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ボルボ、「D4」「T5」エンジンを約10PS性能向上させる「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」

作業工賃込みで18万8000円。アクセルレスポンスや変速スピードなどもアップ

2015年9月17日発売

18万8000円(作業工賃込み)

 ボルボ・カー・ジャパンは9月17日、同社モデルに搭載する直列4気筒2.0リッター直噴ターボディーゼルエンジン「D4」、直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボガソリンエンジン「T5」に対応する専用エンジン・マネジメント・プログラム「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」を発売した。価格は作業工賃込みで18万8000円。

 専用ソフトウエアの導入によって実現されるポールスター・パフォーマンス・パッケージでは、D4エンジンは純正状態の最高出力140kW(190PS)/4250rpm、最大トルク400Nm/1750-2500rpmというスペックから、10PS/40Nmアップとなる最高出力147kW(200PS)/4000rpm、最大トルク440Nm/1750-2250rpm、T5エンジンは純正状態の最高出力180kW(245PS)/5500rpm、最大トルク350Nm/1500-4800rpmというスペックから、8PS/50Nmアップとなる最高出力186kW(253PS)/5500rpm、最大トルク400Nm/2000-3500rpmにエンジン性能が向上。また、パワーアップを図りつつも燃費性能やCO2排出量などは純正状態のレベルをキープする。

D4 標準仕様D4 ポールスター・パフォーマンス・パッケージ導入後(目安)
最大出力140kW(190PS)/4,250rpm147kW(200PS)/4,000rpm
最大トルク400Nm/1,750-2,500rpm440Nm/1,750-2,250rpm
T5 標準仕様T5 ポールスター・パフォーマンス・パッケージ導入後(目安)
最大出力180kW(245PS)/5,500rpm186kW(253PS)/5,500rpm
最大トルク350Nm/1,500-4,800rpm400Nm/2,000-3,500rpm

 これに加え、アクセル操作に対するレスポンスの改善を実施。追い越し加速やコーナー脱出時の再加速といったシーンでドライバーのアクセルにすばやく反応するようチューニング。それぞれのエンジンと組み合わせる電子制御8速ATの変速制御などにも変更を行い、変速スピードを高めたことによる迅速なシフトダウン、変速精度の向上、不要なギヤシフトを防ぐホールド機能などが与えられ、短いブレーキング後にコーナーリングするときのオフスロットルレスポンスもスポーツドライビングに最適化しているという。

 専用ソフトウエアによるこれらの変更のほか、パッケージには車両に設置される「POLESTAR リアエンブレム」や、「オーナーズブック(英語版)」「POLESTAR ソフトウェア搭載認定証」が付属。メーカー保証が継続されることも大きな特徴となっている。

(編集部:佐久間 秀)