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スタンレー電気、粒状に煌めく「粒状面発光リアランプ」の視認性検証 従来比で約2秒早く動きを認知できることを確認

2025年11月18日 発表
粒状面発光リアランプを採用した四輪車のデザイン例

 スタンレー電気は11月18日、同社が開発した「粒状面発光リアランプ」の視認性について検証を行なった結果、従来比で約2秒早く先行車両の動きにいち早く気付ける「高視認性」による安全性の向上を確認できたと明らかにした。

 同社が開発した粒状面発光リアランプは、すでに量産車に採用されているもので、従来数十個のLEDを並べていたリアランプの構造を革新し、交換可能な高光束LEDソケット1つのみに集約したもの。その光を独自設計の導光レンズ(ライトガイド)を通じて広く均一に拡散させる面発光技術と、粒状に煌めかせる技術で、高い視認性を実現させたという。

粒状面発光リアランプの視認性検証結果

 同社が行なった視認性検証によると、前を走る二輪車のリアランプが粒状面発光テールランプであった場合、通常のリアランプ(均一面発光ランプ)と比較すると、後方ドライバーによる前方車両の動きの認知が、約2秒早まることを確認できたとしている。

 粒状面発光テールランプの特徴としては、ドライバーのわずかな視線の動きに合わせて輝点(=小さい光の点)が移動し、気づきやすさを高める構造を採用。レンズ部は2枚構造となっており、2枚のインナーレンズの両面へ特殊なカットを施すことにより、発光時に美しいキラキラとした粒状の煌めきを実現させた。

通常の均一面発光リアランプ
粒状面発光リアランプ

 これまで横長ランプ全体を安定的に光らせるには多数のLEDが必要であったが、粒状面発光リアランプでは高光束LEDソケットから導光棒へ光を伝える構造を採用。導光棒の背面に独自カットを施すことで、端まで均一な発光と高い輝度を両立させた。

 また、高さ10㎜までの均一発光を実現していた従来の導光棒に対し、今回の開発品では最大30㎜の高さまで均一発光が可能(同社比)となり、二輪車から四輪車まで、細さや高さなどさまざまな形状・デザインのランプへの対応が可能という。

二輪車デザイン例

 今後の展望として、同社では粒状面発光リアランプはすでに量産車向けに採用されているが、より一層の安全性向上を目指し改善・開発を進めながら、さらなる量産採用に向け完成車メーカーへ提案を行なっていくとしている。また、自動車インテリア照明など他の車載用途への展開も計画しているという。