DIYでクルマいじり

NAOさんのDIYでクルマいじり

第23回:ブリザック史上最高性能。「BLIZZAK(ブリザック)VRX」を重量級ミニバンで試す(前編)

待ちに待ったウインタードライブシーズン到来!アクティブ発泡ゴムで究極進化した「BLIZZAK VRX」で楽しむぞ~!

新年あけましておめでとうございます!!

 スタッドレスタイヤの記事はシーズン直前に掲載される場合が多いのだが、あえてこの記事を年明けに掲載してもらったのには訳がある。そう、2014年は多忙を極めた上に体調も崩し、原稿執筆と写真編集が遅れに遅れまくって……ではなくて(笑)、筆者に素晴らしい感動を与えてくれた「BLIZZAK(ブリザック) REVO GZ」を徹底的に楽しんだ上で、“ブリザック史上ダントツ性能”と豪語する「ブリザック VRX」を走り込んで評価したかったためだ。足かけ2年に渡りジックリ体験したアリノママを楽しんでいただければ幸いだ。今年もよろしくお願いします!

年賀状代わりにブリザック VRXを装着した筆者のワクワク感を動画にしてみた(笑) ※映像はイメージです。撮影は各種法規に則り安全に十分配慮して行っています

「頂点」と名付けられた究極進化モデル VRX

 これまで履いていたREVO GZがあまりにも素晴らしく、正直ここだけの話、筆者は後継モデルが出たとしても「これ以上の性能とバランスは無理なのでは」とすら思ったほど。

 製品発表会の記事によれば、「VRX」はVERTEX(最高点・頂点)という意味が込められており、スタッドレスタイヤの最高峰を意味するそうだ。“ブリザードでもザクザク効く”から名付けられたブリザックの登場から25年。シリーズ名も変更し「頂点=VRX」として登場させてくるぐらいだから、メーカー側も相当な覚悟と自信を持っているのだろう。

 筆者は初めて履いたスタッドレスタイヤである「ブリザック MZ-01」以来、1度の例外を除いてブリザックを代々履き続けてきた。初期のブリザックはコンパウンドがとても柔らかく、雪道でも凍結路でも安心して走れる強力なグリップを提供してくれる一方で、ドライ路面での摩耗もそれなりに多かった。それが「ブリザック REVO GZ」ではドライ性能も燃費性能も操縦安定性も劇的に向上。その様子は関連記事を読んでいただければ幸いだ。

 今回もタイヤ装着は「タイヤ館 パドック246」さんにお願いした。期待と興奮で顔はニヤニヤ鼻はフガフガしている筆者も特別にピットに入れてもらい、作業の様子を見学させて頂く。作業工程としては前回同様なので割愛するが、安全確実テキパキ作業は何度見ても気持ちがよいものだ。

●【特別企画】“Wで止まる”スタッドレス「BLIZZAK(ブリザック)」をミニバンで試す(前編)
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20121212_578114.html
●【特別企画】“Wで止まる”スタッドレス「BLIZZAK(ブリザック)」をミニバンで試す(前編)(後編)
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20121221_579572.html

●ブリヂストン、新スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX(ブリザック ヴイアールエックス)」発表会
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130719_608274.html

タイヤ館 パドック246で、ブリザック VRXを装着。ブリヂストンの考える“頂点”とはどんなものだろう
首都高速 用賀出入口からほど近い場所にある「タイヤ館 パドック246」。輸入車が多い土地柄でもあり、「愛車」への“こだわり”と“いたわり”をよく理解してくれるお店だ
スタッドレスタイヤのイチオシは、もちろんBLIZZAK VRX。ブリザック誕生から25周年と聞いて、自らのスタッドレス人生を思い出して目頭が(略
いつ来ても綺麗で整然としたピットスペース。このリフト、いつかは自宅に……
すべての動作に無駄がなく、かつ的確。空気充填時はタイヤセーフティケージに入れるなど、どこでも当たり前な「はず」の安全手順をキッチリ行っているのも大変好印象
今回も「B-SYSTEMセンタリングマシン」で振動を与えつつ、完璧センターフィットで取り付け。トルクレンチのカチッという音が心地よい

