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写真で見る ボルボ新型バッテリEV「EX30」

2023年8月24日 発表

559万円

ボルボの新型BEVモデル「EX30」

 ボルボ・カー・ジャパンは8月24日、コンパクトSUVの新型BEV(バッテリ電気自動車)モデル「EX30」を発表した。

 わずか2か月前の6月にイタリアのミラノでワールドプレミアされたばかりのEX30だが、4235×1835×1550mm(全長×全幅×全高)と、日本の機械式立体駐車場のサイズ制限に収まるコンパクトなボディサイズが特徴なこともあり、日本マーケットにジャストフィットする主力商品として早期導入される。

 EX30はBEV(バッテリ電気自動車)専用プラットフォームを採用し、ロングホイールベースを生かした室内空間や高い利便性、トールハンマーヘッドライトなどボルボらしさを継承しつつも、新たなバランスと洗練されたデザインを採用。

 内外装ともにシンメトリーとすることで、部品の共通化を図ったほか、内装にはリサイクルポリエステルを編み込んだ3Dニット、住宅の窓枠やジーンズの生産で廃棄される単繊維などリサイクル素材を使用。ボディカラーはクラウドブルー、モスイエロー、オニキスブラック、クリスタルホワイト、ヴェイパーグレーの全5色を設定。

 搭載バッテリは、市街地での移動が多く、充電間の移動距離が短いユーザー向けにリン酸鉄リチウムの化学反応を使用したコストパフォーマンスの高いLFPバッテリと、リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトを使用し、LFPバッテリよりも効率的にエネルギーを生成でき、最大限の航続距離を求めるユーザー向けのNMCバッテリの2種類を設定。

 今回日本への導入が発表された「Ultra Single Motor Extended Range」は、NMCバッテリを搭載したシングルモーター仕様で後輪駆動。最高出力は272PS/6500-8000rpm、最大トルクは343Nm/0-4500rpmを発生。航続走行距離は欧州参考値で480kmを誇る。

 さらに、自転車やキックボードがクルマの横に接近しているときにドアを開けようとすると、音と視覚で警告する「ドアオープニングアラーム」や、赤外線センサーがドライバーの目の動きや顔の動きを検知し、ステアリングを握っている力加減も検知することで眠気や不注意を警告する「ドライバー・アラート・システム」など、ボルボ最大の特徴でもある最新安全装備も充実。

 価格は559万円で、国や自治体の補助金を利用すれば400万円台になる地域もあるほか、限定300台だが、頭金なし・事前告知で解約可能&違約金なし・任意保険込みで、月額9万5000円で乗れるサブスクリプションサービスも用意している。

ボディサイズは4235×1835×1550mm(全長×全幅×全高)
ホイールベースは2650mm。前後のオーバーハングが同じくらいのデザインを採用
グリルレスだがトールハンマーヘッドライトにより、ひと目でボルボだと分かる
テールゲートのエンブレムは「VOLVO」のみ
ボルボEX30。展示車両のボディカラーはクラウドブルー
グリル部分のロゴにはカメラを内蔵
ブランドアイデンティティである「C型グラフィック」と「縦型ランプ」のコンビネーションを継承
フレームレスサイドミラーを採用。雨水などは隙間に逃がす設計となっている
展示車はオプション設定となるダイヤモンドカット/ブラックの5スポーク・エアロアルミホイール(8.0J×20インチ)を装着
タイヤはグッドイヤーのエフィシェントグリップで、サイズは前後とも245/40R20(標準装着タイヤは245/45R19)
ヘッドライト:消灯
ヘッドライト:ポジション
ヘッドライト:ロービーム
ヘッドライト:ハイビーム
ヘッドライト:ウインカー作動時。流れるシーケンシャルタイプではない
テールランプ:ポジション
テールランプ:ウインカー作動時
リアフォグも完備
インテリア
運転席
ステアリングはヒーター内蔵。コラムの上にあるのはドライバーの状態検知に使用する赤外線センサー
アンビエントライトを搭載(5テーマあり)
前席はシートヒーター内蔵
後席は6:4分割可倒式
パノラマ・ガラス・ルーフは標準装備
12.3インチの縦置きセンターディスプレイでは、上部にスピードや警告、中央部にナビゲーション、下部にオーディオやアプリ、車両システムなどを配置
クルマのほとんどの操作はディスプレイで行なえる
ミラーの角度調整はディスプレイとステアリングのボタンで操作
ハザードボタンはディスプレイ右下にあるが物理ボタンも天井に配置
前席のウィンドウスイッチと施錠開錠スイッチはセンターコンソールに配備
後席のウィンドウスイッチとUSBポートもセンターコンソールに集約
ドリンクホルダー×2として利用
半分だけドリンクホルダーにして残りを小物入れとして利用
丸ごと小物入れとしても利用できる
半分だけ出して使うことも可能
センターコンソールの前方にはワイヤレス充電を備える
二重底になっていて、下段にはUSBポートを2つ完備
センターコンソールの後ろ側には収納トレーを内蔵
収納トレーは脱着式で丸ごと洗うことも可能。側面にはスカンジナビアを感じさせるヘラジカのイラストが入る
前席背面にあるポケットにはスマホ用の小さなポケットも完備
フロントドアはスピーカーを廃止したことで収納部分を最大化
リアドアは音のバランスを考慮してスピーカーを内蔵している
オーディオはharman/kardon(ハーマンカードン)製の1040Wプレミアムサウンド・オーディオシステムを採用。ダッシュボードのサウンドバー(5スピーカー)を含め計9個のスピーカーを搭載する
ボンネット内部
ボンネット内部に充電コードをしまうスペースを用意
フタにはスカンジナビアを感じさせるイラストが入る
ラゲッジスペース。パワーテールゲートも標準装備
テールゲートには荷物を積むときの目安になるようにと寸法が記されている