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佐藤琢磨選手、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから2026年のインディ500に参戦

アマダ アメリカがプライマリースポンサーに

2026年3月17日(現地時間) 発表
2026年のインディ500で佐藤琢磨選手がドライブする75号車のマシンカラーリングイメージ

3度目の優勝を目指す

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は3月17日(現地時間)、インディ500で2度優勝した佐藤琢磨選手がチームに復帰し、5月24日に決勝レースが開催される第110回インディ500に参戦すると発表した。

 合わせて、板金加工市場の工作機械メーカーであるアマダ アメリカが、佐藤選手のドライブする75号車(ホンダエンジン搭載車)を支援する。佐藤選手のプライマリースポンサーをアマダ アメリカが務めるのは、2024年、2025年に続いて3度目となる。

 佐藤選手がインディ500にエントリーするのは、2017年と2020年の優勝の2回を含めてこれが17度目。2025年のインディ500で、佐藤選手は2020年以来となるフロントローのグリッドをチームにもたらすとともに、自身にとってキャリアベストとなる2番手グリッドを獲得(2020年は3番手グリッド)。レース前半の88周中、51ラップをトップで周回し、もっとも多くのリードラップを走ったドライバーとなった。しかし、この直後にピットでミスがあったため、9番手でレースを終え、優勝まであと一歩となった。なお、予選2位という結果は、全15名が出走したホンダ・ドライバーのなかでトップにあたるものだった。佐藤選手は、伝説的なレースでの3度目の栄冠を目指して、2026年の予選に挑む。

 佐藤選手は2012年、2018~2021年、そして2024~2025年をRLLとともに戦い、過去2年間はアマダのスポンサーシップを得てインディ500に参戦。NTTインディカー・シリーズでは通算6勝を挙げており、このうち4勝はRLLで勝ち取ったもので、ここには2020年のインディ500も含まれている。

佐藤琢磨選手は学生時代は自転車競技に打ち込み、20歳で鈴鹿サーキットレーシングスクールに入校。首席で卒業後に渡英し、2001年に日本人初のイギリスF3チャンピオンを獲得。マスターズF3、マカオGPも制覇。2002年から2008年までF1に参戦し、2004年アメリカGPで3位表彰台を獲得。2010年からインディカー・シリーズに挑戦し、2013年ロングビーチGPで日本人初優勝を果たす。2017年には世界三大レースの1つであるインディ500を日本人として初制覇し内閣総理大臣顕彰を受けた。2020年にインディ500で2度目の優勝を獲得した。現在は3度目の優勝を目指してインディ500に絞って参戦している。Honda Racing School Suzukaのプリンシパルとして若手育成に携わるほか、Honda Racing Corporationのエグゼクティブ・アドバイザーとしてドライバー育成やレースサポートにも関わる。「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」など子供たちの夢を応援する活動にも積極的に取り組んでいる

佐藤琢磨選手(№75 アマダ・ホンダ)のコメント

 2025年インディ500のチェッカードフラッグが振り下ろされた瞬間から、第110回レースに向けた準備は始まりました。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとともに、この「やり残した仕事」に再び挑めることを心から楽しみにしています。ボビー、マイク、デイビッド、そしてRLLの全員が寄せてくれる信頼とサポートに対して心からお礼を申し上げます。今年も、引き続きプライマリースポンサーを務めてくださるアマダをはじめ、パナソニック オートモーティブシステムズ、Niterra 日本特殊陶業、デロイト トーマツ、ナック、ホンダ、HRC、そしてこの挑戦を支えてくださるすべてのスポンサーの皆さまに深く感謝しています。昨年、私たちのチームは圧倒的なスピードとポテンシャルを示すことができました。今年はさらに集中力を高め、より入念な準備と決意を持ってレースに挑みます。インディ500はいつでも特別な一戦ですが、今年は一段と特別な思いを抱いています。1日も早くチームのみんなと再会し、顔なじみのメンバーとともに、5月に向けた準備を勢いづけたいと思っています。

マイク・ギャラン氏(アマダ・アメリカ CEO)のコメント

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングや佐藤琢磨とともに第110回インディアナポリス500マイルレースに再び挑めることを大変嬉しく思います。このパートナーシップは、たゆまぬ挑戦と革新を通じて最高のパフォーマンスを発揮するという、私たちに共通の理念を体現するものです。こうした想いを示す場として、モータースポーツ最大の舞台であるインディアナポリス500ほどふさわしい場所はありません。

ボビー・レイホール氏(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナー)のコメント

 今年のインディ500で再び琢磨がチームに戻ってきてくれることを心から嬉しく思っています。彼ほどインディを知り尽くしているドライバーはなかなかいません。彼は、昨年の予選で目を見張るような活躍を示しましたが、レース中に起きたことは残念でなりません。なぜなら、彼は圧倒的な速さを誇っていたからです。琢磨は永遠の“ヤングガイ”であり、チームに計り知れないほど多くのポジティブなエネルギーをもたらし、メンバー全員がその恩恵を得ています。私たちは長年にわたり素晴らしい関係を築いてきましたし、今回インディ500のために再び戻ってきてくれること、そしてそれが私たちのチームであることをとても嬉しく思っています。このエントリーでアマダがプライマリースポンサーを務めてくださることにも感謝しています。私たちにとってアマダは、インディ500に限らずチーム全体にとって素晴らしいパートナーであり、彼らの設備は、日々の運営で大きな役割を果たしています。私たちはこのパートナーシップの価値は極めて大きいと捉えています。

マイク・ラニガン氏(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナー)のコメント

 琢磨はインディアナポリス・モーター・スピードウェイでいつも速く、この大舞台で挙げた2勝は彼の並外れた才能を物語るものです。彼とともに成し遂げられる成績については自信があり、インディ500で3勝目を目指す彼をサポートできることを嬉しく思っています。また、この世界最大のレースを戦う琢磨のプライマリースポンサーとしてアマダをお迎えすることにも深い喜びを感じています。