まずは軽く試運転。これって……今度こそ夏タイヤでしょ??(2回目)

 VRX取り付け後はドライ路面の性能を体感するべく、そのままドライブへ出発。気の向くまま思うまま、横須賀方面へと走ってみた。

 REVO GZを初めて装着した際、「夏用タイヤとそんなに変わらない自然さで乗れると思いますよ」とパドック246のスタッフさんから言われ、事実走り出した第一印象は「えっ!?これ、夏タイヤ……?(こんなにシッカリしていたら、逆に雪道ではダメなんじゃないだろうか)」だった。その杞憂はよい意味で大幅に裏切られ、ドライでもウェットでもスノーでもアイスでも筆者の期待以上の性能を発揮してくれたことは是非前回記事を読んでいただきたい。

 さて、VRXを初装着しての第一印象は……。うん。(笑)。。。いや、なんだこれは、よすぎるでしょ(笑)。

 REVO GZはドライ舗装路を「夏タイヤと“そんなに変わらない自然さ”で」走ることができた。ところがVRXは「ふつーに乗っていたら“夏タイヤと勘違いしてしまう自然さ”」といっても過言ではない。総重量は2tを優に超え、REVO GZ以前に筆者が愛してきた柔らかいスタッドレスタイヤでは「多少フラフラするのが当たり前」と思っていた重量級ミニバンのヴェルファイアでこの体感なら、より軽いミニバンやセダンなどであれば、さらに夏タイヤに近い感覚で走れることだろう。

ブリザック VRX、まっさらの新品状態。装着初期からフルに性能を発揮するために縦方向に刻まれた細かな溝「ストレートリブレット」が見て取れる
低燃費と雪道性能を両立するという「非対称サイド形状」の外側部分。手で触った感触としては、REVO GZ同様「結構シッカリしているなぁ(硬め)」という印象
[約1万km走行後] およそ1万km走行した前輪は、片減りもなく綺麗に摩耗した約9分山状態。アクティブ発泡ゴムが頼もしい。ちなみに後輪は、まだ縦模様が残ったままだった
[約1万km走行後]重量級FFミニバンの前輪に履かせたスタッドレスタイヤには相当なストレスが掛かる訳だが、ブロックパターンの一部が飛ぶようなこともなく極めて綺麗
やっぱり海はいい、CICにいると息が詰まる。と、思わず台詞を口走ってしまう景色
ドライ高速走行もバッチリ快適不安無し。艦に続いて飛行機も見ることができた

これって「REGNO」だっけ!? 静かだ……静かすぎるぞ!!

 「高速安定性」も「直進安定性」も素晴らしいが、特筆すべきはその「静粛性」。本連載を読んでくれている読者諸氏には耳タコだろうが、筆者は車種を問わず、とにかくできるだけ静かに、快適な移動リビングを作ることに注力している。それだけにタイヤの静粛性能にも大変興味があるし、カミさんの愛車ヴィッツくんに「REGNO様」を履かせた時などは、嬉しさのあまり埼玉から青森まで一気に走ってしまったほど。

 走行ルートは首都高速3号渋谷線から横浜横須賀道路を通り、首都高速湾岸線と環状線外回りを経由。制限速度は高いところでも80km/hだが、路面は比較的荒れていて騒音も大きく、高架道路がほとんどのため継ぎ目のバンプも多い。走ったことがある方ならお分かりだろうが、首都高速は東京オリンピックの頃、川の上にムリヤリ通したルートが多く、地方出身の筆者からいわせればカーブも合流もメチャクチャ(失礼)だ。夏タイヤで走っていてもタイヤ剛性やロードノイズが気になるルートにもかかわらず、VRXは実に静かに、しなやかに、そして安定して走行できる。これは正直想像以上の進化っぷりで、どこぞの純正装着夏タイヤよりも遙かに優れたドライ性能と断言できる。

 いくら静かだ快適だと言っても筆者の感覚的な表現でしかないため、例によって騒音測定を実施。クルマはもちろん愛車ヴェルファイアで、夏タイヤはECOPIA(エコピア) PRV。前回記事(連載第22回)でタイヤハウスに若干の追加静音施工をしたものの、それが気休め程度であることは筆者も読者のみなさんもよくご存じだろうし、約1年半が経過し2万km以上走行距離が増えてクルマが劣化していることを考えれば、十分妥当な比較といえるだろう。

