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横浜ゴム、北海道旭川市の冬用タイヤテストコース「北海道タイヤテストセンター」が完成

敷地面積は従来のテストコースの約4倍、東京ドームの19倍強に当たる90万6462m2

2016年1月20日開催

「北海道タイヤテストセンター」の総合圧雪路
開所式に参加してテープカットする横浜ゴム社長の野地彦旬氏(右から2人目)と、旭川市長の西川将人氏(同3人目)

 横浜ゴムは1月20日、北海道旭川市に完成した冬用タイヤテストコース「北海道タイヤテストセンター(Tire Test Center of Hokkaido=TTCH)」で開所式を開催した。

 同社は北海道上川郡鷹栖町にテストコース「T*MARY(ティーマリー)」を保有していたが、タイヤ事業の規模が拡大するとともに、より高水準のタイヤ評価を行うため、T*MARYよりも大規模な冬用タイヤテストコースの建設を進めてきた。今回の北海道タイヤテストセンターは2015年12月に開業しており、敷地面積はT*MARYの約4倍、東京ドームの19倍強に当たる90万6462m2を誇る。

 テストコース内には直線が約1kmにおよぶ圧雪路のほか、氷盤路、登坂路、雪上/氷上旋回路、ハンドリング路が備わる。乗用車で100km/h以上のテスト走行ができるほか、トラックやバスについても登坂などさまざまな路面状況で制動・発進・加速テストができるという。

 今後は毎年、氷点下の気温が安定的に続く12月末から翌年2月末までの厳冬期に冬用タイヤのテストを行ない、春から秋にかけては夏用タイヤのテストにも活用する計画としている。

(編集部:小林 隆)