ボルボ、“60シリーズ”に直噴ターボ＋スーパーチャージャーの「T6」エンジン追加

「S60」

　ボルボ・カー・ジャパンは2月1日、同社の“60シリーズ”と呼ばれる「S60」「V60」「XC60」の3モデルで一部改良を実施。新型パワートレーンの「T6」を3モデルに、同「T3」を「S60」「V60」に追加設定した。価格はS60が434万円～614万円、V60が454万円～634万円、XC60が539万円～719万円。

「XC60」

　新たにラインアップに追加された「T6」パワートレーンは、ボルボが2014年から続けているパワートレーン戦略「Drive-E」で開発された直列4気筒2.0リッターエンジンをベースに、過給器として直噴ターボとスーパーチャージャーをセット。これにより、最高出力225kW（306PS）、最大トルク400Nm（40.8kgm）を発生。同じく直列4気筒2.0リッターエンジンに直噴ターボをセットする「T5」パワートレーンの最高出力180kW（245PS）、最大トルク350Nm（35.7kgm）からパワーアップを果たしている。

　また、電子制御式8速ATのトランスミッションを介して4輪を駆動するAWDシステムが採用され、S60とV60では、Drive-Eに移行後初の4WDモデルとなっている。「エンジン・Start/Stop機能」を備え、JC08モード燃費はS60が13.6km/L、V60が12.8km/L、XC60が12.3km/Lを実現。各車エコカー減税で自動車取得税が40％、自動車重量税が25％軽減される。

　このほかに装備面では、T6モデルは自動防眩機能付ドアミラー、プレミアムサウンド・オーディオシステム/マルチメディアを標準装備。S60とV60では速度感応式電動パワーステアリング（チルト/テレスコピック機構、3段階レベル調整機能付）、パーク・アシスト・パイロット（パーク・アシスト・フロント含む）を採用。XC60ではヒル・ディセント・コントロール、電動油圧パワーステアリング（チルト/テレスコピック機構付）を採用している。

「V60」

　S60とV60に新規設定された「T3」パワートレーンは、2015年7月に発売された「V40」「V40 クロスカントリー」のT3モデルと同じく直列4気筒1.5リッター直噴ターボで最高出力112kW（152PS）、最大トルク250Nm（25.5kgm）を発生。こちらでも「エンジン・Start/Stop機能」を採用して、JC08モード燃費は両モデルとも16.5km/Lを達成。エコカー減税で自動車取得税が60％、自動車重量税が50％軽減される。