 それぞれ4パターンの測定を行った様子は動画を参照願いたい。数字を見ると一般道ではブリザック VRXが圧倒的に静かであり高速走行では大差なしのように見えるが、ロードノイズの「音質」にはかなりの差があった。エコピア PRVが「ガァー」だとすると、ブリザック VRXは「こぉ~」。スタッドレスタイヤのほうがコンパウンドが柔らかくパターンも細かいのでアタリが柔らかいのは当然なのだが、VRXの静かさはスタッドレスタイヤとはとても信じられないレベル。アクティブ発泡ゴムの細かな気泡もノイズ抑制に効果を発揮し、新非対称サイド形状も性能を発揮しているのだろうか。当然、ブリザック REVO GZとも比べものにならないレベル。スタッドレスタイヤは氷上性能やブレーキ性能ばかりが注目されるが、この静粛性は是非皆さんに声を大にしてお伝えしたい。正直度肝を抜かれた。

走行速度ECOPIA PRVBLIZZAK VRX
40km/h54.8dB50.6dB
60km/h62.4dB58.4dB
80km/h62.3dB63.8dB
100Km/h64.3dB63.6dB
いずれも参考値。走行中10秒の平均値。測定器はAR834を使用し、A特性音圧レベル[dBA]で測定

●装着タイヤと条件
ヴェルファイア:ブリヂストン BLIZZAK VRX 215/60 R17+ブリヂストン ECO FORME SE-12 アルミホイール/前席左右・後席エアコンOFF/カーテンオープン/サンルーフ内装閉/データ記録用のノートPC 1台稼働/HDドライブレコーダーで撮影・録音/外気温 -2℃

静音化ヴェルファイア + ブリザック VRX ちょっとゴツゴツした一般道 40km/h 50.6dB(参考値)
静音化ヴェルファイア + ブリザック VRX かなりゴツゴツした一般道 60km/h 58.4dB(参考値)
静音化ヴェルファイア + ブリザック VRX 排水性舗装の東北道 80km/h 63.8dB(参考値)
静音化ヴェルファイア + ブリザック VRX 排水性舗装の東北道 100km/h 63.6dB(参考値)

●装着タイヤと条件
ヴェルファイア:ブリヂストン ECOPIA PRV 215/60 R17+純正アルミホイール/前席左右・後席エアコンOFF/カーテンオープン/サンルーフ内装閉/データ記録用のノートPC 1台稼働/ビデオカメラで撮影・録音/外気温 16.2℃

静音化ヴェルファイア + エコピア ちょっとゴツゴツした一般道 40km/h 54.8dB(参考値)
静音化ヴェルファイア + エコピア かなりゴツゴツした一般道 60km/h 62.4dB(参考値)
静音化ヴェルファイア + エコピア 排水性舗装の東北道 80km/h 62.3dB(参考値)
静音化ヴェルファイア + エコピア 排水性舗装の東北道 100km/h 64.3dB(参考値)

※連載第22回目に記したとおり、ブリザック VRX装着時前にタイヤハウス部分に制振・吸音材が若干追加されています。「カタカタ音」はドラレコ固定金具のビビリ音です。エコピア PRVはビデオカメラの外付けマイク、ブリザック VRXはドライブレコーダ内蔵マイクで録音しているため動画の音質に差が出ていますが、騒音計の機種および測定条件は同一となります。

●NEXCO東日本 排水性舗装(9ページ)
http://www.e-nexco.co.jp/company/strategy/pdfs/privatization_document.pdf

よし、雪を求めて移動開始!

