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NVIDIA、自動運転車などモビリティ向けの開発キット「DRIVE AGX Thor」プレオーダー開始

日本国内では、マクニカとネクスティエレクトロニクスが取り扱い

NVIDIA DRIVE Thor-X SoC

 NVIDIAは、自動運転車およびモビリティソリューションの開発プラットフォーム「NVIDIA DRIVE AGX Thor 開発者キット」のプレオーダーを開始した。発売は9月を予定している。

 DRIVE AGX Thorは、同社のSoC(System on a Chip)である「Thor(ソー)」を搭載した開発プラットフォームになる。Thorには、同社のBlackwellアーキテクチャが組み込まれており、AI性能としてFP32、FP16、FP8、FP4のデータをサポート。INT8では1000TOPSのディープラーニングパフォーマンスがあるという。

NVIDIA DRIVE AGX Thor Developer Kit

 FP4では2000TFLOPSの性能があり、現世代のOrin SoCと比較してLLMの推論では20倍の性能を誇る。CPUアーキテクチャにはARM Neoverse V3AEを採用。こちらもSPEC intで2.3倍の性能になるという。

 車載用開発キットとしてはINT8で1000TOPS/350Wの性能となり、自動車向けシステムソフトウェアであるDriveOSを搭載し、10GのイーサネットやGMSLのカメラインターフェースも装備。4つのCAN、1つのFlexRay、1つのLINなど車載コネクタも装備する。

DRIVE Thorのソリューション
NVIDIA DRIVEの開発キット
開発キットの構成
仕様
SKUは2形態
インターフェース類

 日本国内では、マクニカとネクスティエレクトロニクスより販売される。