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トヨタやホンダ、パナソニックが出展する「第32回ITS世界会議2026江陵」開幕 “Beyond Mobility,Connected World”がテーマ

韓国で開催されている「第32回ITS世界会議2026江陵」では、数多くの自動運転実験車が会場まわりを走っている

 10月19日~23日の5日間にわたって韓国 Gangneung Olympic Parkで「第32回ITS世界会議2026江陵」が開催されている。ITS世界会議は、ITS(Intelligent Transport Systems、高度道路交通システム)への取り組みなど、最新の開発状況や社会への実装の取り組みを知ることのできるイベント。欧州、アジア太平洋、米州の3地域持ち回りで開催されており、約70か国、8000人から1万人が参加するものとなっている。

 2025年は米国のアトランタで開催されたが、2026年は韓国の江陵(Gangneung、カンヌン)で開催。ちなみに2027年は英国のバーミンガムでの開催が予定されている。

カンヌンオリンピックパーク内の施設を複数箇所使って開催されているITS世界会議2026

 ITSは、最先端の情報通信技術などを用いて、人と道路と車両とを一体のシステムとして構築することで、安全・環境・利便の面から交通社会を改善するシステムとされており、1994年1月にVERTIS(Vehicle、Road and traffic intelligence Society、道路・交通・車両インテリジェント化推進協議会)が任意団体として設立され、豊田章一郎氏が初代会長として就任。2001年に現在の「ITS Japan」へと名称を変更したが、交通事故ゼロ社会を実現するために高度道路交通システムとしてカーナビ、VICS、ETC、HELPNETなどの開発・普及を推し進めてきた、

 近年はE2E(エンドトゥエンド)の自動運転車が世界的に注目されているが、それら自動運転車を支える基盤としてのITSへの注目も高まっている。

 日本ではE2Eの機能を搭載するレベル2++自動運転車の社会普及を目指すため、自工会(日本自動車工業会)内に自動運転プロジェクトチームを設置。自動運転プロジェクトチームの委員長 松山洋司氏、同 委員長 山本圭司氏、同 委員長 赤石永一氏、同 副委員長 皿田明弘氏が就任することが9月に発表され、ITS Japanの会長でもある山本圭司氏が加わって、自工会とITS Japanが一体となって自動運転の社会実装を行なっていくことが明らかにされたばかりである。

 このITS世界会議2026江陵は、“Beyond Mobility,Connected World”をテーマに開催。日本の自動車メーカーは、トヨタ、ホンダが出展し、自動運転やADAS関連に加え、各社の取り組む安全技術を紹介していた。

 ITS Japanのエリアには、2027年4月1日からモビテラに社名変更を行なうパナソニック オートモーティブシステムズやNECなどのサプライヤー、内閣府や国交省、経産省などの政府関連もあり、それぞれ技術展示や課題を展示。トヨタグループの大手サプライヤーとなるアイシンやデンソーは個別にブースを構え、交通事故ゼロ社会実現に向けての展示を行なっていた。

イベントのオープニングセッションは太鼓とプロジェクションのパフォーマンスから
初日は自治体の責任者らによる視察も実施
LIDARなど各種センサーを搭載する自動運転実験車
各種の自動運転実験車が用意されている
予約をすれば、これら自動運転実験車に乗ることも可能だ