 ブリザック VRXがアノ感動したブリザック REVO GZを上回るドライ性能と、REGNO様かと思うほどの静粛性を兼ね備えていることはよーーーーく分かった。つもり。衝撃的過ぎて若干舞い上がっている心を落ち着けて、雪道を求めてドライブへ出発。平地にはまだ秋の気配が残る時期だが、まあ山に行けばなんとかなるだろう。

 ガソリン満タン、空気圧もチェックして早速首都高へ。パブロフの犬状態で川口PA(パーキングエリア)に入り、これまたおなじみのラーメンタイム(笑)。しばし雑談とドライブを楽しみつつ、上信越道自動車道の横川SA(サービスエリア)で休憩。(※今回は寄り道の都合が多く、ルートや時系列が若干おかしな点はご容赦を)おやつ代わりに釜飯をいただき、乗鞍方面へ順調に進む。

 ほぼドライ路面の高速道路を100km/hで走ってみても、「優秀な夏タイヤ」という印象は何ら変わらない。高速安定性、直進安定性、レーンチェンジ時の挙動など、どれをとっても素晴らしい。スタッドレスタイヤによくある「みょ~ん」というパターンノイズもほとんど聞こえず、とにかく静かなのだ。

 高速を降り、見慣れた県道を気持ちよくドライブし続けるのだが、除雪した雪はうずたかく積み上げられているものの路面にはまったく雪がない。毎年写真を撮っている「冬期閉鎖中」の道路案内板付近も、雪解け水が流れ出して多少凍っている部分はあるものの、ほとんどドライといってよい状態。うーん・・とはいえ山の上、休暇村付近まで行けば大丈夫でしょう……と思ったが休暇村の駐車場も完全ドライ。こりゃーまいった(笑)。夜になって気温がグングン下がりクルマの温度計は氷点下12℃を指しているが、いくら寒くても降らないものは降らない(笑)。この日は星空観察と温泉で英気を養った。

交換して間もないとはいえ、長距離ドライブ前の空気圧チェックは欠かせない。ちなみに冷間空気圧は高くても低くてもダメですぞ
首都高 川口PAに立ち寄ると、先日ドライブしてきた横須賀の観光キャンペーンをやっていた。おやつ用にカレーパンを購入
そして早速、お約束のラーメンタイム(笑)。いつものように、筆者は味噌、助手は醤油
一気に進んで、上信越自動車道の横川SA。見てのとおり結構な量の雪が降ったようなのだが、道路も通路も完全ドライ。ちょっと不安……
お約束は、マメにこなすタイプなんです(笑)。安心の美味しさ
はーい!またまたおなじみ、乗鞍高原に向かういつもの道路まで来ましたよ~。……雪がない(大汗
お気に入りの、休暇村乗鞍高原に到着。黒い地面を見て、さすがに冷や汗が出てくる筆者であった
夜になり、気温は十二分というか-12℃で骨まで寒い。が、雪は降らない
なんという美しい星空だろう。極寒かつ無風の長野の夜を堪能。……が、雪は降らない(涙

素晴らしい青空のもと、長野観光ドライブ

 天気予報を見ると、今日もまるまる快晴らしい。せっかくのお天気、ここは気持ちを切り換えて観光を楽しむことにしよう(ぉぃ(笑)

 氷点下2桁の世界、クルマのフロントガラスには綺麗な氷の結晶ができている。ちょっともったいないような気もするがスノーカッターでサクッと払い、青空の高速道路をひた走る。かなり標高が高い場所でも路面はドライ。一般道に降りたり裏路地に入ったりしてみても、長野や新潟の除雪技術は本当に素晴らしいので完全除雪状態。こういう時は、慌てず騒がず、ラーメンを食べて出直すことにしよう(笑)。

朝の気温は-10℃前後、綺麗に氷の花が咲いていた
雲一つない快晴、完璧な除雪、ドライな路面……大変ありがたいことなのだが、ちょっと残念(苦笑)
完璧に除雪した後、数日快晴が続いてすべてとけて流れて、そのまま雪が降らないとこうなる、の図。気温は低いので、水を流せば直ちに凍るレベル
除雪されていないエリアに突っ込む訳にもいかず。ちなみにパウダースノーなので雪だるま作りは難しい
夏タイヤとしても完全完璧な性能と静粛性を発揮してくれるブリザック VRX。メーカーが「頂点」と豪語するのもうなずける
一般道と高速道路の両方から利用できるハイウェイオアシス。高速からは、ちょっと歩いて利用することになる
この日も気温は低い。空気が乾燥しているので寒さはそれほど感じられないと言いたいところだが、寒いものは寒い
そしてまた、味噌ラーメン&醤油ラーメン。この時は連続ラーメンの気分だったらしい(笑)
サービスエリアのテーブルや壁にVRXの広告があった。筆者も新次元の止まり方を、早く体験したいぞ……もちろん雪道で
国宝の松本城へ。素晴らしい青空、一面の雪、素晴らしいコントラストでお城が引き立っていた

