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ルノー、フランス大使館で10台限定車「ルーテシア ポアレ」発売会

情熱的な赤いボディーカラー、ハートの白蝶貝の装飾などを採用。ポアレ腕時計のプレゼントも

2015年11月27日発売

254万8000円

フランス大使館で行われた発表会に出席したポアレ 代表取締役社長のマニュエル・マレン氏(右)、ルノー・ジャポン 代表取締役社長の大極司氏(左)
美しい庭園が広がるフランス大使館内

 ルノー・ジャポンは11月27日、フランスの時計宝飾ブランド「Poiray(ポアレ)」とコラボレーションした限定10台の「ルーテシア ポアレ」を発売した。価格はベースとなる「ルーテシア インテンス」から10万円高の254万8000円。同日、フランス大使館で発表会を開催した。

 ルノーは2013年に新デザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」を発表。「サイクル・オブ・ライフ」は、ルノーが企業理念に掲げる「ヒューマン セントリック(人を中心にしたクルマづくり)」を軸に、人と人が出会い恋に落ち(LOVE)、出会った2人は世界中を旅し(EXPLORE)、家族を持ち(FAMILY)、働いて充足し(WORK)、余暇を楽しみ(PLAY)、そして賢さを得る(WISDOM)という6つのライフステージに分けてそれぞれのステージに合ったコンセプトモデルを提案。そのコンセプトモデルを元に、市販車の製作に着手している。

 現行ルーテシアは同戦略に基づき発表された第1弾モデルで、「LOVE」をテーマに掲げている。そのルーテシアから、2015年に生誕40周年を迎えた「ポアレ」とコラボレーションした限定車が登場。今回の限定車では、ボディーカラーに情熱的な赤色となる「ルージュ フラム メタリック」を採用するとともに、内装ではハートをモチーフに白蝶貝の装飾をあしらった専用ナビゲーションパネル、ステアリング/エアコン送風口フィニッシャー/ドアトリムフィニッシャーがボディーカラーと同色になる専用インテリアが採用された。さらに「Poiray」ロゴデカールや自光式キッキングプレートなども与えられている。

 また、ルーテシア ポアレの特徴としては購入者に今回のコラボレーションを記念したポアレ腕時計「マ・プルミエ」がプレゼントされることも挙げられる。この時計は、ストラップにルーテシア ポアレのボディーカラーを想起させる赤色(コスモスルージュ)のストラップを採用するとともに、本体裏面に「RENAULT」「Poiray」のロゴを刻印した非売品となっている。

 なお、このストラップは11月28日~12月31日の期間限定で発売されることが決定しており、価格は3万240円。さらに、ポアレ販売店(ホテルニューオータニ店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、札幌三越店)で同ストラップを購入すると、全国37店舗のオリックスレンタカーで「ルーテシア クレール」「ルーテシア インテンス」のレンタカーを1日利用できる券がプレゼントされる特典も用意されている(有効期限は2016年1月31日返却分まで)。

ルーテシア インテンスをベースに特別装備が与えられた限定車「ルーテシア ポアレ」。ボディーサイズは4095×1750×1445mm、ホイールベース2600mm。ステアリング位置は右となる。最高出力は88kW(120PS)/4900rpm、最大トルク190Nm(19.4kgm)/2000rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.2リッター直噴ターボ「H5F」エンジンに6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、前輪を駆動する
足まわりは17インチアルミホイール(7.0J×17)にミシュラン「プライマシー 3」(205/45 R17)の組み合わせ
ピラー部に与えられる「Poiray」ロゴデカール
インテリアでは、ステアリング/エアコン送風口フィニッシャー/ドアトリムフィニッシャーがボディーカラーと同色となる専用インテリアを採用。ハートをモチーフに白蝶貝の装飾をあしらった専用ナビゲーションパネルも特徴的
「ルーテシア ポアレ」を購入するとプレゼントされるコラボレーションを記念したポアレ腕時計「マ・プルミエ」
発表会会場にはポアレの時計が展示されていた
ポアレ 代表取締役社長 マニュエル・マレン氏

 発表会では、ポアレ 代表取締役社長のマニュエル・マレン氏、ルノー・ジャポン 代表取締役社長の大極司氏がそれぞれ挨拶を行った。

 マレン氏はポアレブランドの概要を紹介するとともに、ルノーとポアレのコラボレーションについて「お互いの価値観・DNAを共有しており、フランス的なデザインや最高品質への追求などで共通点があったことからコラボレーションするに至った。このように外部の企業とコラボレーションするのは初めてで、今後もルノーとはほかのプロジェクトでも一緒にやっていきたいと考えている」とコメントするとともに、「日本は世界を見渡しても成熟した高級品市場であり、日本で成功するということは世界で成功することを意味する」とし、2016年は日本市場に今まで以上に注力していくと語った。

ルノー・ジャポン 代表取締役社長 大極司氏

 また、大極氏は「ルノー・ジャポンはただクルマを売るだけではなく、フランスの文化を日本の皆様に紹介していきたいと思っている。また、日本のお客様の“パッション”をサポートしていくブランドになりたい。そういうモットーを持ってさまざまな活動を続けている。今回のコラボレーションもそうした活動の一環で、テーマは“LOVE”。色遣い、デザインなどすべてが“LOVE”を表現している。愛の国『フランス』からきた2つのブランドが日本の皆様の“LOVE”を演出したいと考えている」とコメントしている。

(編集部:小林 隆)