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JX日鉱日石エネルギー、FCV向け水素事業運営会社「ENEOS水素サプライ&サービス」設立

固定式/移動式ステーションの運営、水素の製造出荷設備の運営、水素配送などの業務を実施

水素事業を運営する新会社「ENEOS水素サプライ&サービス」を設立(写真は愛知県名古屋市にある日本で初めてガソリンスタンド敷地内に作られた水素ステーション「神の倉水素ステーション」)
2014年10月1日設立

 JX日鉱日石エネルギーは、2014年度に販売が始まる燃料電池車(FCV)に向けた水素供給体制構築の一環として、10月1日に「ENEOS水素サプライ&サービス」を設立すると発表した。

 同社はENEOSサービスステーション(SS)と一体型の水素ステーションを中心に、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」に採択された水素ステーションの整備を進めている。

 一方、FCVの普及初期における効率的な水素供給、空地の少ない都心部における水素供給を行う手段の1つとして、水素供給を単独で行う固定式ステーションと、水素の需要場所に移動可能なステーションを柔軟に展開する必要があることから新会社を設立するに至った。

 ENEOS水素サプライ&サービスでは、固定式ステーションと移動式ステーションの運営、水素の製造出荷設備の運営、水素配送等の関連業務を担い、SS一体型の水素ステーションの運営については現行のSS運営者が実施するとしている。

(編集部:小林 隆)