そうだ、新潟、行こう

 と、いうわけで、翌週末は新潟方面に出かけてみた。途中までの景色は先週同様だったが、赤城山を越え、水上(みなかみ)に近づくころには期待どおりの景色が広がっていた。長野と同じく新潟も完璧な除雪体制なのだが、湯沢や妙高は一旦降り始めたら雪の量が半端ではないためアッという間に積もる。

 圧雪の上に新雪が数cm積もった状態の高速道路を制限速度で流してみると、VRXのほうが直進安定性に優れているのは間違いないが、両者ともに優秀なためこの条件では正直REVO GZもVRXもグリップの差などは感じられなかった。

 サービスエリアで朝からガッツリと肉を食べてスタミナはバッチリ。豪雪で有名な妙高高原のさらに先、県道39号の終点となる関温泉を目指す。ここなら初冬のこの時期でも雪がもりもり、さまざまな路面状態が顔をのぞかせているはず。融雪剤や砂がまかれた峠道を、ぐんぐん登っていく。徐々に凍結路面や凍結路面がちょっとだけ太陽で溶けたところに新雪が積もっているような路面も現れ、いよいよVRXの実力を発揮……と思ったら、いきなり道路が水浸し!? ベチャベチャ路面をそのまま登って行くと、なんと、斜面の上からジャブジャブと温泉を流しているではないか。さすが湯量豊富な関温泉。頂上 = 行き止まり地点の周辺まで完全に融雪されていた……。

夕方出発して、深夜から早朝までのドライブを楽しむスケジュール。もちろん仮眠を取って体調バッチリ
関越自動車道の水上IC(インターチェンジ)を過ぎたあたりから、やっと見慣れた雪景色に出会うことができた。雪の感触と、VRXの手応えを全身で感じ取る
うまい!筆者はトンカツ、助手はカツ丼。今回は肉で攻めてみた
関温泉入り口。まだ冬の始まりなので、道路にはアスファルトが見えている。が、両脇に積み上げられた雪は既に1.5mを超えている
少し登ると、路面は圧雪状態に。アップダウンが続くため、道路には融雪剤や砂利が撒かれている
さすが関温泉。豊富な温泉をドバドバと道路に流してバッチリ融雪。このぐらいやらないと、交通が麻痺してしまうのだろう。
あっちをフラフラ、こっちで道草、高速道路中心の走行で燃費は約13.2km/Lだった。って、これは凄いぞ!!

肩慣らしはバッチリ、いよいよ本格雪道ドライブへ!!

 スタッドレスタイヤに注ぐ熱い想いが空回りしすぎて融雪してしまった訳だが(笑)、筆者が感動しまくった、あのブリザック REVO GZと比べても、さらに優れたドライ性能と、驚きの静粛性、そしてエコピアに追いつきそうなほどのビックリ燃費性能を叩きだしてくれたブリザック VRX。次回は新雪・ドカ雪・圧雪・凍結・シャーベット・溶けかけなど、時期と場所を変えてさまざまなコンディションで試してみた結果をお届けする予定だ。お楽しみに~!!!

重量級ミニバン FFヴェルファイアは、どこまで安全快適に銀世界を走ることができるのか。次回はこーんなところをブリザック VRXで走りまくり!? 乞うご期待

NAO

クルマいじりは電装系もエンジンも足まわりも何でもござれのNAOさん。現在の愛車はトヨタ「ヴェルファイア」。ドライブはもちろんアウトドアも大好きで、歴代愛車はどれも過走行状態に。純正のスタイルをできるだけ維持しつつ、家族がくつろげる快適さを追求するのがモットー。