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写真で見る ホンダ新型コンパクトSUV「WR-V」

2023年11月16日 公開

エントリークラスSUVとして登場するホンダの新型「WR-V」

 本田技研工業の「WR-V」はコンパクトサイズの新型SUVモデル。同社のSUVラインアップとしては「VEZEL(ヴェゼル)」「ZR-V(ゼットアールブイ)」に続く3モデル目となる。車名は「Winsome(楽しさ、快活さ) Runabout Vehicle」を組み合わせたもの。なお、今回紹介するのはコンセプトモデルとなり、パワートレーンを含めスペックの公開は限定されたもので、正式発売は2024年春が予定されている。

 WR-Vのグランドコンセプトは「VERSATILE FREESTYLER」とし、“既成概念や固定概念にとらわれず、より自由な発想で自分らしい生き方を表現する人々に寄り添うクルマ”を目指して開発。

 基本となるパッケージングは「ダイナミックで力強いエクステリア」と「カテゴリートップクラスのインテリア空間」の両立を追求。加えて、SUVとして重要な「大径タイヤ」「高い最低地上高」「視界のよさ」を兼ね備えていることがポイント(担当者談)だという。

 そこから導き出されたボディサイズは4325×1790×1650mm(全長×全幅×全高)で、215/55R17タイヤ(上級グレード)の採用を含めて195mm最低地上高を確保することで、未舗装路や段差でもストレスフリーの走行性を実現。

 同時に高いアイポイントによりドライバーの視界を確保しつつも、乗用車と大きく変わらない乗降性の実現に注力したという。全長約4.3mのコンパクトなボディながら2650mmのホイールベースにより、ゆとりある後席居住空間や485Lの広大な荷室空間が確保されている。

 ボディサイズだけでいえばヴェゼルの4330×1790×1580mm(全長×全幅×全高)とほぼ同じようなサイズ感ながら、クーペライクなデザインで全高を抑えたヴェゼルに対し十分な全高に設定することで、ゆとりのある頭上空間も手に入れている。

 パワートレーンは1.5リッターガソリンエンジンを搭載し、ハイブリッドシステムは未設定。駆動方式はFF(2WD)のみとアナウンスされている。

 グレードは3タイプでベーシックな「X」、そして上級モデルの「Z」「Z+」を設定。Xは16インチタイヤ&スチールホイール、Z系は17インチタイヤ&アルミホイール。Z+にはルーフレールガーニッシュが標準となるほか、シルバー系の加飾が加えられる。ボディカラーは日本初採用となる「イルミナスレッド・メタリック」のほか「プラチナホワイトパール」「クリスタルブラック・パール」「ゴールドブラウン・メタリック」「メテオロイドグレー・メタリック」の計5色。価格は250万円以下と予告している。

Zグレード

撮影車両はZグレード。ボディカラーはメテオロイドグレー・メタリック
Honda SENSINGを採用
ターンランプ内蔵のサイドミラー
助手席側のサイドミラーには下部確認用のサブミラーが付く
車名バッヂはシルバー
消灯
ポジション
ロービーム
ハイビーム
ウインカー作動
消灯
ポジション
ブレーキ作動
ウィンカー作動
バックランプ点灯
Z系グレードには17インチアルミホイールが標準。タイヤはブリヂストン「トランザ T005A」の215/55R17を履く。Xグレードはフルホイールキャップで16インチタイヤとなる
インテリアはブラックを基調としたもの。Xグレードも素材や加飾が異なるものの基本的には同一
Z系グレードには本革巻ステアリングが標準。パドルシフトも備わる
プッシュスタートシステムを採用
Z系グレードはセレクトレバーも本革巻タイプ
ペダルまわり
7インチTFTを採用したメーターパネル。タコメーター内側の表示を切り替えることが可能
AV系はオプション。撮影車両は8インチHonda CONNECTナビを装着
エアコン
DC12VソケットとUSB端子を用意
ステアリングコラム右側のスイッチパネル。ヘッドライトレベライザーは手動式
グローブボックス
サイドブレーキとセンターコンソールボックス
ボックス内部は収納スペース
サンバイザー裏にはバニティミラーを装備
ルーフ部にはマップランプと緊急通報スイッチ
Z系グレードのシートはプライムスムースとファブリックのコンビネーション表皮を採用。Xグレードはファブリックになる
Z系グレードはドアライニングにもプライムスムースを採用。下部のポケットには1Lのペットボトルを収納可
アームレスト部にはドアミラーとパワーウィンドウのスイッチ
リアシート
中央には収納式のアームレスト
こちらも下部のポケットに1Lのペットボトルが収納できる
ラゲッジスペース。フル乗車時でもスーツケース4個(25インチ×2、21インチ×2)、ゴルフバッグなら9.5インチサイズを2個積載可能。写真では外してあるがいわゆるトノカバー(ハードタイプ)も装備
フロア下はパンク修理キットなどのツールなどが収まる床下収納

Z+グレード

 最上級仕様となるZ+グレード。現状分かっている範囲では機能面やインテリア面でZグレードとの差はなく、ルーフレールガーニッシュやシルバー加飾など外観の違いのみとなっている。

撮影車両のボディカラーはイルミナスレッド・メタリック。ドア下部がシャープシルバー塗装となるのが外見上での大きな違い
フロントグリルがベルリナブラック塗装になる
ルーフレールガーニッシュを装備するほかシルバーのドアモールディング、クロームメッキのアウタードアハンドルなどを装着
タイヤ&ホイールはZグレードと同じ