目となる今回の展示会では、過去最大となる617社が出展(共同出展を含む約1470小間)。出展内容のトピックとしては、世界初が17社17製品、日本初が16社27製品が披露されている。
自動車技術会の中畔邦雄会長はオープニングセレモニーにて、「自動車技術会では、自動車とモビリティの技術のさらなる進化、そして将来のモビリティ社会の実現に向けて、自動車産業に関わる様々な人たちと地域をつなぐことを創造し続けることが使命と考えています。今年は参加する企業が617社、約1470小間と過去最大規模での開催となりました。この展示会が自動車産業のみならず、新しい領域の仲間ともつながって、さらなる発展につながることを期待しています」とあいさつ。
また、今年のJSAEの企画については、「新しい技術との融合で創るクルマとモビリティの未来、DXで広がる自動車技術”をテーマにしております。最近の自動車技術は、さまざまなデジタル技術の革新もあり、自動運転を使ったサービスなど進化しています。“クルマの進化”“クルマに関わる社会やサービスの進化”“モノづくりの進化”、この3つの視点から講演と展示を企画しておりますので、共に自動車産業の将来を考える機会になればと思います」と締めくくった。
続いて、開催地である横浜市の佐藤副市長は、「この展示会は、クルマに関わる全ての方々が集い、知見を共有し、交流を深め、自動車技術の今とこれからを感じられる貴重な機会となっております。また横浜市は、自動車関連企業が集積している強みを生かし、モビリティを重点分野として位置づけ、イノベーションの推進・スタートアップの成長支援に取り組んでいます。現在「YOKOHAMA Mobility Innovation」と題して、国内外のスタートアップや事業会社、技術者、研究者、VC(ベンチャーキャピタル)、支援者などが横浜に集まり・つながることで、モビリティ分野でイノベーションが生まれるコミュニティを目指しています」と都市としてもモビリティ分野に力を入れていることを強調。
また、2年後に横浜で開催予定の「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」についても触れ、「この万博では脱炭素、循環型の社会の実現に向け、クリーンとデジタルの融合による新たな都市の形を世界に向けて発信して参りたいと思いますので、ぜひご注目いただければと思います」と紹介した。
最後には自身も大のクルマ好きであることを紹介。免許を取得して購入したのがトヨタの「カローラレビン」で、当時はまだ重ステ(重いステアリング)、手動開閉式の窓、カセットテープで聞く音楽、カーナビがまだなくいつも“勘ナビ”頼りで走り、目的地になかなか到着できなかったことなどエピソードを語りつつ、「さまざまな技術を交流して、さらにこの日本から最大のテクノロジーを搭載した素晴らしいクルマが世に発信されることを期待しております」とあいさつを締めくくった。